中学生のお子さんのスマホデビューをお考えのお父さん・お母さん。
中学生のスマホっておおよそいくらくらいかかるかご存知ですか?また、スマホにかかる費用はどの携帯会社を選ぶかによって大きく異なるのはご存知でしょうか。
実は…「自分はドコモだから、子供もドコモでいっか」と気軽に近所のお店に行って契約するのと、色々な携帯会社を調べた上で契約するのでは年間10万円以上の差が出てしまうこともあるんですよ。
年間10万円あったら、海外旅行行けちゃいますからね。国内であればかなりゴージャスな旅にすることがだって可能です。
これは色々調べるのは面倒だからとは言ってられないレベルではないでしょうか?
ということで、今回大手携帯会社の元社員が今時の中学生のスマホにかかる費用と、費用別のオススメ携帯会社をご紹介します。
お子さんのスマホデビューを検討中の方、ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
子どものスマホ「支払っても良いと思う月額料金」は2,000〜3,000円未満が約24%。3,000円未満が半数!スマホ本体代込みでも3,000〜4,000円が理想!
2018年におけるMMD研究所のスマートフォン利用に関する意識調査によると、子どものスマホ代で「支払って良いと思う月額料金(スマホ代は別)」は月額2,000〜3,000円と考えている方が24%ほどと一番多いです。
また、1,000円未満〜3,000円未満の数を合計すると約半数以上の方は月額基本料は3,000円以内に収めたいと考えていることがわかります。
この月額料金に加え、スマホ本体代に対しても2,000〜3,000円以下が理想と考えている方がもっとも多い割合を占めるため、スマホ本体代金コミコミで「スマホに対して毎月支払っても良い」と考えられている金額はおよそ4,000〜6,000円だと言うことが言えますね。
検討しているデータ量も5GB以下が52%=小容量プランで問題なし
検討しているデータ量に関しても5GB以下が適切と考えている方が52%にもおよび、ほとんどの親御さんが小容量プランを検討していることがわかります。
そして5GBまでの中で一番検討している人が多いのは3GBプランですね。
持たせても良いと思うスマートフォンの機種はXperia、iPhoneSE、iPhone6sが上位
一方、スマホの機種はXperiaとiPhoneSEが同率1位、iPhone6sが2位となり、この3機種のみで41%という結果になっています。
大手携帯会社で契約したら、実際は5,000円〜!理想を大きく上回る!しかも小容量プランは割高
先ほどご紹介した内容をまとめると
世の中の理想
- 月額料金はスマホ本体代込みで3,000円程度が理想
- データは5GB以内の小容量プランでOK、3GBが特に人気
- スマホ本体はXperiaと2~3年前の安価なiPhoneが人気、2022年で考えるとiPhoneはiPhoneSE(第三世代)あたり
ということが分かりますね。
では、この内容で大手携帯会社で契約した場合、一体いくらくらいになるのかシミュレーションしてみましょう。
機種は比較的大手キャリアでも取り扱いがある安価な機種ということで、iPhoneSE(第3世代)にしたいと思います。
docomoだと月額4,721円(〜3GB)。
iPhoneSE(第三世代)契約時の支払額 | |
内訳 | 月額料金 |
iPhone SE(第3世代) | 一括65,230円=2年分割時1,443円×48回 |
5Gギガライト(~3GB) | 3,278円 (家族で3回線ドコモを利用している場合) |
合計 | 4,721円 |
3GBを超えると自動的に1,100円アップで5GBまで、さらに5GBを超えると1,100円アップで7GBまで通信できます。
auだと月額5,123円(〜4GB)。
iPhoneSE(第3世代)契約時の支払額 | |
内訳 | 月額料金 |
iPhoneSE(第3世代) | 一括65,335円=1,845円×36回 |
ピタットプラン(~4GB) | 3,278円 (家族で3回線利用する場合) |
合計 | 5,123円 |
auでも、月額5,000円程度は覚悟しておく必要があるでしょう。
SoftBankだと月額4,758円(3GB)
iPhoneSE(第3世代)契約時の支払額 | |
内訳 | 月額料金 |
iPhoneSE(第3世代) | 一括67,680円=1,480円×48回 |
ミニフィットプラン(~3GB) | 3,278円 (家族で3回線利用の場合) |
合計 | 4,758円 |
ソフトバンクでも似たような料金になります。
月額4,000~5,000円だと家計への負担も大きくなり、なかなか「子供にスマホを持たせよう!」とはならないかもしれませんね・・・。
理想の金額で収めたいなら格安SIMが一番!格安SIMには今時の中高生にぴったりのプランも理想の機種もあり!
ここまで見てきてお分かりいただけるように、
世の中の利用
- 月額料金はスマホ本体代込みで3,000円程度が理想
- データは5GB以内の小容量プランでOK、3GB前後を選択
- スマホ本体はiPhoneSE(第3世代)を選択
の条件で大手携帯会社で契約した場合、月額3,000円に収めることはできません。
大手携帯会社で小容量プランを契約するのは非常に割高なのです。
最近大手携帯会社はどこも30GBだの50GBだのといった大容量プランを主力に扱っていますから、そんな中、5GB以内のプランは割引も少なく全然お得じゃないのが現状です。
価格帯:3,000円でOKならサブブランドが一番!
そこで、私がまずオススメしたいのがサブブランドの利用です。
サブブランドとはau系列のUQモバイル、ソフトバンク系列のワイモバイルを指します。
これら2つであれば知名度も高いですし、抵抗が少ない方が多いでしょう。サブブランドであれば、速度もサービスの品質も非常に安定していますから、全く問題なくスマホが使えます。
UQモバイルでiPhoneSE(第3世代)を分割購入し、3GBプランを契約すると月額料金は2,795円になります。(本体24回分割、UQ自宅セット割込みの場合)なお、UQモバイルであれば今なら限定キャンペーンもあります。
一方、ワイモバイルも、家族割もしくはおうち光割を適用することで同額の月額2,795円で使えます。(本体24回分割、3GBの場合)
また、Yモバイルでも学割や機種の限定割引など様々なキャンペーンを提供しています。
UQモバイルやワイモバイルであれば、理想とされる3,000円の月額料金に収められますよね。むしろ、機種によっては理想金額より安く抑えられます(笑)
UQモバイル、ワイモバイルの違いがよくわからない!という方は、別途専用の記事で違いをご紹介していますので、こちらも合わせて参考にしてみてください。もっと安くできる+中学生にぴったりのサービスが魅力的なのは格安SIM!
「もっともっと安くしたい」という方にオススメなのが、格安SIMの利用です。
格安SIMは料金が安いだけでなく、独自のサービスを提供している所が多く、それらのサービスが中学生にぴったりなんです。今回は楽天モバイルとOCNモバイルONEをご紹介しますが、これら2つであれば約2,000〜3,000円にスマホ代を収めることが可能です。
3GB以下のデータ量なら月額1,078円!楽天モバイル
まずは楽天モバイルです。
個人的には値段もサービス内容も、楽天モバイルが中学生には最もいいかなと思います。
楽天モバイル最大の特徴は「データ量が3GB以下なら月額料金が1,078円」です。
自宅のWiFi環境で利用することが多いお子様なら、毎月のデータ量が3GB以下というケースも決して珍しくはありません。
楽天モバイルは3GBまでなら月間1,078円、20GBまでなら2,178円と利用量に応じて自動的に請求してくれるので、全く無駄もないですよ!
つまり、楽天モバイルであればあまり使わなかった月は1,078円、家族旅行や外への持ち出しなどで3GB以上使った時だけ料金が上がるのです。
ココに注意
2022年10月31日までは、1GB未満利用時であればポイント還元によって実質無料となります。
自宅のWiFi環境で動画やゲームをして、外ではLINEなどの連絡しか使わないといったようにルールを決めて使えば毎月の料金の節約につながりますよ!
もともとの基本料も安いので、かなりコスパが良い会社と言えるでしょう。
また、機種のキャンペーンも豊富で最新iPhoneやiPhoneSE(第3世代)が20,000円〜40,000円程度割引になる点も大きな魅力です。
YouTube見放題でiPhoneの取り扱いもあり!BIGLOBEモバイル
続いてはBIGLOBEモバイルです。
BIGLOBEモバイルでは不定期にiPhoneが販売されているため、希望のセット端末が無ければ別途購入する必要があります。BIGLOBEモバイルは取扱端末が少ない点がやや難点ですが、プランの内容を考慮すると圧倒的に学生におすすめです。
その理由は、BIGLOBEモバイルにはエンタメフリーオプションがあるからです。
エンタメフリーオプションは月額480円で、YouTubeを始めとする20個のサービスがデータ消費を気にすることなく使い放題になります。対象のサービスは
エンタメフリー対象
YouTube、Google Play Music、Apple Music、AbemaTV、Spotify、AWA、radiko.jp、らじる★らじる、Amazon Music、U-NEXT、YouTube Kids、楽天ミュージック、楽天マガジン、楽天kobo、dマガジン、dブック、dヒッツ、RecMusic、YouTube Music、Facebook Messenger
と動画配信サービス・音楽ストリーミングが多いの特徴です。
最近の中学生は、YouTubeで学習動画を見たり、調べごとをすることが多いですので、その分のデータ通信量がカウントされないのは非常に魅力的ですよね。
契約しているデータ量は3GBであっても、実際は対象サービスへの通信であれば、3GB以上のデータが使えるということです。
関連記事:BIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」は上手く活用すれば最強のオプション!
まとめ:中学生のスマホは大手携帯会社じゃ勿体なさすぎる!せめてサブブランド、もっとこだわるなら格安SIMの利用がおすすめ
いかかでしたか。今回は中学生の理想のスマホ代や機種、オススメ携帯会社をご紹介しました。
やはりスマホ代は毎月3,000円以内に収められると嬉しいですよね。固定費として毎月発生することを考えると、大手携帯会社の5,000円~7,000円は痛いです。
サブブランドであれば、本体コミコミで3,000円以内に収められますし、中学生が喜ぶYouTube見放題やSNS使い放題を考えると格安SIMも非常にコスパがいいと思いますよ。
いずれにしても、「自分がドコモ使っているから、子どももドコモ」としてしまうのが一番勿体ないです。
今回ご紹介したUQモバイル、ワイモバイル、BIGLOBEモバイル、楽天モバイルであれば、どれであっても大手携帯会社より安くなることは間違い無いですし、中学生であっても安心して使えます。
ぜひこの機会に、おトクな携帯会社を検討してみてはいかがでしょうか。
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