



LINEMOを使っていて、手持ちのスマートフォンが古くなったり、調子が悪くなったりしたら機種変更をしたいですよね。
この記事では、LINEMOにおける機種変更方法や注意点について解説します。
ソフトバンクなどの普通の携帯キャリアとは手続きのしくみが異なっているので、しっかり確認しておきましょう!
目次
LINEMOで機種変更はできるの?
LINEMOは、ソフトバンクが展開しているWeb受付専用の料金プランです。
月額990円・3GBのミニプランと月額2,728円・20GBのスマホプランで展開されていて、料金が安価なためもう乗り換えた方も少なくないのではないでしょうか。
LINEMOは料金が低価格ですが、契約して入手したSIMカードを使うにあたっては機種変更における大きな注意点があります。
LINEMOはスマホの機種変更ができない!LINEMOへ乗り換える際もセット購入は不可能
LINEMOは、機種変更という手続きに対応していません。

普通の携帯電話会社の場合、使っている端末が古くなったり壊れたりしたら機種変更することで新しい機種を使えますよね。
しかしLINEMOでは、端末を変えたくなってもLINEMO上での機種変更を行えません。
ちなみに、


LINEMOで使う機種を変更する方法|自分で対応するスマホを買えばOK!
LINEMOで機種変更をしたい場合は、自分でLINEMOに対応するスマートフォンを購入すればOKです。
確かにLINEMOでは機種変更手続きを提供していませんが、使う機種を変更すること自体は禁止されていません。
対応する端末を自分で購入して手元に用意し、設定をすれば機種変更を行えます!

対応する端末は、LINEMO公式サイトで確認できる
LINEMO側で動作確認されている端末は、LINEMO公式サイトの「動作確認端末」の項目からチェックできます。
画面をスクロールして検証済み端末一覧のタブを見つけたら、製品カテゴリやメーカー、ブランドを自分が使いたい端末に当てはまるものに変更してみましょう。
例えば「スマートフォン」「Apple」「Softbank」を選ぶと、iPhone 13シリーズなどの端末が表示されました。
動作確認内容の項目では、音声通話やデータ通信、SMS、テザリングといった動作が行えたかどうかがまとめられています。


対応状況が不明な端末はSNSなどで口コミを調べてみる!
LINEMOは国内の全てのスマートフォンで動作を行っているわけではないため、使いたい機種の動作状況を公式サイトで調べても不明な場合があります。
使いたい端末の対応状況が不明な場合は、SNSなどで口コミ情報を調べてみましょう。
使えるという声が見つかったら、もしかしたら使えるかもしれません。
しかし一般のユーザーが書いている情報の場合、100%正しいとは限らないのでご注意ください。


対応周波数帯からの推測も可能
LINEMOはソフトバンク回線を使っているので、ソフトバンク回線で使われる電波の周波数帯に対応している端末なら使える可能性が高いです。
欲しい端末の公式サイトなどから、対応周波数帯の項目をチェックしてみましょう。

Softbankで使われる4Gの周波数帯
最重要:Band1、Band8
他に使われている周波数帯;Band3、Band11、Band28、Band42
Band1は広いエリアで使われています。
Band8も障害物に強かったり、地方で電波を飛ばすために広く用いられていたりするため、Band1と共に重要な周波数帯です。

注意!LINEMOで使うスマホは、SIMロックがかかっていない必要あり
LINEMOで使えるスマートフォンの条件として重要なのが、「SIMロックがかかっている端末は使えない」ことです。

一般的な格安SIMの場合、使われている回線のキャリアで販売されていた端末ならSIMロックがかかっていても利用可能です。
LINEMOではソフトバンク回線が使われているものの、使うのがソフトバンクスマホであってもSIMロックを解除しなければ使えません。
LINEMOで使うスマホは事前にSIMロックを解除しておくか、SIMロックがかかっていないSIMフリーとして販売されているモデルを用意しましょう。

家電量販店やオンラインショップで、SIMフリースマートフォンを購入できる!
LINEMOで使うスマートフォンは、SIMフリーモデルの場合家電量販店やオンライン通販サイトで購入できます。
例えばiPhone 13シリーズを使いたい場合は、Apple Storeやヨドバシカメラ、ビックカメラといったお店の実店舗やオンラインストアで入手できますよ。
ネット通販サイトでも、Amazonや楽天市場など様々な場所でSIMフリーのスマートフォンを購入できます。
キャリア販売のみの機種も、キャリア取扱店で購入可能
GalaxyシリーズやXperiaの一部モデルなど、キャリア以外で購入できない機種を使いたい場合も心配はありません。
キャリアでしか販売がない端末も、ソフトバンクショップなどのキャリアショップや家電量販店の携帯コーナーで本体のみを買えます。
2年後の端末返却を条件に安くスマホを購入できる、ソフトバンクの「トクするサポート+」などのサービスも利用できますよ。
ソフトバンクオンラインショップ中古ショップで、SIMロック解除済み・SIMフリーの端末を買えばLINEMOでも使える!
LINEMOで機種変更をして使う端末は、新品でなく中古品を用意してもOKです。
ゲオやブックオフ、ソフマップなど様々な店舗で中古スマホが販売されています。
ただしSIMロックがかかっているとLINEMOで使えないので、SIMロックが解除されている機種やSIMフリーの機種を選びましょう。
また端末によってはバッテリーが劣化していたり、大きな傷があったりなどの問題があるケースも…。
中古端末は、購入前にしっかり状態を確認しておきましょう。
入手したスマートフォンをLINEMOで使うには、データ移行や初期設定を自分で行う必要がある


LINEMOで機種変更をする際は、新しく使う端末を使い始めるための設定画必要です。
データ移行や通信・通話のためのAPN設定の方法について、解説します。
LINEのデータ引き継ぎについてはこちら!
データ移行はiCloudやGoogle Driveから素早く行える!
今まで使っていたスマートフォンから新しく使う機種にデータを移行する方法は、様々です。
iPhoneはiCloud、AndroidスマートフォンはGoogle Driveを使ったデータ移行の方法を解説します。
iPhoneでデータ移行をする方法(iCloud)
iPhoneでデータ移行をする手順は、以下のとおりです。
- 設定アプリを開き、ユーザー名が表示されているAppleIDの項目をタップする
- iCloudの項目をタップし、「iCloudバックアップ」を選ぶ
- iCloudバックアップをオンにし、「今すぐバックアップを作成」する
- これから使うiPhoneで同じAppleIDにログインし、「iCloudバックアップから復元」を選ぶ
- バックアップを選んで復元をすれば、データが移行される!
なおiCloudの容量が足りない場合は、以下の月額料金を支払うことで大容量に切り替えられますよ。
iCloudの料金
50GB:130円
200GB;400円
2TB:1,300円

Androidでデータを移行する方法(Google Drive)
Androidでデータを移行するには、以下の手順を進めればOKです!
- 設定アプリの「バックアップとリセット」の項目を開く
- Googleバックアップの「データのバックアップ」がオンになっていない場合はオンにする
- これから使うスマートフォンの初期設定時に、同じGoogleアカウントでログインする
- データ復元の項目で、バックアップしたデータを選べば移行完了!
なおAndroidの場合、項目名が機種によって若干異なっている場合もあります。

通信・通話をするために必要なAPN設定方法
LINEMOで機種変更をしたスマートフォンを使って通信・通話を行うには、APN設定という設定が必要になります。

iPhoneの場合
iPhoneでは細かい手動での情報入力をする必要がなく、以下の手順を進めればOKです。
- 設定アプリを開き、「一般」→「情報」に進み数秒待つ
- キャリア設定アップデートが表示されたら、アップデートを行う
- iPhoneの画面上部に「LINEMO」が表示されれば設定完了!

Androidの場合
Androidの場合は、以下の手順を進めれば通信・通話が可能になります。
- 設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」の「モバイルネットワーク」を選ぶ
- アクセスポイント名の項目を開き、「LINEMO」の項目があれば選択する
- 「LINEMO」がない場合は、三本線のボタンを押して「新しいAPN」をタップする
- LINEMOのアクセスポイント設定を入力・保存し、一覧から選択する
「新しいAPN」で入力する情報は、以下のとおりです。
LINEMOのAPN設定 | |
名前 | LINEMO |
APN | plus.acs.jp |
ユーザー名 | lm |
パスワード | lm |
MCC | 440 |
MNC | 20 |
認証タイプ | CHAP |
APNタイプ | default,mms,supl,hipri |
なお、ソフトバンクやYモバイルの端末の場合はAPN設定が自動的に行われるため上記の手順は不要です。
LINEMOで機種変更をする時の注意点
最後に、LINEMOで機種変更をする際に知っておきたい注意点をまとめます。
新しい機種を購入する前に、チェックしておきましょう!
ドコモやauのスマホは、LINEMOのソフトバンク回線と相性が悪い場合あり
LINEMOはソフトバンク回線の格安プランで、ドコモやauで販売されている端末だとうまく電波をつかめない場合があります。
例えばドコモのGalaxy S21の場合、LINEMOで使われている周波数帯のBand8や11に対応していません。

参照:LINEMO公式サイト(https://www.linemo.jp/device/support_list/)
LINEMO公式サイトの動作確認リストを見ても、データ通信は×になっていました。
LINEMOで使うスマートフォンは、対応周波数帯に問題がないSIMフリーモデルやソフトバンク・Yモバイルの端末を選ぶことをおすすめします。
LINEMOに端末補償サービスはないので注意!
LINEMOには、端末が壊れた時に修理や交換をしてもらえる補償のサービスがありません。

トラブルに備えたい場合は、購入するショップなどで提供されている補償サービスへ別途加入するなどの対応が必要になります。
例えばクロネコヤマトでは、月額200円からの補償サービス「スマホほしも保険」が提供されています。

まとめ
今回は、LINEMOで機種変更をする方法について解説しました。
LINEMOは機種変更に対応していないので、新しい機種を使いたい場合は自分で用意する必要があります。
家電量販店やオンラインストアなどで、LINEMOのソフトバンク回線に対応する機種を入手しましょう。
今回の解説を参考に機種選びやデータ移行などを行い、LINEMOでの機種変更を行ってみてくださいね。