中古ショップや格安SIMなどでは、中古のスマホも販売されています。
中古と言われると状態が悪かったり、性能が低くて使いづらかったり…といった印象が強い方も少なくないかもしれません。
しかし中古スマホでも、良い機種をしっかり選べば何年も快適に使えます。
この記事では、中古での購入におすすめなiPhoneやAndroidスマホ、機種選びのポイントについても解説します。
目次
AndroidスマホやiPhoneって中古店舗やWebサイトで買っても大丈夫?機種選びのポイント!
スマホの購入先といえば大手キャリアのショップや家電量販店が一般的ですが、中古ショップやフリマアプリでもスマホはたくさん販売されています。
中古スマホには、人が使った中古品や前所有者が使用していない「未使用品」といったものが存在しています。
中古スマホでも、購入して自分が契約している携帯会社のSIMカードを入れれば問題なく利用できます。
新品の購入が難しいときなどは、無理に新品を買わず中古スマホを選んでも大丈夫ですよ。
ただし中古スマホには色々な注意点があるため、闇雲にただ安い機種などを選ぶのは危険です。
快適に使うため、できるだけ高性能なハイエンドモデルを選ぶのがおすすめ!
中古スマホは基本的に発売から1年以上など日が経っていて、元から安い機種を選ぶと性能が最新のアプリなどを快適に動かせるレベルに達していないこともしばしばあります。
あくまで予備や連絡用ということであればあまり性能が高くない機種を買っても良いですが、しっかりメインスマホとして毎日・数年間活用予定の場合はできるだけ高性能な機種を選びましょう。
発売から2~3年以内くらいのいわゆるハイエンドモデルであれば、多少古い機種でもSNSやネットサーフィン、動画再生などを快適に行える可能性が高いです。
古すぎる中古スマホを買うのはおすすめできない!
中古スマホの中には、5年以上前など発売からかなり日が経ってしまっているものも多く存在します。
コレクションとして買うなら良いですが、しっかりアプリなどを活用する場合はあまり古い機種を選ぶことはおすすめできません。
古いスマホは最新のアプリが快適に動かなかったり、そもそもOSが非対応でインストールすらできなかったりすることがあります。
また4G非対応の機種だと、auスマホは携帯会社のSIMを入れても通信や通話ができません。(auの3Gは終了済み)
セキュリティ対策も古いスマホは万全でなく、ウイルスなどに感染しやすいです。
中古スマホを買う場合は、古くても3年程度前までの機種から選ぶのがおすすめです。
スマホ画面や外装の傷・汚れはしっかりチェック!販売ラインナップからできるだけきれいなものを選ぶのがおすすめ!
中古スマホは未使用品でない限り誰かが一度使ったものなので、よく見ると画面や本体の外装に傷・汚れが残ってしまっているものもあります。
ちょっとした薄い傷なら目立たないこともありますが、中には動画や画像などを閲覧している時に気になってしまうレベルの傷・汚れがあることもあります。
中古スマホを購入する際は必ず本体の状態をしっかり確認し、できるだけきれいなものを選ぶのがおすすめです。
なお状態が悪いほど基本的に価格は安くなるので、連絡用など軽い用途のための購入でまったく気にしないという方であればあえてちょっと目立つような傷があるものを選ぶのも手ではありますね。
状態のランクはお店によって多少違いがあることも|同じお店の同じランクでも差は生じる
スマホを販売している中古店舗のWebサイトではAランクやBランクなど状態に合わせてランク付けを行っていることもありますが、各店舗で状態に違いがあるケースもあります。
例えばゲオモバイルだとひび割れがあってもBランクになる場合がありますが、イオシスだとCランクです。
中古ショップを利用する際は、お店ごとのランクの特徴などをチェックするようにしましょう。
また同じお店であっても、どっちもAランクだけどこっちは薄い傷がある!など細かい差異がある場合がありますよ。
スマホに内蔵されているバッテリーの消耗が少ないものを選ぶのがおすすめ
スマホはあくまで消耗品であり、使っていくうちに状態は劣化していきます。
劣化状態の例としては画面が変色する、フレームが歪むなど色々ありますが、明らかに見た目に反映される状態変化であれば購入時のチェックで回避できますよね。
目に見えない分気をつけたいのが、バッテリーの消耗です。
スマホは1年~2年など長く使っているうちに、バッテリーが劣化していき電池持ちが悪くなります。
電池持ちが悪いと1日しっかり使えず、モバイルバッテリーを持ち歩く、こまめに充電するなどしなければいけないためちょっとストレスです。
設定アプリからバッテリーの状態をチェックできるスマホもあるので、購入前に調べてみましょう。
例えばiPhoneの場合は「バッテリー」→「バッテリーの状態」項目の「最大容量」をチェックして、90~100%といった高い数値なら電池がしっかり長持ちします。
89%未満など数値が低めだと電池持ちがイマイチになってくるので、違う機種を選ぶか購入する場合修理業者にバッテリーを交換してもらうといった対処を行いましょう。
これから使うSIMに対応するモデルを選ぶ
スマホは、基本的に販売されていた携帯会社のSIMカードに対応しています。
言い換えると、例えばドコモのスマホをauやソフトバンクの回線で使う場合は電波が完全に対応しきれておらず、場所によっては電波が悪くなったり圏外になってしまったりする機種もありますよ。
SIMフリースマホであれば、基本的にはどこのキャリアのSIMでも使えます。
これから使うSIMカードの回線に対応する機種を選ぶことも、中古スマホの購入において重要です。
なおiPhoneなら、基本的にドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルといったどこのキャリアのモデルでもSIMロックさえ解除していれば使えますよ。
中古スマホにSIMロックがかかっている場合は必要に応じて解除する
他社回線を使えないようにする制限・SIMロックがかかっているスマホを他の会社のSIMで使うには、SIMロックを解除しなければいけません。
SIMロックはMy docomoやMy au、My SoftBankといった大手キャリアの会員ページで、無料で解除できます。
端末の残債がない状態か、前所有者がクレジットカード払いをしている・または購入・他の機種のSIMロック解除から101日目以降であれば中古スマホのSIMロックを解除可能です。
中古市場にはSIMロックが最初から解除済みのスマホもたくさん出回っているので、基本的にSIMロック解除済みやSIMフリーモデルのスマホを購入するのがおすすめです。
【重要】キャリアスマホの購入は、赤ロム保証があるイオシスなど大手中古ショップの利用がおすすめ
分割代金が支払い終わっていないキャリアスマホは、前所有者が料金未払いなどのトラブルを起こすと使えなくなる可能性があります。
各キャリアの「ネットワーク利用制限」検索サイトに端末のIMEI番号を入力して、「△」になるスマホは代金完済前なので今後赤ロムになる可能性もあります。
ネットワーク利用制限検索サイトで「○」状態なら、基本的にネットワーク利用制限はかかりません。(しかし、稀に後から何らかのトラブルで×になってしまうことはあります…)
ゲオやじゃんぱら、イオシスやハピネスネットといった大手中古スマホショップでは赤ロム保証があるため、万が一購入したスマホが赤ロムになっても交換や返金で対応してくれます。
フリマアプリなどの個人売買は基本的に保証がなく、説明欄に保証の記載があったとしても個人間での取引なので本当に対応してもらえるとは限りません。
キャリアで販売されていたスマホの中古品を買う場合は、赤ロム保証があるお店を利用しましょう。
フリマアプリでの個人売買の場合細かい傷など商品説明に書かれていなかったり(わざと見落としているだけでなく単純に薄い傷などで素人判断だと見逃されていることも)するケースもあるので、合わせて要注意です。
格安SIMとセットで購入できるおすすめの中古iPhone・Androidスマホを紹介!
現在購入にもおすすめな、格安SIMでセット販売されている中古のiPhoneやAndroidスマホを紹介します。
iPhoneは未使用品や中古品が販売中、Androidは主にIIJmioでGalaxy S10を購入可能なので、機種選びの参考にしてくださいね。
なお余談ですが、今回紹介しているスマホはすべて私が実際に購入して使った経験があるものになります。
iPhone 12 miniはIIJmioで未使用品が54,799円から!
2024年3月現在、iPhone12 miniは在庫切れの状態です。入荷し次第、情報更新していきます!
また、iPhone13の取り扱いはあるため、そちらも併せてご検討ください。
iPhone 12 miniは2020年秋に発売されたiPhone 12シリーズの小型モデルで、IIJmioにおいて未使用品が他社からの乗り換えにより一括54,799円から購入できます。
iPhone 12 miniの主なスペック・価格 | |
価格(IIJmio) | 未使用品68,800円→他社からの乗り換えで54,799円 |
CPU | A14 Bionic |
メモリ | 非公表 |
ストレージ容量 | 64GB |
カメラ | アウトカメラ1,200万画素+1,200万画素/インカメラ1,200万画素 |
画面 | 5.4インチ、2,340×1,080 |
重さ | 133g |
おサイフケータイ・防水 | 対応 |
iPhone 12 miniは画面サイズが5.4インチとそこそこ大きいながらも、本体が持ちやすいコンパクトサイズとなっています。
A14 Bionicチップを搭載しているので非常に高性能、最新のゲームアプリなども高画質設定で快適に遊ぶことができますよ。
もちろんおサイフケータイ機能に対応しているので、モバイルSuicaで電車やバスに乗ったりWAONやnanacoで買い物をしたりすることもできます。
防水性能もあり、水がかかっても壊れにくい安心仕様なのも嬉しいですね。
カメラも高画質、超広角レンズ搭載なので前後左右広い空間を写真に収めることもできます。
iPhone 12 miniの弱点としては、バッテリー持ちが最大15時間のビデオ再生となっていて、12無印モデルや13 miniと比べると2時間短いことが挙げられます。
私もiPhone 12 miniを持っていましたが、確かに夜になると残量がだいぶ少なくなっていた印象です。
電池持ち重視の方は、無印モデルやApple Storeなどで購入できる13 miniを検討しましょう。
iPhone SE(第3世代)はIIJmioで未使用品が39,800円!
出典:IIJmio公式(https://www.iijmio.jp/device/iphone/iphone_se3.html)
iPhone SE(第3世代)は、2022年春に発売された小型モデルです。
iPhone SE(第3世代)の主なスペック・価格 | |
価格(IIJmio) | 未使用品49,980円→他社からの乗り換えで39,800円 |
CPU | A15 Bionic |
メモリ | 非公表 |
ストレージ容量 | 64GB |
カメラ | アウトカメラ1,200万画素/インカメラ700万画素 |
画面 | 4.7インチ、1,334×750 |
重さ | 148g |
おサイフケータイ・防水 | 対応 |
IIJmioでは、iPhone SE(第3世代)の未使用品を他社からの乗り換えによりなんと39,800円から購入可能です。
iPhone SEは4.7インチ画面で、指紋認証センサー搭載のホームボタンがまだ残っている機種です。
iPhoneを昔から使っていて、iPhone X以降のボタンがない本体に苦手意識がある方にもおすすめですよ。
もちろんおサイフケータイや防水機能はしっかり備えています。
iPhone SEの弱点はデザインがちょっと古いこと、そしてカメラはシングルレンズで超広角撮影に対応していません。
またバッテリー持ちも、12 miniと同様あまり良くない印象でした。
デザインの新しさやカメラ性能を重視する方は、先ほど紹介したiPhone 12 miniや次項で紹介するiPhone 11を検討してみてください。
Pixel 6aはIIJmioで中古モデルを購入可能!
出典:IIJmio公式(https://www.iijmio.jp/device/used/pixel_6a.html)
Androidの中古スマホはあまり格安SIMなどで取り扱われていませんが、IIJmioではGoogleのPixel 6aが販売中です。
Pixel 6aの主なスペック・価格 | |
価格(IIJmio) | 49,800円→他社からの乗り換えで39,800円 |
CPU | Google Tensor |
メモリ | 6GB |
ストレージ容量 | 128GB |
カメラ | アウトカメラ1,220万画素+1,200万画素+1,200万画素/インカメラ800万画素 |
画面 | 6.1インチ、1,080×2,400 |
重さ | 178g |
バッテリー容量 | 4,410mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応 |
Googleの人気機種Pixel 6aが39,800円で入手できます。
大きさは約71.8×152.2×8.9mmとコンパクトで手のひらに収まりやすいのが特徴。
性能的にもまったく低くなく、最新ゲームなども問題なく遊べる場合がほとんどですよ。
もちろんおサイフケータイと防水対応、カメラは超広角や望遠レンズ搭載の高性能ですし、軽くて持ちやすいのも良いですね。
指紋認証センサーはディスプレイ内部にあり、ガラスフィルムを貼ると認証しにくいデメリットがあるため、フィルム選びに気を付けてください。
その他、中古での購入におすすめなスマホ
最後に、格安SIMでは販売がないものの中古ショップで購入可能なおすすめのスマホを紹介します。
いずれも私が実際に使っていた経験がある機種なので、使用感も交えつつ解説します!
Galaxy Note10+はSペン対応大画面全部乗せスマホ!
Galaxy Note10+は2019年秋に発売されたGalaxyの高性能モデルで、2023年4月時点では傷などが少ないAランク品がイオシスにおいて57,800円などで販売されていました。
Galaxy Note10+の主なスペック・価格 | |
価格(イオシス) | ドコモモデル中古Aランク品52,800円 |
CPU | Snapdragon 855 |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 256GB |
カメラ | アウトカメラ1,200万画素+1,200万画素+1,600万画素/インカメラ1,000万画素 |
画面 | 6.8インチ、3,200×1,800 |
重さ | 197g |
バッテリー容量 | 4,300mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応 |
Galaxy Note10+はSペンを内蔵していて、ペンを使って画面操作やメモ書き、イラスト作成などを行えます。
文字だけで表現しづらい説明などもペンでスムーズに行えるので、とても便利なんです。
ペンを使わないとしても、望遠・超広角撮影対応の高性能カメラやおサイフケータイ・防水への対応、動画やゲームなどを迫力ある映像で楽しめる大画面などメリット満載となっていますよ。
大きくて重量も重いため軽量さ重視の方には不向きですが、多機能さや高性能を求める方にはまだまだおすすめできるスマホがGalaxy Note10+です。
私はここ5年で100台くらいスマホを買って使ってきていますが、Galaxy Note10+は上位ベスト3に入る満足度の機種でした。
Xperia 1IIは2020年モデル・カメラ機能も充実
Xperia 1IIは2020年発売のAndroidスマホで、イオシスでは2023年4月現在Aランク品を79,800円で販売しています。
Xperia 1IIの主なスペック・価格 | |
価格(イオシス) | ドコモモデル中古Aランク品79,800円 |
CPU | Snapdragon 865 |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB |
カメラ | アウトカメラ1,200万画素+1,200万画素+1,200万画素/インカメラ800万画素 |
画面 | 6.5インチ、3,840×1,644 |
重さ | 181g |
バッテリー容量 | 4,000mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応 |
Xperia 1IIは各種機能・性能をとことんまでに高めているスマホで、非常に縦長なデザインも特徴です。
おサイフケータイや防水にはもちろん対応、CPUも当時最高性能のSnapdragon 865なので今でも最新ゲームなどはサクサク動きます。
イヤホンジャック搭載なので、有線イヤホンを使って音ゲーなどを遅延のない高音質で楽しめるのも良いですね。
カメラは「Photography Pro」というアプリを搭載していて、一眼レフカメラのように自分で設定を細かく調整して高クオリティな写真を撮影できるのが魅力となっています。
言い換えると細かいカメラ設定が苦手な方にはちょっととっつきづらい部分もあるので、使いやすさ重視の場合はiPhoneやGalaxyがおすすめです。
まとめ
今回は、中古で販売されているおすすめのスマホや中古スマホの選び方について解説しました。
中古スマホを買う時は、本体の状態をよく確認しましょう。
キャリアスマホは前所有者のトラブルで使用不能になってしまう可能性があるので、「赤ロム保証」があるお店で購入するのがおすすめです。
IIJmioでは、iPhone 13シリーズやSE(第3世代)、Pixel 6aといった中古スマホが販売されています。
OCNモバイルONEでも、iPhone 13などの中古品を購入できますよ。
今回の解説を参考に、自分に合った中古スマホを購入してみてください。