



しかし、機種によっては快適に使えなかったり、利用にあたって「SIMロック解除」手続きが必要なことも…。この辺りのルールは結構ややこしくて、正直かなり事情に詳しくないと難しい部分があります。
とはいえ、手持ちのスマホをYモバイルで利用することをお考えの方にとっては、乗り換え前にスマホがきちんと使えることが分からないと不安ですよね。
ということで、この記事では、Yモバイルで手持ちのスマホを使う方法や注意点を解説します。
この記事さえ読めば
- Yモバイルで手持ちのiPhoneやAndroidを利用する際の注意点
- 事前に確認すべきこと
- 手順
の全てがわかる構成になっています。
最後まで読めば、Yモバイルで手持ちのスマホを使い回すにあたって知っておきたいことをすべてチェックできるので、ぜひ参考にしてくださいね!
目次
結論:Yモバイルでは手持ちのiPhoneやアンドロイドは利用可能だが注意点もあり!
結論から言うと、手持ちのスマホは基本的にiPhone・AndroidのどちらでもYモバイルで利用可能です。
Yモバイルで一切使えないのは、SIMロック解除に対応しないスマホ(主に2015年5月より前に発売された機種)のみです。



ただし、SIMロック解除が必要な場合もあり→その場合は事前に手続きしよう
Yモバイルで今まで使っていたスマホを引き続き使う場合は、基本的にSIMロック解除が必要です。
SIMロック解除とは、手持ちのスマホを購入したキャリアと異なる回線のSIMカードでも使えるようにする手続きのこと。
SIMロック解除はWebからなら無料ですが、お店や電話経由で申し込む場合は3,300円の手数料が必要です。
Y!mobileでスマホを使うためのSIMロック解除方法 | ||
方法 | 手数料 | |
ドコモ | ドコモショップ、ドコモオンライン手続き、151への電話 | 電話・ドコモショップ:3,300円/ドコモオンライン手続き:0円 |
au | auショップ、My au | auショップ:3,300円/My au:0円 |
ソフトバンク | ソフトバンクショップ、My SoftBank | ソフトバンクショップ:3,300円/My SoftBank:0円 |
まだ他の携帯会社からYモバイルへ乗り換えていないのであれば、Webから手続きができますので、先にSIMロックを解除しておきましょう。


Y!mobile公式サイト
【注意】スマホによってはYモバイルでは使いづらい場合もあり
スマホの中には、販売しているキャリアの回線に最適化された状態で販売されているものもあります。

Yモバイルで使われている周波数帯
- Band1※重要
- Band3※重要
- Band8※重要
- Band11
- Band28
- Band42

ドコモ、au、ソフトバンクはいずれも「Band1」を使っていますが、他の周波数帯は各社の機種ごとに対応状況がバラバラです。
iPhoneはSIMロックを解除すれば基本的にどこの回線でもしっかり通信・通話できますが、アンドロイドで他のキャリアの周波数帯に対応している機種はかなり稀…。


出典:ドコモ公式サイト(https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/201505.html?icid=CRP_SUP_unlock_simcard_to_CRP_SUP_unlock_simcard_201505&dynaviid=case0028.dynavi)


なお、ソフトバンクはYモバイルを展開する会社でもあるため、ソフトバンクスマホの場合はアンドロイドでも基本的に相性バッチリです。

出典:ドコモ公式サイト(https://www.nttdocomo.co.jp/support/unlock_simcard/201505.html?icid=CRP_SUP_unlock_simcard_to_CRP_SUP_unlock_simcard_201505&dynaviid=case0028.dynavi)
公式サイトより確認してみても、ほとんどすべてのソフトバンクスマホがYモバイルの周波数帯に対応していました。

【要注意】Y!mobileをiPhone専用SIMで契約すると、他のスマホで使えない
それから、YモバイルでiPhoneをセット購入すると、iPhone専用のSIMカードを受け取ることになります。
iPhone専用SIMは面倒な初期設定をしなくても通信できますが、セット購入したiPhone以外のiPhone・アンドロイドでは基本的に使えません。
SIMカードで通信・通話をするための情報が、通常のYモバイルSIMと異なっているためです。手持ちのスマホでYモバイルのSIMを使う場合は、SIMカード単体での契約かアンドロイドスマホとのセット契約をしましょう。


【朗報!】手持ちスマホならデータ移行が不要で乗り換えも簡単!
ここまで注意点ばかりのご紹介だったので、ここで1つ手持ちスマホをYモバイルで利用するメリットをご紹介します!
手持ちスマホをYmobileで使う場合、データ移行の必要がないというメリットがあります。
同じ機種をそのまま使う関係上、データを他のスマホに移す必要自体がないためです。もちろん、アプリも連絡帳も写真も全てそのままになりますので、乗り換えでデータ移行が不安という方には嬉しいですよね。
また、手持ちのスマホに問題がなければ、機種代金もかからずに済むので、その点もメリットかと思いますよ。

【参考】機種変更は、同じOSならかんたんに行える
ちなみに…
今後機種変更をする際、データ移行の手間を省きたい場合は同じOSのスマホに乗り換えるのがおすすめです。

またAndroidの場合、microSD対応機種なら、写真や音楽などのデータはmicroSDカードを移し替えるだけで移行可能です。

Yモバイルで手持ちiPhoneやアンドロイドを使う手順
Yモバイルで手持ちのスマホを使うにあたっては色々な手続きが必要ですが、順番に1つ1つ進めていけば簡単です。

より詳しい乗り換え方法はこちら!
①まずはSIMロック解除が必要か、動作確認がされているかを確認しよう!
まず現在ドコモ、au、ソフトバンクで購入したスマホを使っている場合は、SIMロック解除が必要です。
マイページやショップで手続きをして、SIMロックを解除しましょう。
Yモバイルで手持ちのスマホを使う場合、Y!mobile公式サイトで動作確認情報をチェックしておくこともおすすめしますが…1つ注意点があります。
実はYモバイルではiPhoneを除いて、大手キャリアで販売されていた機種はほとんど動作確認が行われていません。

キャリアスマホの対応周波数帯を確かめられる公式サイト | |
ドコモ | 「2015年5月以降に発売された機種の手続き」内の「SIMロック解除対応機種および対応周波数帯」 |
au | 「SIMロック解除のお手続き」内の「SIMロック解除可能な機種の対応周波数帯一覧」 |
ソフトバンク | 「ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除」内の「機種別対応周波数一覧」 |
手持ちの機種がBand1、3、8に対応しているか、確かめておきましょう。対応しきれていない場合は、場所によっては圏外になったり電波が繋がりづらくなったりすることがありますので注意が必要です。



②問題なければ、現在契約している携帯会社でMNP予約番号を取得しよう!(乗り換えの場合)
SIMロック解除や動作確認が終わったら、続いてMNP予約番号を取得しましょう(電話番号をYモバイルに引き継ぐ場合)。


MNP予約番号の発行方法 | ||
手数料 | MNP予約番号の発行方法 | |
ドコモ | 3,300円
※2019年9月30日までのプランは2,200円 |
ドコモオンライン手続きからの発行(9時~21時30分) |
au | 3,300円 | 0077-75470への電話(9時~20時) |
ソフトバンク | 3,300円 | 5533への電話(9時~20時) |
※ショップでも発行できるので、手続きが難しい場合はお店に足を運ぶのもおすすめです。
③Yモバイルを申し込もう!ウェブ契約だと事務手数料無料!
続いてはいよいよ申し込みのステップです!

ウェブ契約にするだけで一気に3,300円節約ができますので、非常におすすめですよ。
最新キャンペーン情報はこちら!

出典:Yモバイル公式サイト(https://online-store.ymobile.jp/regi/?oid=SIM&mskmKB=2&_ga=2.249988998.1280764065.1594026227-408723548.1593767152)

まだプランが決まっていない方はこちらをどうぞ!
④YモバイルのSIMカードが手元に届いたら、初期設定をしよう!
申し込みが完了したら、あとはしばし商品が届くのを待ちましょう。
自宅にYモバイルのSIMが届いたら(お店の場合SIMを受け取ったら)、続いてのステップは初期設定となります。
iPhoneの初期設定
iPhoneは機種によって、手続きの流れが異なります。
iPhone 11シリーズ
- SIMカードを本体に入れる
- Wi-Fiでインターネットに接続し、Safariを開く
- 「https://www.ymobile.jp/service/others/simonly/config/」を開き、プロファイルをダウンロードする
- 設定アプリの「プロファイル」→「APN」を選択、インストールする
iPhone XS、XR以前の機種
- SIMカードを入れる
- 最新OSを使っていない場合は「一般」をタップし、「ソフトウェア・アップデート」を適用する


Androidの初期設定
Androidスマートフォンの初期設定では、情報を手動で入力していくこととなります。
- スマホにYモバイルのSIMを入れる
- 設定アプリを開き、主に「その他」内にある「モバイルネットワーク」を選択
- 「アクセスポイント」をタップして一覧を表示、「・・・」ボタンから「新しいAPN」を選択
- 追加画面に必要事項を入力して保存、一覧で適用ボタンを押す
※機種によって、項目名が若干異なる場合もあります。
APN設定の入力項目は、以下のとおりです。
APN設定の入力項目 | |
名前 | Y!mobile |
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | ym |
パスワード | ym |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
MMSC | http://mms-s |
MMSプロキシ | andmms.plusacs.ne.jp |
MMSポート | 8080 |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |


Yモバイルで手持ちiPhoneやアンドロイドを利用する際に事前に確認したいこと
最後に、Yモバイルで手持ちのスマホを使う場合に事前に確認しておきたいポイントをまとめます。

①本体残債が残っていても乗り換えはOK!ただし残債の請求は続く
今使っているスマホをドコモなどで分割購入していて、まだ残債が残っている場合は、乗り換え後も残債の支払いが必要です。
乗り換え自体はできますが、例えば残債が2万円ある場合は2万円を支払い終えるまで、分割代金の支払いは続くことを忘れないようにご注意ください。

②Yモバイルはタイムセール等もやっているので、本体が古い場合は新しいスマホを買うのも結構お得!
Yモバイルは、「Yモバイルオンラインストア」や「Yahoo!モバイルオンラインストア」でスマホのセール販売をしています。
セールでは最新スマホを数千円~数万円の値引きで購入できたり、少し古い機種を一括数千円などで買えたりします。
不定期にタイムセールにより、通常以上の大幅値引きが行われることもありますので、手持ちのスマホが古くなっている場合は、新しいスマホを買うのも検討してみても良いかもしれません。

詳細はこちら
③手持ちスマホはアップデートの終了タイミングに注意
しばらく前に買ったスマホをYモバイルで使う場合、アップデートが終了するまでの残り時間が短いケースもあります。
iPhoneは4~5年、アンドロイドスマホは2年程度でアップデートが終了してしまいます。

また最新機能を使えなかったり、今まで使っていたアプリが動作不可能になったりすることもありますので、2年以上前の古いスマホを使っていて、特にアンドロイドユーザーの場合は基本的に新しいスマホを購入したほうが安心です。
Yモバイルのおすすめスマホはこちら!
まとめ
いかかでしたか。
今回は、今使っているスマホをYモバイルで使う場合の手順や注意点について解説しました。
ポイント
- 手持ちのスマホは、SIMロックを解除すればYモバイルでも使える
- 機種によってはYモバイルで使われる周波数帯に対応しきれていないこともあるので注意!(特にau、ドコモ)
- 電話番号をそのままで乗り換える場合は、「MNP予約番号」の発行を忘れずに
- Yモバイルは、オンラインショップから申し込めば事務手数料が無料になる!
- 手持ちのスマホの分割払いが終わっていない場合は、完済まで支払いを続ける必要あり
- 古いスマホはアップデートが終了するので、セキュリティの低下や非対応アプリの増加に注意
もし手持ちのスマホを今後も使うのが難しい場合は、オンラインストアで新しいスマホを割引購入してみるのもおすすめですので、ぜひ検討してみてくださいね。