



OCNモバイルONEを使っていて、自分の用途に合わない、他社へ乗り換えたいなどの理由で解約をしたい場合、手続き方法がわからないと困ってしまいますよね。
OCNモバイルONEの解約やMNP転出は、インターネット上ですぐに手続きを済ませられます。
この記事では、OCNモバイルONEを解約する方法や、電話番号をそのままで他社に乗り換えるMNP転出を行う方法について解説します。
目次
OCNモバイルONEが不要になったら、解約かMNP転出をしよう
OCNモバイルONEの契約が不要になった時は、解約を行いましょう。
解約方法には、ただの解約に加えて「MNP転出」という方法もあります。

MNP転出とは、電話番号で他社に乗り換えることを言います。
「MNP予約番号」を発行して、他社の新規契約時に番号を伝えることで、電話番号をそのままで他社を契約することができますよ。


OCNモバイルONEでは、解約とMNP転出の手続き両方をオンライン上で行なえますよ。
OCNモバイルONE公式サイトOCNモバイルONEの解約金は、2019年11月20日以降の新コース申込みなら無料
OCNモバイルONEは、最低利用期間や解約金が申し込んだ時期ごとに異なります。

OCNモバイルONEの最低利用期間と解約金 |
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最低利用期間 | 解約金 | |
~2019年9月30日 | 本人確認書類の確認完了日を含む月+10日後を1ヶ月目として6ヶ月目まで | 8,000円 |
2019年10月1日~2019年11月19日 | 本人確認書類の確認が完了した日を含む月を1ヶ月目として6ヶ月目まで | 1,000円 |
2019年11月20日~ | なし(旧コースは本人確認書類の確認が完了した日を含む月を1ヶ月目として6ヶ月目まで) | なし(旧コースは1,000円) |
※解約違約金は「不課税」のため、消費税が発生しません。
OCNモバイルONEは元々最低利用期間が約6ヶ月間だったので、2019年11月20日以降にあえて旧コースを契約していない限りは、2021年4月現在は最低利用期間を満了しています。
つまり今から解約を申し込んでも、ほとんどの場合OCNモバイルONEの解約はかかりません。


OCN モバイル ONEは短期解約しても良い?
OCN モバイル ONEは端末代金が非常に安く抑えられている格安SIMです。
そのため、端末目的で契約してOCN モバイル ONEは解約したいと考える方もいるかもしれません。
そこでここからは、OCN モバイル ONEは短期解約しても良いのか説明していきます。
1回線目であれば短期解約しても問題はないと考えられる
結論を先に伝えると、1回線目であれば短期解約してもブラックリスト入りなどの危険性は少ないと考えられます。
なぜなら、1回線目であれば、OCN モバイル ONEの通信速度が合わなかったり、使い心地が合わなかったりしたと考えられるからです。
しかし、1回線目なら絶対に安全だと言い切れるわけではないため、短期解約を行いたい場合は自己責任で行いましょう。
また短期解約の場合は、同月内にMNP転出は行えません。
MNP転出は、利用開始した月の翌月からしか行えないため注意しましょう。
短期解約と再契約を繰り返すとブラックリスト入りする可能性がある
OCN モバイル ONEは、短期解約と再契約を繰り返し行っている場合、ブラックリスト入りする可能性があります。
過去にOCNの入退会を繰り返す等転売目的のおそれがある場合や、取引実績その他総合的な与信判断の観点から、注文をお断りする場合や注文確定後にキャンセルさせていただく場合があります。
(引用:OCN モバイル ONE 公式サイト)
OCN モバイル ONEの端末を使う転売防止のための処置であることが公式サイトに明記されています。
ただし、短期解約の目安となる期間は明記されていないため、具体的にどれくらいの期間で解約と契約を繰り返すとブラックリスト入りするのかはわかりません。
一般的な使い方をしている場合、1年程度は使い続けることが多いと考えられるため、1年程度を目安に考えると良いでしょう。
OCN モバイル ONEを解約するタイミングは月末がおすすめ!
OCN モバイル ONEの解約を検討している場合は、月末付近での解約がおすすめです。
OCN モバイル ONEは解約月の日割り計算がないため、月初めに解約しても1カ月分の料金が請求されてしまいます。
また、格安SIMやキャリアに乗り換えた場合、初月は日割り計算になることがほとんどです。
そのため、OCN モバイル ONEを月末付近まで使い、他社に乗り換えたほうが支払う料金を節約できるのです。

ただし、MNP転出は他社の回線切替が完了したタイミングでOCN モバイル ONEが解約になります。
つまり、月末ギリギリにMNP転出してしまうと、翌月にOCN モバイル ONEが解約されることもあり得るため、MNP転出の場合は月末より若干早めに手続を行いましょう。

OCNモバイルONEの解約はマイページからすぐに行える!

OCNモバイルONEの解約は、OCNのマイページから行います。
解約の手順は以下のとおりです。
- OCNのトップページで「マイページ」をタップする
- メールアドレスとメールパスワードを入力して、ログインする
- 「解約のお手続き」を選択する
- 「解約のお手続き一覧」内の『ご契約中の「モバイル」の解約』より、「解約手続きを始める」を選択する
- 「OCN解約」ボタンを押し、解約手続きを開始する
- OCN会員登録証に記載されている「お客さま番号」「認証ID」「認証パスワード」を入力して、「認証」を選択する
- 注意事項等に同意し、解約希望日を選択して「次へ」をクリックする
- 請求書送付先や解約理由などの注意事項を指示に従って入力し、確認画面で「解約する」をクリックする
解約における手続きはかんたんですが、入力する項目が多くて比較的長めの時間がかかるので、時間に余裕があるタイミングで手続きを開始しましょう。

複数あるうちの特定のSIMカードのみ解約することもできる
OCNモバイルONEを家族で使っている場合など、SIMカードが複数ある時に特定のSIMカードだけを解約する場合は、手順が少し異なります。
- マイページの「解約のお手続き」→「解約の手続き一覧」で、『ご契約中の「OCN モバイル ONE」オプションの解約』の「SIMカード/端末」項目(「SIMカードを2枚以上ご利用のお客さまはこちら」と書かれている部分)から「解約手続きをはじめる」をクリックする
- 解約する電話番号のSIMにチェックを入れて、画面の指示に従って注意事項に同意・「申し込む」ボタンをクリックする

OCN モバイル ONEの解約がうまくできないときは電話サポートの利用がおすすめ!
OCN モバイル ONEは、解約がうまくできないときに使える電話サポートを用意しています。
電話サポート | 連絡先 |
一般解約できないとき | 0120-506-506 |
MNP転出できないとき | 0120-506-305 |
どちらの窓口も受付時間は朝10時~夜19時までとなっています。
ただし、電話サポートは曜日や時間帯によってつながりにくいこともあるため、繰り返し発信しなければいけないことも多いです。
オペレーターにつながったあとは、解約したいことを伝えるだけで解約手続きを進めてくれます。
OCNモバイルONEから、電話番号をそのままで他社にMNP転出する方法
OCNモバイルONEから他社にMNP転出をする場合の手順は、通常の解約と異なっています。
WebからMNP予約番号を発行し、他社へ乗り換える手順は以下のとおりです。
- マイページにログインし、「解約のお手続き」内にある「MNP転出」の項目にある「解約手続きをはじめる」をタップする
- 画面の指示に従って、MNP予約番号の発行を申し込む
- 3営業日ほどでMNP予約番号が発行される
- 契約したいキャリアや格安SIMの申し込み手続きを開始する
- MNP転入での申し込みを選び、MNP予約番号を入力する(お店で契約する場合は番号を提示、必要に応じて書類などに記入する)
- 新しいSIMカードを受け取ったら、乗り換え先の指示に従って開通手続きなどを行って利用開始
通常の解約を選ぶとそのまま電話番号が失われてしまうので、申し込みの項目を間違えないように気をつけてください。
2021年4月より、OCNモバイルONEからのMNP転出手数料は無料になった!
OCNモバイルONEでは元々、他社へ乗り換える際にMNP転出手数料が3,300円かかっていました。
しかし2021年4月1日以降は、OCNモバイルONEにおいてMNP予約番号を発行して転出する際の手数料が無料となっています。
解約金も新コースで申し込んでいればいつでも無料なので、OCNモバイルONEから他社へ乗り換える際の負担は大幅に軽減されています。
ただし、他社に乗り換えた際の初期費用は従来どおり発生することにご注意ください。

OCNモバイルONEを解約する際に知っておきたいポイント・注意点
最後に、OCNモバイルONEを解約するにあたって知っておきたい様々なポイントや注意点をまとめます。
解約に関する疑問を解消し、スムーズに手続きを進めましょう。
店舗では解約できない
OCN モバイル ONEは家電量販店やdocomo shopなどでも契約できますが、これらの店舗では解約手続きは行えません。
家電量販店でもdocomo shopでも受け付けているのは新規契約だけなので注意しましょう。

解約時は、SIMカードの返却が求められている
OCNモバイルONEを解約する際は、SIMカードを返却する必要があります。
返却先は、以下のとおりです。
OCNモバイルONEのSIMカードの返却先
〒261-7101
WBG郵便局留 NTTコムSIM回収係
メモ用紙などの台紙にSIMカードを粘着テープで貼り付け、封筒に入れて発送しましょう。
送料は自己負担で、もしもSIMカード以外にも破棄できない余計なものが入っていた場合は、着払いで返送されることにご注意ください。

解約月の月額料金は日割りにならず、満額請求される
OCNモバイルONEの解約月における月額料金は、日割りになりません。
1日に解約しても、30日に解約しても月額料金の満額が請求されることにご注意ください。

MNP予約番号の発行には3営業日程度かかるとされている
OCNモバイルONEから他社へ乗り換える際に発行を申し込む「MNP予約番号」は、発行完了までに3営業日程度かかると説明されています。
#OCNモバイルONE きのう電話で依頼した #MNP予約番号 がSMSで通知された☝️◔̯◔ pic.twitter.com/Zu3vibDyYv
— ӧʰᙚªʷª ㌠ (@hidetoshiohsawa) January 30, 2020
OCNモバイルONEからMNP予約番号が届いた。実質12時間程度、営業日換算では4時間程度でお仕事してくれた。9/30まで引き延ばしてキャンペーンに乗らせないサボタージュもせず。やはり、とてもいい会社だ。。。それがゆえにSIMカードサイズ変更だけがスムーズにいかない仕様なのがとても残念だ。
— 機械系のコーギー提督bot (@flltby2) September 29, 2019
ただし口コミを調べてみると、数時間~半日程度で発行されている声もありました。


MNP転出は、利用開始翌月以降でなければ申し込めない
OCNモバイルONEから他社へのMNP転出は、利用開始の翌月以降でなければ申し込めません。
私も数年前に、OCNモバイルONEから他社へすぐに乗り換えようとして、この「利用開始翌月にならないとMNPできない」という問題に困った経験があります。
当時は結局新しい電話番号で希望の乗り換え先を契約し、OCNモバイルONEは解約して対処しました。

MNP予約番号の有効期限切れに要注意!
MNP予約番号には有効期限があり、OCNモバイルONE以外も含めて、基本的に発行当日を含めて15日経つと使えなくなります。
乗り換えは時間がかかるケースもあり、有効期限が少なくなってから契約を申し込むと、手続きの途中で期限が切れ、乗り換えがキャンセルされてしまうケースもあります。
MNP予約番号を発行したら、できるだけその日のうちに乗り換え先の契約手続きを済ませてしまい、期限切れを防ぎましょう。
050Plusを使い続けるときは契約変更が必要
OCN モバイル ONEは050Plusというサービスを提供していますが、050PlusをOCN モバイル ONE解約後も使い続ける場合は契約変更が必要になります。
OCN モバイル ONEとのセット割引自体は適用されなくなりますが、050Plusは月額料金330円で使い続けられるため安心してください。
OCNメールが使えなくなる
OCN モバイル ONEのメールアドレス「OCNメール」は、OCN モバイル ONEを解約すると使えなくなります。
OCNメールに大事なメールがある場合は、SDカードなどを使って保存しておきましょう。
また解約前にGメールやヤフーメールなどを登録して保存し直すこともおすすめです。
初期契約解除は窓口が異なる
OCN モバイル ONEは初期契約解除という制度を利用できます。
初期契約解除とは、8日以内であれば申し込み後にキャンセルできる制度のことを言います。
OCN モバイル ONEは違約金が発生しないため初期契約解除を使う必要はありませんが、初期契約解除を利用したい場合は以下の窓口に問い合わせてください。
OCNサービスセンター 初期契約解除受付担当 |
0570-047-990 |
受付時間は朝10時~夕方17時までとなっております。
上記の窓口に問い合わせると、必要書類や送付先を教えてくれるため、指示に従って申請してください。
OCN モバイル ONEからの乗り換えにおすすめの格安SIM
ここからは、OCN モバイル ONEの解約後におすすめの格安SIMを紹介していきます。
OCN モバイル ONEの解約は検討しているものの、乗り換え先の格安SIMをまだ決めていない方は参考にしてください。
UQモバイル
UQモバイルはシンプルでわかりやすい料金プランと、速い通信速度が特徴の格安SIMです。
UQモバイルの料金プラン | |||
プラン名 | くりこしプランS+5G | くりこしM+5G | くりこしL+5G |
月額料金 | 通常:1,628円 自宅セット割適用:990円 |
通常:2,728円 自宅セット割適用:2,090円 |
通常:3,828円 自宅セット割適用:2,970円 |
月間データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
UQモバイルの料金プランは上記のとおりです。
UQモバイルはWiMAXやauひかりなどとのセット割引があり、適用することで月額料金がグッと安く抑えられます。
またauでんきとのセットでも割引が受けられるため、単身での乗り換えを検討しているときにUQモバイルはおすすめです。
Yモバイル
Yモバイルは複数回線契約したときの割引がお得な格安SIMです。
また、先ほど紹介したUQモバイルと同様に通信速度が速い特徴もあるため、OCN モバイル ONEの通信速度が不満だった方にもおすすめです。
Yモバイルの料金プラン | |||
プラン名 | シンプルS | シンプルM | シンプルL |
月額料金 | 1回線目:2,178円 2回線目以降:980円 |
1回線目:3,278円 2回線目以降:2,090円 |
1回線目:4,158円 2回線目以降:2,970円 |
月間データ容量 | 3GB | 15GB | 25GB |
Yモバイルの料金プランは上記になります。
1回線目は割引が受けられませんが、2回線目以降は割引が適用されて月額料金が安く抑えられます。
OCN モバイル ONEの通信速度に不満があり、家族全員での乗り換えを考えている場合はYモバイルに乗り換えると良いでしょう。
Y!mobile公式サイト
楽天モバイル
楽天モバイルは、使ったデータ容量に応じて月額料金が異なる仕組みの格安SIMです。
楽天モバイル | 月額料金 |
Rakuten UN-LIMIT VI (2022年6月30日まで) |
1GBまで:0円 3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 20GB以降:3,278円 |
Rakuten UN-LIMIT Ⅶ (2022年7月1日以降) |
3GBまで:1,078円 20GBまで:2,178円 20GB以降:3,278円 |
楽天モバイルの料金プランは上記のとおりです。
楽天モバイルは2022年7月1日以降より、料金プランが変わることが発表されており、0円で使うことは不可能になります。
しかし、3GBでも1,078円で使えるため、他の格安SIMと比べて高額になるわけではありません。
また使ったデータ容量に応じて料金が変わるため、月によってスマホを使う時間が変わる方におすすめです。
まとめ
今回は、OCNモバイルONEの解約やMNP転出方法を解説しました。
OCNモバイルONEは、Web上のマイページからすぐに解約やMNP予約番号の発行を行えます。
解約時の違約金やMNP転出手数料も基本的にはかかりませんが、送料自己負担による解約したSIMカードの返送が必要となっていることにご注意ください。
また、MNP転出をする際は、MNP予約番号の期限切れを防ぐため、早めに乗り換えて続きを済ませてしまうことをおすすめします。
OCNモバイルONE公式サイト