



Googleが自ら手がけているAndroidスマートフォン・Pixelシリーズは、日本国内でもマニアから一般の方まで広い支持を受けています。
Pixelシリーズを、月額料金が安いmineoで使いたい!と考えている方も少なくないでしょう。
この記事では、mineoでPixelを使えるのか、端末の入手方法や注意点などと合わせて解説します。
目次
PixelシリーズはGoogle純正のAndroidスマートフォン

参照:Google公式サイト(https://store.google.com/jp/product/pixel_5?hl=ja)
Pixelシリーズは、2018年のPixel 3より日本国内でも販売が開始されたGoogleのAndroidスマートフォンです。
GoogleはAndroidのOS開発をしていますが、多くのAndroidスマホはGoogle以外のメーカーが開発しています。

Pixelは数少ないGoogle純正のAndroidとなっているので、いわばAndroid界のiPhone的存在です。

OSのアップデート期間が長い
Androidスマホは基本的に1~2年程度しかOSのアップデートが行われませんが、Pixelシリーズは発売から最低3年間のアップデートが行われます。
2~3年程度スマホを使う人でも、機種変更までしっかり最新のOS機能が提供されたり、セキュリティアップデートで安全にスマホを使えたりします。

Google純正端末なので、アップデートが早いのも魅力です。

PixelのOSはメーカー独自の改造などが行われていない
PixelシリーズはGoogle純正ということもあり、外部メーカーによるOSの改造などが行われておらず、スッキリとしたシンプルな状態のAndroidOSが搭載されています。
結果として動作はサクサクですし、分かりづらい複雑化されたシステムなどもなく、使いやすくなっています。
余計なアプリなども入っておらず、ストレージの無駄な消費がありません。
ただし、GalaxyやOPPO、XiaomiなどOSのカスタムが盛んなスマホに慣れている人の場合は、Pixelに乗り換えるとむしろ「あの機能が使えない」といった不便さを感じるケースもあるので、シンプルなOSであることは好みは分かれるポイントにもなっています。
mineoで利用できるPixelシリーズは3以降
mineoでは、Pixelシリーズを使えます。
mineo側でしっかり端末の動作確認が行われているので、間違いなく利用可能です。
利用できるのはPixel 3シリーズから、2022年3月時点で最新のPixel 5aまでとなっています。
Pixel無印や2は国内販売がなかったため、動作確認も行われていません。
mineoで確実にPixelを使いたい場合は、3以降のモデルを用意しましょう。
動作確認済み端末リストで、相性をチェック!


参照:mineo公式サイト(https://mineo.jp/device/devicelist/?maker_id=5&page=1)
mineoの「動作確認済み端末リスト」をチェックすれば、mineoにおけるPixelシリーズの動作状況を確認できます。
ページ内でメーカー名を「Google」に設定したり、「Pixel」でキーワード検索をしたりすれば、動作確認済みの端末名が表示されます。
あとは使いたいPixelの種類(Softbankモデルなら「ソフトバンクブランド端末」、SIMフリーなら「SIMフリー端末」など)を選べば、データ通信や音声通話などの動作状況が表示されます。
注意!mineoなどの格安SIMではPixelシリーズのセット販売をしていない
mineo以外も含めて、格安SIM各社におけるPixelシリーズのセット販売は行われていません。
mineoに乗り換えるのに合わせてPixelシリーズを購入したい!という場合は、mineo以外から購入する必要があります。

Pixelの新品は、Googleストアやキャリアで購入可能!
Pixelは、本体のみで新品を購入する手段がたくさんあります。
一番手っ取り早いのは、GoogleストアからSIMフリーのPixelを購入することです。
注文すれば自宅に送られてくるので、お店に出向くなどの手間はかかりません。
価格がGoogleストアより高い場合もあるので注意が必要ですが、取り扱っているキャリアで本体だけを購入するという方法もあります。
家電量販店やキャリアショップに行き、「Pixelの本体だけを購入したい」と伝えると、在庫があれば販売してもらえます。


中古ショップ等で購入する手もある
Pixelシリーズを中古ショップやメルカリなどの個人売買で入手する方法もあります。
お店に足を運んだり、アプリで検索したりしてみましょう。
ただし中古品には、バッテリーが消耗していたり、出品者が見落としている状態不良がある可能性があったりなどのリスクもあります。
また、前所有者が支払い関連のトラブルなどを起こしてしまい、「ネットワーク利用制限」にかかると、通信ができなくなる恐れがあるのにも要注意です。
より確実に長期間Pixelを使いたいのであれば、新品での購入がおすすめです。
mineoでPixelシリーズを使うにあたっての注意点
最後に、mineoでPixelシリーズを使う際に知っておきたい注意点をまとめます。
SIMカードの相性などに細かい注意点がありますが、mineoはトリプルキャリア対応の格安SIMなので、比較的対処しやすいです。
通信にはAPN設定が必要
mineoのSIMをPixelで使う際は、APN設定の登録が必要です。
設定アプリの「モバイルネットワーク」→「詳細設定」内にある「アクセスポイント名」を開き、
「・・・」マークのメニューボタンから「新しいAPN」をタップしましょう。
あとは以下の情報を入力して保存、一覧から適用させれば通信が可能になりますよ。
名前 | mineo(任意の名前でOK) |
APN | Aプラン:mineo.jp、Dプラン:mineo-d.jp/Sプラン:mineo-s.jp |
ユーザー名 | mineo@k-opti.com |
パスワード | mineo |
認証タイプ | CHAP |

同キャリアのSIMならSIMロック解除不要、他キャリアSIMは利用に解除が必須
mineoでキャリアモデルのPixelを使う場合は、ソフトバンクモデルならソフトバンク回線のSプランといったように、同じキャリアのSIMを使うならSIMロックは解除不要です。

しかし、ソフトバンクモデルでau回線のAプランを使うなど、異なる回線のSIMを利用する場合は、SIMロック解除をしなければいけません。
SIMロック解除は無料で行うことができ、例えばSoftBankならMy SoftBank、auならMy auから手続きができます。
ただし端末をクレジットカード払い以外で分割購入している場合は、前回の他の端末のSIMロック解除かPixelの購入日から101日目以降でなければ手続きを行えないことにご注意ください。

なお、SIMフリーモデルにはSIMロックがかかっていないので、どの回線のSIMも使えます。

キャリアモデルは動作確認済みのSIMの種類が限られる
キャリア版のPixelは、基本的に販売されていたキャリアの回線でしかmineoにおける動作確認が行われていません。
例えばPixel 4aのSoftBankモデルは、Sプランでのみ動作確認が行われています。
基本的にPixelシリーズはキャリアモデルに特別な周波数帯制限などのカスタマイズなどは行われていませんが、他社回線のSIMを使いたい場合は、動作確認対象外になることにご注意ください。
SIMフリーモデルが動作確認されていないモデルもある
Pixel 4 XLやPixel 4aなど、キャリアモデルしか動作確認が行われておらず、SIMフリー版は動作が確認されていないPixelもあります。
動作確認済みで信頼性が高い端末を使いたい場合は、ご注意ください。
とはいえ、基本的にキャリアモデルで動作が確認されていれば、SIMフリー版でもその確認済みの回線のSIMなら問題なく使えると考えられます。

Pixel 5はドコモ回線に完全対応ではない!
2021年8月時点で最新となるPixel 5は、ドコモの5Gで使われている周波数帯「n79」に対応していません。
一部の5Gエリアにおいて、他のドコモ端末なら5G接続されるのに、mineoのDプランを入れたPixel 5は4Gのまま、といったことが起こる可能性はあります。
ただし、2021年時点ではそもそもどのキャリアも5Gのエリアが狭いので、当面の間はとくに問題はないと考えられます。
まとめ
今回は、mineoにおけるPixelシリーズの動作状況や注意点、端末の入手手段などについて解説しました。
mineoでも、Pixelシリーズはたくさんの機種が動作確認済みとなっています。
ただし、セット販売は行われていないので、自分で端末を用意しなければいけないことにご注意ください。
今回の解説を参考に、mineoでPixel 5を活用してみてくださいね。