


「スマホはiPhoneじゃないと絶対無理」「iPhone以外はスマホじゃない」
と訴える中高校生のお子さんをお持ちのお父さん・お母さん。
確かに、日本はiPhone利用者が多いですし、iPhoneを欲しがる気持ちも分からなくはないですが、やっぱりiPhoneは高いですよね。
そんな高級なスマホを高校生に買い与えられない!とお考えの親御さんも多いかと思います。
私はかつて大手携帯会社に勤務しており、その際に高校生のスマホデビューを何度もサポートしてきたのですが、iPhoneを欲しがるお子さんに対して頭を抱える親御さんはたくさんいらっしゃいました。でも、子供はどうしてもiPhoneがいいと言う…。こんな状況を打破する方法は1つです。
ずばり、一番安くiPhoneを持つ方法を考えること。
ということで、今回はiPhoneを確実に一番安くもつ方法をご紹介します。
この方法でいくらでiPhoneが持てるかを確認した上で、お子さんにiPhoneを持たせるか、持たせないかを判断してみてください。実は、この方法を知っているだけで、十万円ほどの差がでるんです。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
中学生・高校生のスマホは本当にiPhoneがいいのか?
出典:Apple公式
iPhoneを安く購入する方法をご紹介する前に、そもそも「中高生のスマホはiPhoneがいいのか?」という点を深掘りしてみましょう。
今やスマホには多くの選択肢があり「AndoridだったらiPhoneよりも安く済むんじゃないの?」と思う方もいらっしゃいますよね。
実際にAndroidなら1万円代からスマホを手に入れることも可能ですが、結論としては中学生・高校生が持つスマホはiPhoneがベターです。
その理由を詳しく解説します!


10代のOSシェアはiPhoneが圧倒的
中学生・高校生にiPhoneがおすすめな理由として、10代のOSシェアは圧倒的にiPhoneが高いことが挙げられます。
以下はMMD研究所による、性年代別に利用しているOSを調査したデータです。
出典:MMD研究所
上記の通り、10代男性は69.5%、女性は82.4%がiPhoneを利用しています。
そのため、学校や塾などで知り合う友人と同じものを使いたい場合はiPhoneがおすすめです。


もちろん、必ずしも「周りが使っているから」と無理にiPhoneを利用する必要はありません。
とはいえ、10代の場合は友人や知人と同じスマホを使うことはメリットが大きいことも事実。
ポイント
- iPhone同士なら操作が同じなので、使い方を共有できる
- 同じサービスやアプリが使える
- 機種を選ぶことがかんたん
特に、友人と同じ操作で同じアプリやサービスが使える点は中学生・高校生にとって大きなメリットになるでしょう。
操作方法がわからない時は周りに教えてもらえますし、勉強や塾で便利なアプリやサービスを共有して使うことも可能です。
また、単純に「周りと同じスマホがいい!」と子供自身が感じることも多いのではないでしょうか。
必ずしもiPhoneである必要はありませんが、上記の点をふまえると「iPhoneがベター」と言えるでしょう。

iPhoneはセキュリティ性も高く、中学生・高校生にもあんしん
「セキュリティ性が高い」という点も、中高生にiPhoneをおすすめする理由です。
一般的にAndroidは操作やカスタマイズの自由度が高いと言われており、その一方でウイルスの侵入や個人情報の流出に配慮する必要があります。
その点、iPhoneはOS自体の耐性が高いためAndroidよりも安心です。
特にスマホの操作が不慣れだったり好奇心の高い中高生世代だと、セキュリティが高いiPhoneを選ぶことがリスク回避につかながりますよ。

iPhoneには「ハズレ機種」がない
iPhoneはメーカーがAppleの1社だけで、選択できる機種が限られていることからいわゆる「ハズレ機種」がありません。
近頃ではiPhoneSE(第3世代)などのリーズナブルな機種も登場していますが、iPhoneは安価な機種でも動作性能が高いことが大きな特徴です。
Androidだと低価格のスマホは価格なりの性能しか持たないため「ゲームができない」「複数のアプリを起動すると動作が重くなる」というケースがあります。
「安いと思って買ったら必要なアプリが使えなかった」という後悔がiPhoneでは起こりにくいため、中高生でも安心して使えます。

iPhoneはデザイン性が高く、中学生・高校生に人気
最後に、iPhoneはデザイン性が高いことも中学生・高校生に人気の理由。
親の立場からするとデザイン性は二の次と考えるかもしれませんが、お子様によっては「毎日持ち運ぶスマホはセンスが良いものを持ちたい」と思う方も多いです。
当然ですが、スマホは子供との重要な連絡ツールなので「恥ずかしくて友達の前でスマホを出せない」となって連絡が取れないようでは本末転倒ですよね。
この点はお子様の気質による部分も大きいですが、スマホは人前で使うことも多いのでお子様の意見も柔軟に取り入れると良いですよ。


中高生に人気のiPhoneは1・2世代前のモデルでも高性能!
出典:Apple公式
まず、大前提になりますが、iPhoneは新しい古いに関わらず、どのモデルも高性能でカメラの画質もきれいです。
そのため、わざわざ最新機種を選ばなくても、十分満足できる端末といえます。
中高生のお子さんたちも
「最新機種であることに越したことはないが、Androidになってしまうくらいなら少し前のiPhoneで良い」
と考えている方が多いのではないでしょうか。
そこでおすすめなのが、1世代・2世代前のiPhoneシリーズです。
新しい製品が発売されると、iPhoneの価格はグッと下がります。
例えばApple公式サイトを確認しても
機種 | 価格 |
iPhone 13 Pro(128GB) | 122,800円〜 |
iPhone 13(128GB) | 98,800円〜 |
iPhone 12(64GB) | 86,800円~ |
iPhone 12 mini(64GB) | 69,800円〜 |
iPhone 11(64GB) | 61,800円~ |
iPhone SE(第3世代・64GB) | 57,800円~ |
となっています。
最新のiPhone 13と11の間には37,000円の差額がありますし、13ProとSEになると65,000円もの差が出てしまうのです。

確かに最新のものが一番スペックが高いですし魅力的かとは思いますが、Appleは1年に1回新しいモデルを発売しています。
つまり、今は最新でも1年経たずうちに旧モデルになってしまうんです。
それを考慮すると、いきなり最新モデルを購入する必要性はあまり感じられないのではないでしょうか。
iPhoneであれば旧モデルでも十分すぎるほどのスペックです。
「旧モデルは性能が悪いのでは?」
と心配する必要は一切ありません。

大手携帯会社でiPhoneを購入すると高額になる
iPhoneを大手携帯会社で契約するとべらぼうに高いです。
最近は「iPhoneが半額で持てる!」等の宣伝文句が主流ですが、そこにはいくつかの落とし穴があります。
例えば
- 本体代金を48回分割に設定して購入。24回支払いが完了した時点で機種変更する場合、本体は携帯会社に返却する必要がある
- 次の機種でも同じプログラムに加入する必要があるため、ずっと同じ携帯会社を使い続けることになる
といった具合です。
一見、大手携帯会社では安くiPhoneが持てそうな印象を受けますが、長期的な目で見ると決してお得とは言えません。

ドコモの場合はiPhone SEで2年間総額約15万円程度!
とはいえ、具体的な数字がないとイメージが沸かないかと思うので、ドコモでiPhoneを契約した場合の料金シミュレーションしてみようと思います。
iPhone SE(64GB)契約時の支払額 | |
内訳 | 月額料金 |
iPhone SE(64GB・第3世代) | 一括65,230円=2年分割時1,448円×23回 |
ギガライト(~3GB) | 4,565円 |
合計 | 6,013円 |
3GBの契約で毎月6,013円になりますね。
2年の総額で計算すると合計144,456円となります。
格安SIMキャリアで同機種を契約した場合は10万円以下の試算になるので、コスト面を重視する方は格安SIMの使用を検討しましょう。

中高生がiPhoneを安く持つなら格安SIMがオススメ!
先ほどのシミュレーションでお分りいただけたかと思いますが、大手携帯会社でiPhoneを持とうとすると高額になる傾向があります。
ドコモに限らずau、ソフトバンクでも同様です。
安価という触れ込みのギガライトでも、毎月3GB使うだけで15万ですからね(笑)
そこで、私が提案したいのは格安SIMでiPhoneを持つ方法です。
格安SIMというと、格安スマホ、つまりAndroidのイメージが強い方も多いかと思います。
しかし、格安SIMでもiPhoneを持つことは可能なんです。
セット割引として本体代金の割引を行なっている会社もあるので、非常にお手頃価格でiPhoneを持つことができます。

ということでここからは、iPhoneが手頃に持てるオススメ格安SIMをご紹介していきたいと思います。
iPhoneSE(64GB)の場合
格安SIM事業者名 | 毎月 | 2年間総額 |
UQモバイル:プランS(3GB) iPhone SE 第3世代 |
4,075円 | 97,800円 |
mineo:5GB iPhone SE 第2世代 |
3,674円 | 88,176円 |
iPhone12(64GB)の場合
格安SIM事業者名 | 毎月 | 2年間総額 |
Yモバイル:プランS(3GB) | 5,763円 | 138,312円 |
IIJmio:2GB(1年間は3GB) | 4,386円 | 105,264円 |
上記の表を比較すると分かる通り、UQモバイルではiPhoneSEの第3世代を格安で利用可能です。
詳細は後述していますが、UQモバイルはそもそもの基本料が安いため、iPhoneを最も安い価格で持つことができます。(売り切れ次第取り扱い終了となるのでご注意ください)。
ただし、データ容量で考えるとmineoもお得です。
UQモバイルより2GB多く使えて月額料金が400円しか変わらないのは嬉しいですよね。

それではここからは、各格安SIMの詳細をみていきましょう!
【IIJmio】データ増量で毎月の通信量もお得!
出典:IIJmio公式サイト
IIJmioでiPhone 12を使う場合、月額4,386円と非常にお得な金額で利用可能です。
さらに、通信量は1年間増量キャンペーンにより、2GBプランが3GBにアップします。
学生でも通信量をある程度は使うと思うので、このキャンペーンは非常に役に立つでしょう!
ポイント
- iPhone12は毎月4,386円〜
【楽天モバイル】iPhoneを安く買うなら最もおすすめ!
出典:楽天モバイル公式
楽天モバイルは破格のキャンペーンでiPhoneが最もお得に購入できる通信キャリアです。
2022年6月現在、最大30,000円分のポイント還元を実施しておりiPhone12なら52,440円という安さで購入可能。
価格 | キャンペーン | 実質価格 | |
iPhone12 | 77,440円 | 最大25,000ポイント進呈 | 52,440円 |
iPhone13 | 96,470円 | 最大30,000ポイント進呈 | 66,470円 |
iPhoneSE(第3世代) | 57,800円 | 最大30,000ポイント進呈 | 27,800円 |
上記は楽天モバイルで販売しているiPhoneの一部の価格表です。
iPhone13でも実質66,470円、iPhoneSE(第3世代)なら27,800円と非常に安価なことがわかります!
楽天モバイルはフィルタリングサービスも充実していて月額料金も安く使えるので、コスパを重視する方には特におすすめですよ。
【mineo】毎月5GBでお得に使える!
出典:mineo公式サイト
mineoはiPhone SE 第2世代を取り扱っているので、古い端末を安く使いたいという方にぴったりの格安SIMです。
通信品質も安定しているとの声が寄せられていて、シェア率も急増している、今人気の格安SIMといえます。
通信量を多く消費する、または古い機種で少しでも月額料金を抑えたい方におすすめです!
ポイント
- iPhone SE 第2世代は毎月3,674円〜利用できる
- 通信量が多くても5GBプランだから安心
【ワイモバイル】iPhoneシリーズの取り扱いが豊富!
まずはワイモバイルです。
ワイモバイルはiPhone 12を購入すると毎月の料金がコミコミで4,568円~になります(プランS・36回)。
出典:Yモバイル公式
3年総額だと164,448円となります。
3年総額で約17万円であれば年間5.4万円ですので、許容範囲という方も多いのではないでしょうか?

さらに、ワイモバイルはiPhoneSE(第3世代)も取り扱っており、そちらも毎月3,808円程度から契約可能です。
iPhone12と比べると割安なので、そちらを検討してみると良いかもしれません。
iPhoneSEも本体コミコミでも毎月3,808円から!
出典:Yモバイル公式サイト
ポイント
- iPhone12は毎月4,568円から、3年総額でも164,448円
- iPhoneSEは毎月3,808円ほどから
Y!mobile公式サイトYahoo!モバイルオンラインストア
【UQモバイル】iPhoneSE 第3世代を月額4,075円~使える!
次はUQモバイルですね。
UQモバイルはiPhone SEを本体代金コミコミで4,075円から契約することが可能です。
出典:UQモバイル公式サイト

UQモバイルはYモバイルと同様速度が速く快適に使える格安SIMなので、iPhone SEで動画を見たり、ゲームをしたりする機会が多い場合におすすめの選択肢です。
ポイント
- iPhoneSE 第3世代は毎月4,075円から、3年総額でも146,700円から
中高生におすすめのiPhoneは中古品で安く買える
新しいiPhoneにしたいけど、新品だとちょっと高いし、オークションなど中古を買うのは不安… という方は、伊藤忠商事グループが運営の「にこスマ」がオススメです。
伊藤忠商事グループ運営という圧倒的なブランド力。
そして、販売している全ての端末は専門スタッフによって検品済みなので安心です。
しかも、万が一端末に不具合があっても購入から30日以内なら返品・交換が無料で可能。
良質な美品スマホのみ扱っているので、届いた商品に使い古した感を感じることもないと思います。
しかし、大幅に安い端末はあまりありません。
もちろん、新品よりは割安ですし、何よりも中古だけど安心して購入出来るのは魅力です。
iPhone8シリーズ~iPhone11シリーズまでかなり幅広い品揃えとなっているので、お気に入りの1台が見つかるはずです。
是非一度検討してみてはいかがでしょうか。
にこスマ公式サイト中学生・高校生がAndroidを使う場合のおすすめ機種
出典:Xiaomi公式
中学生・高校生がAndroidを使いたい場合、おすすめの機種は「Redmi Note 11Pro 5G」や「OPPO Reno5 A」です。
価格(楽天モバイル) | キャンペーン適用時 | |
Redmi Note 11Pro 5G | 42,980円 | 22,980円 |
OPPO Reno5 A | 39,980円 | 14,980円 |
上記の2機種はAndroidを代表する高コスパ機種で、3~4万円代というリーズナブルさながら高い動作性能を誇ります。
また、両機種とも有機ELを採用した美麗ディスプレイに高精細カメラを搭載しており「綺麗な写真を撮りたい」「高画質な動画を楽しみたい」という方にぴったりですよ。
iPhoneの場合は同じ価格帯だとiPhoneSEシリーズが選択肢になりますが、iPhoneSEだとカメラやディスプレイの性能が低いことが難点です。
今回は例として上記の2機種をご紹介しましたが、幅広い機種から選びたいなら安さと選択肢の豊富さを兼ね備えたAndroidもおすすめですよ!
ahamo・povo・LINEMOは高校生もおすすめ?
出典:ahamo公式
大手キャリアの格安プランである「ahamo/povo2.0/LINEMO」は高校生にもおすすめです。
20GBという必要十分なデータ量とキャリア直接提供の高品質な通信は学生でも満足して使えますよ。
また、2,000円台で使えるリーズナブルな月額料金も大きな魅力です。
ただし、家族割が適用にならない点には注意をしましょう。
【まとめ】中高生にiPhoneを持たせるなら格安SIMがおすすめ
いかかでしたか。今回はiPhoneを一番安く持つ方法をご紹介しました。
今回ご紹介した格安SIMでiPhoneを契約した場合の2年間の総額は以下の通りです。
iPhoneSE(64GB)の場合
格安SIM事業者名 | 毎月 | 2年間総額 |
UQモバイル:プランS(3GB) | 4,075円 | 97,800円 |
mineo:5GB | 3,674円 | 88,176円 |
iPhone12(64GB)の場合
格安SIM事業者名 | 毎月 | 2年間総額 |
Yモバイル:プランS(3GB) | 5,763円 | 138,312円 |
IIJmio:4GB | 4,386円 | 105,264円 |
iPhoneを一番安く持つためには格安SIMの一択となります。
ドコモの料金からも分かるように、同じようなプラン内容でも大手携帯会社では2年間で15万円ほどはします。そうなると、格安SIMと5万円近くの差が出てしまいます。
スマホ代は賢く安く抑え、他のところにお金が回せた方が明らかにスマートです。
初めてのスマホ、どうしてもiPhoneじゃないと嫌!という中学生・高校生のお子さんをお持ちの方は、ぜひ格安SIMを検討してみてください。
Y!mobile公式サイト