ドコモからmineoへ乗り換えればスマホ代を安く抑えられます。
しかし、格安SIMへの乗り換えをしたことがない人は、乗り換えの手続きが難しいのではないかと不安になってしまいますよね。
この記事ではドコモからmineoへ乗り換える際の準備物や手順、注意点などについて詳しく解説します。
目次
mineoはドコモ・au・ソフトバンク回線に対応する格安SIM
mineoは、オプテージが展開している格安SIMです。
オプテージは旧社名がケイ・オプティコムで、光回線のeo光などを関西で展開する関西電力系列の会社です。
そして、mineoはドコモ、au、ソフトバンク回線から好きな回線を選んで契約可能となっています。
ドコモユーザーはもちろん、au、ソフトバンクの方でも乗り換えやすい格安SIMですよ。
料金プランはどの回線を選んでも同じ
mineoの料金プランは4種類で、ドコモ・au・ソフトバンクのどの回線を選んでも料金は変わりません。
| mineo 「マイピタ」概要 | ||||
| 月額基本料 （音声SIM） |
1,298円 | 1,518円 | 1,958円 | 2,178円 |
| 月額基本料 （データSIM） |
880円 | 1,265円 | 1,705円 | 1,925円 |
| データ量 | 1GB | 5GB | 10GB | 20GB |
| 低速時速度 | 200Kbps | |||
| 通話料 | 22円/30秒 | |||
| データ繰り越し | ◯ | |||
| 5G対応 | ◯ | |||
回線は4Gと5Gに対応しています。
また、mineoでは「パケット放題Plus」を申し込めば速度が1.5Mbpsに制限される代わりに使い放題（直近3日間で10GB以上使っている時のみ200kbpsに制限あり）になるのも特徴です。
パケット放題Plusは10GB以上のプランなら無料、1GB・5GB契約なら月額385円で利用できますよ。
ドコモからmineoに乗り換えると、料金はどのくらい安くなる？
格安SIMへ乗り換える一番の目的は料金が安くなるから、という方が多いと思いますので、ドコモからmineoに乗り換えることでスマホ代がどれくらい下がるのか、料金を比べてみました。
ドコモはeximoを1GB~3GBまたは3GB~無制限まで使った場合、mineoは1、10GBプランを契約した場合の料金が以下のとおりです。
| ドコモとmineoの料金比較 | |
| ドコモ(eximo) | mineo |
| 5,665円(1〜3GB) | 1,298円(1GB) |
| 7,315円(3GB~無制限) | 1,958円(10GB) |
1GBと10GBどちらを使った場合もmineoのほうが安いという結果になりました。
データ量は違いますが、mineoは5GBでも1,518円なので圧倒的にお得ですね。
ドコモは割引サービスが充実しているので、割引をすべて使った場合友料金を比べてみましょう。
| 割引適用時のドコモとmineoの料金比較 | ||
| ドコモ(eximo) （各種割引適用時） |
mineo | |
| 1GB | 2,178円(1〜3GB) | 1,298円 |
| 5GB | 4,928円(3GB~無制限) | 1,518円 |
各種割引を適用して、データ量を多く使うのであればドコモのほうが割安です。
ドコモの割引を全部適用できる方以外は、mineoのほうがお得という結果ですね。
他格安SIMとの比較も気になる方はこちら！
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ドコモのスマホはmineoでも引き続き使えるの？
ドコモのスマホはmineoでも引き続き使用できます。
参照：mineo公式サイト（https://mineo.jp/device/devicelist/?word=Xperia&sim=docomo&category=1）
mineoの公式サイトにある「動作確認済み端末検索」から、対応プランで「ドコモプラン」を選び、手持ちの機種名を検索してみてください。
参照：mineo公式サイト（https://mineo.jp/device/devicelist/?word=Xperia&sim=docomo&category=1&page=2）
一覧に機種が載っていて、データ通信や音声通話などの項目に「○」の表示があれば利用可能です。
一覧にない端末でもドコモ回線に対応していれば利用できる可能性がありますが、中には電波に繋がりづらい等の現象が発生する可能性もあるので注意しましょう。
Dプランで使うならSIMロック解除不要
ドコモのスマホは、mineoのDプランで使うならSIMロック解除不要でそのまま利用できます。
ただし、iPhone 13シリーズや2021年9月以前に発売された機種にはSIMロックがかかっているので、もしドコモ回線と異なるAプランやSプランで使う場合はSIMロックを解除しなければいけないことにご注意ください。
手持ちの機種が古かったり、壊れていたりするなら新しいスマホをセット購入できる
手持ちの機種が古かったり調子が悪かったりする場合は、mineoに乗り換える際に合わせて新しいスマホを購入できます。
mineoでは主にAndroidスマホが販売されていて、iPhoneは在庫がある場合のみ公式サイトから購入可能です。
ただ、必ずしもmineoから端末を購入する必要はなく、家電量販店や中古ショップなどで対応するSIMフリーの機種を用意してもOKです。
また、ドコモショップなどでは回線契約をしていなくてもスマホの本体のみで買うこともできます。
欲しい機種の取り扱いがmineoで行われていない場合は他の場所から端末を購入してみてください。
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ドコモからmineoへ乗り換える際に必要なもの
ドコモからmineoに乗り換える際に必要なものは以下の5点です。
- 連絡先に使うメールアドレス
- MNP予約番号（店舗で乗り換える場合）
- 本人確認書類
- 本人名義のクレジットカード
- mineoの初期費用合計3,740円
それぞれ解説するので、しっかり確認しておいてくださいね。
メールアドレスはドコモメール以外を用意
mineoへ乗り換える際に登録するメールアドレスは、必ずGmailやYahoo!メールなどのドコモメール以外のものを用意してください。
ドコモメールはドコモからmineoに乗り換えると使えなくなるため、使用するとmineoからのメッセージを受け取れなくなってしまいます。
ドコモでは解約後もドコモメールを引き続き利用できる「ドコモメール持ち運び」のサービスもありますが、こちらは乗り換えや解約後に申し込む形になるので、利用する予定があったとしてもmineo申込時は別のアドレスを登録するようにしましょう。
MNP予約番号は店舗でmineoの申し込みをする場合のみ必要
ドコモもmineoも「MNPワンストップ」に対応している事業者なので、オンラインで申し込みをする場合はMNP予約番号の発行が不要です。
ただし、店舗でmineoの申し込みをする場合は発行が必要なので手続きをしましょう。
MNP予約番号はMy docomoのドコモオンライン手続きから9時～21時30分に発行が可能です。
本人確認書類は運転免許証等を利用可能
mineoで音声通話SIMを申し込む際は、本人確認書類が必要です。
申込時に画像ファイルをアップロードする仕組みなので、以下の書類のいずれかを撮影しておきましょう。
- 運転免許証または運転経歴証明書
- パスポート（2020年2月4日以降申請のものは補助書類必須）
- 個人番号カード
- 在留カード
- 外交官等住居証明書
補助書類は発酵から3ヶ月以内となっている電気・ガス・水道の領収書か、マイナンバーの記載がない住民票でOKです。
支払い方法はクレジットカード
mineoの支払い方法はクレジットカードが利用できます。
デビットカードやプリペイドカードは登録できない恐れがあるので、必ずクレジットカードを用意しましょう。
なお、一部口座振替で支払可能なケースもありますが、詳細の確認は下記記事よりご確認ください。
詳しくはこちらから！
ドコモの解約金や乗り換え手数料はかからないが、mineoの初期費用は発生する
ドコモは解約金などを全て撤廃しているので、mineoに乗り換える際に手数料はかかりません。
ただし、mineoでは契約事務手数料3,300円と、SIMカード発行料440円の初期費用がかかります。
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ドコモからmineoに乗り換える手順
ドコモからmineoへの乗り換えは以下の手順で行います
- 手続きに必要なものを用意
- mineo公式サイトの「お申し込み」ボタンより手続きを開始
- 画面の指示に従ってプランや容量、オプションなどを選んでいく
- 住所・氏名などを入力、本人確認書類をアップロードして申込みを終える
- SIMカードやセット購入した端末が配送される
- MNP転入切替の手続き
- 使用する端末でAPN設定をして利用開始
申し込み完了までは画面の指示に従って手続きを進めていくだけなので難しい部分はありません。
次項より注意したいポイントである、MNP転入切替やAPN設定について解説します。
MNP転入切替の流れ
mineoを申し込んだのみの段階では乗り換え前のドコモのSIMはそのまま使えます。
SIMが届いた後に「MNP転入切替」をすることで電話番号が新しいmineoのSIMに移行され、ドコモは自動的に解約となります。
MNP転入切替の手順は以下とおりです。
- mineoのSIMカードをスマホに入れ、mineoのマイページを開く
- 切り替える電話番号等の表示をチェックし、SIMカードのICCID4桁を入力し「回線切替」ボタンを押す
- DプランやAプランは30分、Sプランは1時間ほどで回線切替が行われる
なお、Dプラン・Aプランは9時から21時までに手続きが可能、Sプランは10時～19時と短めであることにご注意ください。
受付時間の終わり際に手続きをした場合は、回線切替の完了タイミングが翌日になる可能性があることにも気をつける必要があります。
通信・通話に必要なAPN設定の流れ
ドコモなどのスマホでmineoを使う際は、通信・通話に必要な設定を手動で行わなければいけません。
iPhoneとAndroidそれぞれのAPN設定手順を解説します。
iPhoneの場合
iPhoneではWi-Fiに接続し、mineo公式サイト内にあるプロファイルインストール用QRコードをパソコンなどで表示したものを読み取ればすぐに設定ができます。
Dプランの場合「ドコモプラン」のQRコードを読み取ってプロファイルをダウンロードしたら、設定アプリを開いて「一般」→「VPNとデバイス管理」→「mineoドコモプラン」をタップしてインストールを行えば設定完了です。
Androidの場合
Androidスマホでmineoを使う場合は、ユーザーサポートページを元に使う端末に応じたAPN設定を行いましょう。
- 設定アプリを開き、「ネットワークとインターネット」→「モバイルネットワーク」へ移動する
- 詳細設定内の「アクセスポイント名」を選び、＋ボタンから設定入力画面に移動する
- 設定項目を入力して、「・・・」ボタンから保存する
- APNリストのmineoを選択して、設定完了！
入力する項目は以下のとおりです。
| mineoのAPN設定項目 | |
| 名前 | mineo（任意で入力） |
| APN | mineo-d.jp |
| ユーザー名 | mineo@k-opti.com |
| パスワード | mineo |
| 認証タイプ | CHAP |
機種変更をする場合は、データ移行も忘れずに
mineoへ乗り換える際に機種変更をする場合はデータ移行も行う必要があります。
例えばiPhone→iPhoneの場合は、設定アプリのiCloudの項目からデータをバックアップしておけば、機種変更後の初期設定時にデータを復元させることができますよ。
Android→Androidの場合は設定アプリの「システム」→「バックアップ」からデータをバックアップし、機種変更後のスマホの初期設定時に復元すればOKです。
バックアップできない写真などのデータは、microSDに移したり一旦PCに取り込んだりして移行しましょう。
なお、LINEなどスマホの標準機能でデータをバックアップできないアプリもありますので、バックアップ不可のアプリはそれぞれ個別に機種変更手続きを行いましょう。
また、Android→iPhoneに機種変更する場合は「iOSに移行」アプリを利用すればデータを転送可能、iPhone→Androidの場合は今後使うGoogleアカウントでログインすることで、カレンダーなどのデータを移行できますよ。
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ドコモからmineoに乗り換える際の注意点
最後に、ドコモからmineoへ乗り換える際に知っておきたい、ここまでで触れていないいくつかの注意点をまとめます。
細かい部分で仕組みが変わるので気をつけておきましょう。
お昼や夜など利用者が多い時間帯は通信速度が遅くなる場合もある
mineoのような格安SIMはドコモなどの大手キャリアから広い回線帯域の一部分を借りて運営しています。
これによって使用できる回線帯域の幅が大手キャリアより狭いため、利用者が増えるお昼や夜などは回線が混み合い、速度が下がってしまうこともあります。
速度が遅くなると、動画再生やネットサーフィンなどで読み込みが長くなることにご注意ください。
ドコモ回線以外で契約する場合、Androidは手持ちの機種でうまく通信・通話ができない可能性あり
ドコモからmineoのauかソフトバンク回線へ乗り換える場合、ドコモで販売されたAndroidスマホだと使う場所などによっては繋がりにくくなる可能性もあります。
現在では少なくなっていますが、キャリアで販売されている端末の中にはその端末の電波に最適化されてるものがあり、他キャリアの電波に完全対応していない場合があります。
まとめ
今回はドコモからmineoへ乗り換える手順や準備物、注意点などについて解説しました。
mineoはドコモ回線のSIMを選んで契約できるのでドコモユーザーであれば問題なく乗り換えて利用可能です。
ドコモからの乗り換えればスマホ代も一気に下げることができますよ。
申し込みには本人確認書類やクレジットカードなどが必要になるので、忘れず準備しておきましょう。
今回の解説を参考に、mineoへの乗り換えをスムーズに行ってみてください。
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