



携帯会社の申込先を検討するにあたって、人気の高さも気になるポイントですよね。
人気があるということはそれだけ利用者が多いので、プランやしくみなどのわからないことについて周りの人などにも聞きやすいです。
この記事では大手キャリアやキャリアの新料金プラン、格安SIMの人気についてランキング形式で調査してみました。
合わせて料金や特徴を踏まえつつ現在おすすめしたい携帯会社についても紹介するので、参考にしてくださいね。
目次
大手キャリアの契約数をランキング形式で比較!
まずは2021年12月末時点における大手キャリアの回線契約数の累計情報(2021年10月~12月期)を、ランキングでまとめてみました。
情報はケータイWatchの調査データを元に記載しています。
大手キャリア累計契約数ランキング(2021年12月末時点) | ||
1位 | ドコモ | 8384.6万 |
2位 | au | 6142.8万 |
3位 | ソフトバンク | 4828.7万 |
4位 | 楽天モバイル | 450万 |
累計契約数ということで、大手キャリアの契約数はまさに圧倒的な数値ですね。
1位はやはり最大手のドコモで、2位のauと比べても2,000万以上の契約数の差があります。
筆者の家族も親戚を含め全員ドコモを使っていますし、知人にもドコモを使っている人は多く、確かに契約数から連想されるイメージ通りドコモユーザーは多い印象です。

そして楽天モバイルはまだまだ大手キャリアの仲間入りをしてから日が浅いこともあってか、3位のソフトバンクと比べても約4,400万ほどの差があります。

現在人気の格安SIMはどこ?MVNOの利用者シェアを比較
総務省の資料を元に、2021年12月末時点の格安SIMにおける個人向け格安SIMのシェアをランキング化してみました。

格安SIM(MVNO)利用者シェアランキング | ||
1位 | IIJmio | 17.3% |
2位 | OCNモバイルONE | 12.8% |
3位 | mineo | 9.0% |
4位 | 楽天モバイル(ドコモ・au回線) | 6.9% |
5位 | BIGLOBEモバイル | 5.8% |
格安SIMはIIJmioの人気が高いですね。
IIJmioはかなり長い間格安SIMを展開している大手なので、利用者シェアが高いことにも納得です。
IIJmioはサービスの改善にも積極的で、最近では2GB858円→850円など若干料金プランも値下げされました。

NTTコミュニケーションズのOCNモバイルONEもIIJmioに迫る勢いですが、もしかしたらドコモショップ等での取り扱いが始まり、一般のユーザーにもどんどん浸透が進んでいるのかもしれませんね。



3位のmineoも古くから格安SIMを展開していますし、Webや店舗のサポートが充実していたりドコモ・au・ソフトバンクの3キャリアに対応していて乗り換えハードルが低かったりするため人気には納得です。
4位の楽天モバイルは既に申し込み受付を終了済みのドコモ・au回線版ですが、まだまだ残っているユーザーが多いようですね。

5位のBIGLOBEモバイルはエンタメフリー・オプションでYouTubeなどが使い放題になるのが特徴、ラジオなどでもよくCMをしているため知名度が上がっているの考えられます。

売上が多い大手キャリアはどこ?
売上が多い大手キャリアについても調査して、ランキング化してみました。
大手キャリア売上ランキング(2021年3月時点) | ||
1位 | KDDI | 約5兆3126億円 |
2位 | ソフトバンク | 約5兆2055億円 |
3位 | ドコモ | 約4兆7252億円 |
楽天モバイルについては楽天グループだと2021年12月期が1兆6817億5700万円の売上収益という情報が見つかったものの、楽天モバイル単体の情報は見つかりませんでした。
以外にもKDDIが1位、2位がソフトバンクで契約数が多かったドコモは最下位となっています。
ただしドコモはあくまで「移動通信事業セグメント」部分だけの売上なので、ほかも合わせれば約12億円となるため最高額の売上ですよ。

povo・ahamo・LINEMO、契約数ランキング!
2021年にスタートしたばかりの大手キャリア新料金プランですが、移行状況はどうなっているのでしょうか。
総務省が2022年3月末時点での新料金プランへの移行状況データを発表しています。

出典:総務省Webサイト(https://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01kiban03_02000788.html)
総務省の発表では、2022年3月末時点で大手キャリアの新料金プランは契約数の合計が約3,710万となっています。
新料金プランは基本的にWeb申込みのみで一般の人が申し込むハードルがちょっと高めなのですが、それでも3,710万もの契約者数になっているのはすごいですね。

筆者も実際にahamo、povo2.0、LINEMOを執筆時点ですべて契約していますが、いずれも速度が高速、便利に使えていてかなり満足度が高いと感じています。(実はこの記事も、ahamoからパソコンにテザリング接続をして外で書いています)
合わせて大手キャリアが発表している、格安プランの契約数の情報も調べて一応ランキング化してみました。
大手キャリア格安プランの契約数ランキング | ||
1位 | ahamo | 200万半ば(2022年2月時点) |
2位 | povo | 100万超(2021年10月時点) |
3位 | LINEMO | LINEモバイルと合わせて100万契約以上(2021年11月時点) |
漠然としたデータでの比較、ちょっと時期もズレがあるのであくまで参考程度の情報となりますが、ahamoの利用者数はかなり多いことが伺えます。
推測になりますが、ahamoが圧倒的に多いのは申込みのハードルが他2社に比べて低めなことも理由に含まれるかもしれませんね。
ahamoは20GB+5分かけ放題の1プランで基本料金は2,970円と他2社より高めなのですが、一応ドコモショップでも手数料を払えば申込みサポートを受けられますし、既存のドコモユーザーはSIMカードの変更不要でプランだけをすぐahamoに乗り換えられます。
povo2.0は通信量が「トッピング」という手動の課金が必要だったり、SIMカードの交換が必要だったりしてやや特殊なためちょっとマニア向けなため1位と比べると差が大きいのではないでしょうか。

LINEMOは3GBと20GBから選択可能、料金も安いのですが、やはりSIMカードの交換が必要でドコモと違って店舗申込みなどの一般層が手を出しやすいシステムも今のところ無いためちょっと低めの順位になっていると考えられます。

2022年5月現在、おすすめしたい大手キャリア・格安プラン・格安SIM!
最後に、2022年5月時点でおすすめしたい大手キャリアや格安プラン、格安SIMについてまとめました。
契約数なども気になる情報ですが、サービス内容や料金プランもチェックしつつ、今後利用する携帯会社について考えてみましょう!
大手キャリアの使い放題プランは楽天モバイルがおすすめ!
大手キャリアで今盛り上がっているのが楽天モバイルで、なんといっても料金プランの安さが魅力的です。
楽天モバイルの料金プラン | |
~1GB | 0円 |
~3GB | 1,078円 |
~20GB | 2,178円 |
20GB~ | 3,278円 |
楽天モバイルは1GBまでの月額料金がなんと0円となっており、通信量が少ない人なら無料で使えてしまいます。
たくさん使う場合も、楽天回線エリアなら速度制限なしで3,278円を上限に使い放題です。
楽天回線エリア外に住んでいる場合は5GB使うと速度が最大1Mbpsに制限されてしまいますが、YouTubeやSNSなどはそれなりに快適に見られるのでこちらも使い放題と言っても過言ではありません。


楽天モバイルの恐ろしいところは通話料金も安いことで、なんと専用アプリ「Rakuten Link」を使って電話をかければ通話も無料でかけ放題になりますよ。
通信料金も通話料金も安く抑えられるということで、大手キャリアでおすすめしたいのは楽天モバイルです。

出典:楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/campaign/iphone/?l-id=campaign_campaign_iphone)
楽天モバイルでは他社からの乗り換えで楽天スーパーポイント最大20,000ポイント還元などのキャンペーンもあり、特典も充実しています。
大手キャリアのWeb受付格安プランはLINEMOがおすすめ
大手キャリアがWeb向けに展開している格安プランでおすすめしたいのは、LINEMOです。

LINEMOの月額料金 | |
3GB | 990円 |
20GB | 2,728円 |
LINEMOは2種類の料金プランがあり、たくさん使う人とあまり使わない人それぞれに選択肢が用意されているのが大きな魅力だと筆者は考えています。
外で動画やゲームなどをほとんどしないような方であれば3GBあれば十分なので、LINEMOに乗り換えることでスマホ代を990円まで抑えることができますよ。

出典:LINEMO公式サイト(https://www.linemo.jp/campaign/paypaycpn_202106/)
LINEMOは他社から20GBのスマホプランへの乗り換えで10,000円相当・新規契約でも3,000円相当のPayPayポイントがもらえるキャンペーンを展開中なので、大容量プランを契約する場合はお得な還元を受けられるのも嬉しいですね。

格安SIMはキャリア品質のUQモバイルがおすすめ
格安SIMでおすすめしたいのはUQモバイルで、auが自ら展開しています。
プランS | プランM | プランL | |
データ量 | 3GB | 15GB | 25GB |
無料通話 | 付帯なし(別途有料で追加可能) | ||
月額基本料(税込) | 1,628円 | 2,728円 | 3,828円 |
割引 | でんきセット割が適用可能 | ||
契約期間 | 縛り一切なし、契約解除料もなし | ||
低速時速度 | 300Kbps | 1Mbps | 1Mbps |
UQモバイルはキャリアの高品質な通信回線を使えるので、朝から晩まで通信速度が速く快適なのが魅力的ですね。
月額料金も標準で3GB1,628円などそこそこ安価、auでんきやauひかりなどの対象サービスとセットで使えば3GB990円~のさらに安い料金で使えます。
他社からの乗り換えでau PAYの残高がもらえるキャンペーンなども開催中、ぜひ検討してみてください!
まとめ
今回は、大手キャリアや格安プラン、格安SIMにおける契約数・売上などのデータを調べてみました。
大手キャリアに限らず、格安プランや格安SIMも十分に盛り上がっている印象です。
とくに大手キャリアの格安プランはまだ始まって日が浅いですが、どんどん契約数が増えていますね。
高品質・低価格な格安プランの登場でちょっと立場が危うくなりかけている印象もある格安SIMですが、格安SIM好きな筆者としては今後の巻き返しにも期待したいところです!