


スマホの通信制限ほどわずらわしいものってないですよね。
使いたいと思った時にネットが遅すぎて何もできない時のストレスは半端ないです。
私も、つい最近までは毎月通信制限と戦っていました。月末にになると全然通信できなくて、だからと言ってこれ以上スマホ代が高くなるのも嫌だし、といった具合でひたすらイライラを溜めていたんです。
しかし、ある日、そんなイライラから一気に解放される方法に出会ったんです。
この方法なら、スマホ代は高くなるどころか安くなり、通信制限に悩まされることも一切なくなりました。
ということで、今回は毎月通信制限に悩まされていた私が、たった30分で通信制限から卒業した方法を皆さんに共有したいと思います。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
通信速度制限とは、データ量を超過して速度が遅くなること
通信速度制限とは、契約している通信容量を超過してしまって速度が遅くなった状態を指します。
例えば月間データ3GBの契約をしている時、3GBを超えて通信をするとデータ超過と判断されて普段よりも速度が遅くなってしまうのです。
遅くなった時の速度は事業者によって128Kbps~1Mbpsまで存在します。(事業者やプランにより異なる)
128KbpsだとWebの読み込みもストレスがかかる一方、1Mbpsならニュースサイトや中画質程度なら閲覧することができますよ。


通信速度制限による影響
続いて、通信速度制限が発生した場合にどのような影響が出てくるかという点を詳しくお伝えします。
速度制限はどのくらい遅くなる?
通信速度が低速になるといっても、使用する機能によって影響は異なります。
ここからは、3つの用途ごとに解説していきましょう。
メール・電話・チャットツール
スマホを使った連絡手段には、メール・電話・チャットツールなどがありますが、これらのうちメールやチャットツールのテキストは特に問題なく送受信ができます。
しかし画像や動画が添付されている場合は、データ容量によって読み込みが遅くなることもあります。
また、アプリを使用しない電話に関しては特に問題ありません。
ただし、LINEのビデオ通話は接続が不安定になることがあります。
そのため、速度制限中はテキストのやりとりか、音声のみの通話を利用するといいでしょう。

こちらも参考に!
ネットサイトの閲覧
速度制限中にインターネットを経由してネットサイトを閲覧すると、読み込みに時間がかかってしまいます。
特に、画像やデータの埋め込みが多いサイトはなかなか表示されず、ストレスに感じてしまうことも多いでしょう。
動画の視聴
速度制限中だと動画の視聴はほとんどスムーズにできません。
再生できたとしても画質が粗かったり、読み込みに時間がかかる、途中で停止してしまうなどといった現象が発生します。
速度制限のまま使い続けるとどうなるか
速度制限になったままスマホを使用することは可能で、翌月になれば速度制限は解除されます。
また、速度制限になってから課金されることもありません。
ただし、キャリアやプランによってはさらに通信速度が遅くなってしまうこともあります。
速度制限にならないためにデータ量を節約する方法
速度制限は様々な方法で回避できますが、そのうちの1つが「そもそもデータ量を節約する」という方法です。
プランや契約の見直しも効果的ですが、データを節約する方法も合わせて覚えておきましょう!
速度制限を回避する方法1.Wi-Fiを利用する
速度制限の回避に最も効果的な方法はWi-Fiを利用することです。
Wi-Fiには自宅で利用できるWi-Fiと、外出先で使えるWi-Fiが存在します。
このうち、外出先で使えるWi-Fiは無料で使えるサービスも多いため是非活用をしましょう。
外出先で利用できるWi-Fiの一例
- d Wi-Fi(ドコモ契約者は無料)
- au Wi-Fi SPOT(au/UQモバイル契約者は無料)
- ソフトバンクWi-Fiスポット(ソフトバンク/Yモバイル契約者は無料)
- 飲食店(マクドナルド、スタバなど)
- コンビニ(セブンイレブン、ローソンなど)
- スーパー・百貨店
- ホテル・旅館
上記のように、現在では多くのお店で無料Wi-Fiが提供されています。
また、一部の駅や空港でもWi-Fiが使える場所が多いですよ!
上手に無料のWi-Fiサービスを活用し、うまくデータを節約しましょう。
速度制限を回避する方法2.節約モードを使う
UQモバイルやOCNモバイルONEなど一部の格安SIM事業者には「節約モード」が用意されています。
節約モードは速度制限時と同じ速度にわざと制限することで、適用中のデータ量が減らなくなる効果があります。
例えばLINEの利用やWeb閲覧など速度があまり必要ない場合に「節約モード」を使用してデータ量を抑え、動画視聴などの速度が重要な時だけ通常速度に戻すといった活用方法が効果的ですよ。
普段使いで利用するデータ量を動画やゲームに回すことで、データ量が大きく節約できて速度制限にかかりにくくなります!
速度制限を回避する方法3.自動更新・自動通信をオフにする
アプリの自動更新や自動通信をオフにすることも、データを節約する効果的な方法です。
スマホはアプリを起動していなくても自動的に通信をするケースが多いです。
例えばアプリが勝手に更新されたり、ニュースなどの通知がたびたび送られてくることがありますよね。
Wi-Fi環境なら問題ありませんが、外出先でたびたびデータを使われると大きくデータを消費してしまい結果的に速度が制限されてしまいます。
Android、iPhoneともに本体の設定でアプリの自動更新や自動通信をしない設定があるので、是非活用してください!
通信速度制限を卒業する方法は3つ
通信制限を卒業する方法は以下の3つです。
- プランを変更して、十分なデータ量を契約する=簡単だけどスマホ代が高くなる
- 無制限のポケットWiFiを契約する=データは使い放題だけど高い
- 格安SIMを契約する=スマホ代も安くなるし通信制限ともおさらば出来る可能性大おすすめ!
ではそれぞれ見ていきましょう。
速度制限を卒業する方法①:プランを変更して、十分なデータ量を契約する=簡単だけどスマホ代が高くなる
まず一番簡単な方法がプラン変更をして十分なデータ量を契約する方法ですね。
もっとも、この記事を読んでくださっている方は、とっくにこの方法はお考えで、その方法が得策ではないから、その他の方法を模索しているのだとは思いますが…。
ですので、ここでは割愛させていただきます!(笑)
強いて言えば、この方法は一番簡単で手っ取り早い方法ではありますね。今契約している携帯会社でプランの変更をすれば、翌月には新しいプランが適用にはなるでしょう。データ量を増量すると、その分の基本料は上がりますが、一番手間が少なく通信制限からおさらばできる方法ではあります。


速度制限を卒業する方法②:無制限のポケットWiFiを契約する=データは使い放題だけど高い
2つ目は無制限のポケットWiFiを契約する方法ですね。
こちらは、データ無制限であるため通信制限とは完全におさらばすることができます。しかし、データ通信無制限のポケットWiFiは月額料金が安くありません。相場で見ても月額4,000円程度はします。
ただ「スマホとは別に通信費が発生しても構わないから、とにかく使い放題がいい」という方や「スマホ以外でも通信をする」という方にはポケットWiFiはオススメですね。
ポケットWiFiの中ではWiMAXがデータ使い放題でも特におトクに契約できます。

なおポケットWiFiの注意点として、料金以外に「3日間10GB」などの設定された上限を超えると、一時的に速度制限がかかることも挙げられます。
24時間常時高速で通信し続けられるようなサービス、基本的にありません。

速度制限を卒業する方法③:格安SIMを契約する=スマホ代も安くなるし通信制限ともおさらば出来る可能性大
最後は格安SIMを契約する方法です。

まま子さん、確かにその通りですよね。
格安SIMはデータ少量プランが多いですし「大手携帯会社から格安SIMに乗り換えてしまったら、余計にデータが自由に使えなくなりそう」とイメージを抱いている方も多いかと思います。
しかし、実際はそんなこと全くないのです。実際、私も大手携帯会社から格安SIMに乗り換えて、通信制限から卒業しました。
格安SIMは数十社とありますが、その中から適切な会社を選べば、スマホ代も安くなり、なおかつ通信制限とおさらばできるのです。

快適に使える格安SIM5選!通信速度制限も無くなるしスマホ代も安くなる
格安SIMであればどの会社であっても「速度制限も無くなるし、スマホ代も安くなる」という、夢のような2つの条件を満たすわけではありません。
ということで、ここからは通信制限とおさらばしたいあなたに適切な格安SIM5つをご紹介します。
速度制限から卒業できる格安SIM①:LINEMO(LINEの通信量がカウントされない)
LINEMOは厳密にいうと格安SIMではありませんが、LINEMOはLINEを使った際の通信量が契約しているデータ量に含まれないデータフリーと呼ばれる仕組みがあります。
LINEをたくさん使っている人は料金が安くなるうえに、通信量を一気に削減できますよ。
LINEMOの料金などは以下とおりです。
LINEMOの特徴 | |
月額料金(ミニプラン) | 990円 |
容量(ミニプラン) | 3GB、速度制限時最大300kbpsで通信可能 |
月額料金(スマホプラン) | 2,728円 |
容量(スマホプラン) | 20GB、速度制限時最大1Mbpsで通信可能 |
通話オプション | 5分かけ放題月額550円、無制限かけ放題月額1,650円 |
国際ローミング | 対応(新規契約時は、4ヶ月目末日までは利用不可) |
5G | 対応 |
ギガノーカウント | LINEギガフリー(通話やトークが使い放題) |
eSIM | 対応 |
一番安いプランであればなんと、月額990円です。

私はLINEの通信がデータ量のほとんどを占めていたので、データフリーの恩恵をたくさん受けることができ、今では3GBの契約でも毎月データが余ってしまっています。
毎月7,000円ほどしていたスマホ代も2,000円以下になりいいこと尽くしなわけです。
「データ量のほとんどをLINEの通信に使っている!」という方にはLINEMOは間違いなくオススメですよ。
速度制限から卒業できる方法②:BIGLOBEモバイル(YouTubeやApple Musicの通信量がカウントされない)
BIGLOBEモバイルは月額308円(音声通話SIMの場合、データSIMは月額1,078円)でエンタメフリーオプションを用意しています。
このエンタメフリーオプションに加入すると
エンタメフリー対象
YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotify、AWA、radiko.jp、らじる★らじる、Amazon Music、U-NEXT、YouTube Kids、楽天ミュージック、楽天マガジン、楽天kobo、dマガジン、dブック、dヒッツ、RecMusic、YouTube Music、Facebook Messenger、au PAYマーケット
の21個のサービスへの通信量が契約しているデータ量に含まれません。

特にYouTubeなどの動画配信サービスはデータを多く消費しますから、月額308円でこれらのサービスへ通信し放題になるのは非常にコスパが高いです。変な話、YouTubeで10GB使う人が、実際は3GBの契約というのもOKなんですね。
もともと1GBプランにエンタメフリー・オプションを付けることはできませんでしたが、2021年10月からは可能になり、ますます使いやすくなっています。
「スマホで動画をよく見たり、音楽をストリーミングする!」という方にはBIGLOBEモバイルは非常にオススメです。
BIGLOBEモバイル公式サイト速度制限から卒業できる方法③:UQモバイル(低速モード活用でLINE、文字ベースのウェブサイトなら通信量がカウントされない)
UQモバイルにはLINEモバイルやBIGLOBEモバイルのような、特定のサービスへアクセスし放題サービスは用意されていません。
しかし、UQモバイルには低速モードがあります。
低速モードを利用すると、契約しているデータ通信量は消費されず、実質データ使い放題になるんですね。そして、UQモバイルのすごいのは、この低速時の速度が、1Mbpsと他の格安SIMと比較すると速い点です(プランSのみ300kbps)。
1Mbpsあれば、LINEなどのビデオ通話でもストレスなく行えますよ。
動画は、例えばYouTubeの場合128~240p程度の低めの画質に設定すれば再生可能です。
しかし動画再生までのCMや動画一覧読み込みに時間がかかるので、動画再生は低速モードの用途としては不向きです。
「特定のサービス利用ではなく、ネットサーフィンでデータが無くなってしまう」という方はUQモバイルの低速モードを活用するのがオススメです。

速度制限から卒業できる方法④:楽天モバイル(月20GB以上使う、なおかつ楽天回線エリア内ならデータ無制限)
楽天モバイルは使った分だけ支払うワンプラン。
月20GBを超えた場合でも、月額3,278円でデータ使い放題になるコスパの高さが魅力です。
また、楽天モバイルは専用アプリを使えば通話も無制限!
速度制限を気にせず、データを無制限に使いたい人は要チェックです。
ちなみに、月3GB以下の利用であれば、月額料金が1,078円と格安になるのも見逃せません。

速度制限から卒業できる方法⑤:mineo(パケットPlusやマイそくでデータ無制限)
mineoはデータ通信をお得に使えるサービスをいくつか展開。
そのうちの「パケットPlus」「マイそく」は、データ無制限を利用したい人にぴったりです!
1つめの「パケットPlus」は、最大1.5Mbpsでデータが無制限になるサービス。対象のサービスに制限がなく、SNSアプリや動画視聴、ネット検索などあらゆる用途で使えます。

一方、2つめの「マイそく」は、月〜金の12時〜13時に速度を制限される代わりに、データが使い放題になるお得なサービス。
マイそくなら、1.5Mbps使い放題+音声通話付きで月額990円、または3.0Mbps使い放題+音声通話付きで月額2,200円を選択可能です。

まとめ:通信速度制限を卒業したいなら格安SIMを利用するのがおすすめ
ここまでご紹介してきたように、適切な格安SIMを利用すれば通信制限とおさらばすることができます。なおかつ、毎月のスマホ代も安くなりますから言うことなしです。
今回ご紹介した5つの格安SIMをおさらいしましょう!
ポイント
- LINEをいっぱい使うならLINEMO
- 動画視聴サービス、音楽ストリーミングサービスならBIGLOBEモバイル
- ネットサーフィンなどその他諸々のアクセスならUQモバイル
- 月20GB以上でデータを無制限に使いたいなら楽天モバイル
- オプションを使ってデータを無制限に利用するならmineo
もちろん、プラン変更をしたり、ポケットWiFiを契約するのもありですが、通信速度制限を卒業したいのであれば、格安SIMを利用するのがもっとも効率的&経済的です。
今回ご紹介した内容を参考に、スマホ代を安くしつつ、毎月の通信制限との戦いに終止符を打ってみてはいかがでしょうか。