



povoは月額基本料金が0円で、「トッピング」により高速データ通信量やかけ放題、対象サービスの使い放題を利用できます。
以前は通話など一部のみがトッピングでしたが、povo2.0では通話・データ・コンテンツと幅広いサービスがトッピングでの提供になっています。
この記事では、povoで使えるトッピングについて解説します。
目次
最初に…povoやau回線の格安SIMを使っている方に朗報!
これからpovoに乗り換える方は先にauオンラインショップから機種変更するのでもOK!
最新モデルも要チェックです!
auオンラインショップ公式サイト
povoはトッピングで高速通信やかけ放題などを利用できる!
povoの大きな特徴として挙げられるのが、「トッピング」という概念です。
トッピングとは、要するに必要な機能は別途自分で契約するオプション形式のことですよ。
大手キャリアが20GBの低価格プランを発表する際、先陣を切ったahamoやLINEMO(当初)は、5分かけ放題付きで2,980円(税抜)という設定でした。
一方でauのpovoは、開始当初5分かけ放題を「トッピング」のオプション提供とすることで、月額料金を当時最安の20GB2,728円に抑えました。
LINEMOは後にpovoの後追いで5分かけ放題をオプション化してpovoと同額にしましたが、ahamoは5分かけ放題はそのままに、料金を少し下げて対抗しています。
povoのトッピングという概念は、他社のプラン見直しにも繋がった非常に重要な概念なのです。
そしてさらに、2021年9月下旬より開始されるpovo2.0ではデータ通信量自体がトッピングでの提供となりました!
今までは通信量が20GB固定でしたが、povo2.0では3GB990円や1GB390円など様々な容量のトッピングを手動で追加することで高速通信が可能となります。


povoは通常月額0円、トッピングで高速通信が可能になる!
トッピングなしの状態だと、povoは月額0円・速度は最大128kbpsとなっています。
povoではデータトッピングとして容量を追加することで、高速通信ができるようになりますよ。
povo2.0のデータトッピング | ||
利用期間 | 利用料金 | |
1GB | 7日間 | 390円 |
3GB | 30日間 | 990円 |
20GB | 30日間 | 2,700円 |
60GB | 90日間 | 6,490円 |
150GB | 180日間 | 12,980円 |
データ使い放題 | 24時間 | 330円 |
それぞれ利用期間が決まっていて、とくに1GBは7日間で期限が切れてしまうことにご注意ください。
小容量で充分なら3GB990円、ある程度大容量を使うならまず20GB2,700円を検討することになります。
大容量を選べばお得!30日2,163円で20~25GBを使える
60GBや150GBは一見高額ですが、利用できる期間がそれぞれ約3ヶ月、6ヶ月と長くなっていることにご注目ください!
30日単位で考えると60GB・150GBはそれぞれ20GBを3ヶ月・25GBを6ヶ月使えて利用料金が2,163円となるので、実は20GBを30日ごとに追加するよりも537円~お得になっています。


自分のスマホの使い方に合わせて、ベストなデータトッピングを追加していきましょう。
povo公式サイトデータ容量が24時間使い放題になるトッピングはpovoの大きな魅力!
povoでは、24時間使い放題のトッピングを1回330円で利用可能となっています。

「データ使い放題」は他社で提供されておらず、povoのみの提供です。

データ使い放題を申し込めば、24時間以内のデータ通信では通信量が消費されません。
動画を見たり、音楽を聴いたり、地図でナビを活用したりなど、自由に何でもできますよ。
ただし、データ使い放題24時間利用時は、一定期間内に大量のデータ通信をしてしまうと、混雑する時間帯に速度が制限されます。
使い放題だからといって延々通信していると、速度が落ちて用途が制限される場合があることにご注意ください。

通話のトッピングは5分かけ放題と分数無制限のかけ放題を選べる
povoにおけるトッピング無しでの通話料金は、30秒22円です。

povoにおける通話のトッピングとして、以下の2種類のかけ放題が提供されています。
通話トッピングの月額料金 | |
5分以内通話かけ放題 | 550円 |
通話かけ放題 | 1,650円 |
かけ放題もトッピングでの提供にすることで、povoは基本料金を割安に抑えられていますよ。

ahamo、povo、LINEMOにおける、かけ放題利用時の月額料金を比べてみました。
ahamo、povo、LINEMOのかけ放題込みでの月額料金(20GB利用時) | ||
5分かけ放題 | 分数無制限のかけ放題 | |
ahamo | 2,970円 | 4,070円 |
LINEMO | 3,278円、1年間はキャンペーンで2,728円 | 4,378円、1年間はキャンペーンで3,828円 |
povo(20GBトッピング) | 3,250円 | 4,350円 |
povo(60GB・150GBトッピング、30日ごとの利用料金) | 2,713円 | 3,813円 |
かけ放題を使う場合、標準料金はahamoが最安です。
LINEMOは申込みから1年間は通話オプションにキャンペーン料金が適用されるので、ahamoやpovoの20GBトッピング利用時より安く使えるしくみです。

しかし実は、povoを60GBや150GBのトッピングにすれば30日の料金は平均2,163円となるため、かけ放題を追加しても最安値になります。
通話込みの料金を徹底的に下げたい方は、povoで60GBや150GBをトッピングしつつかけ放題を利用しましょう!

コンテンツトッピングで対象サービスを使い放題にできる
povo2.0の開始に伴い、対象サービスを使い放題にできる「コンテンツトッピング」が新たに登場しました!
コンテンツトッピングの利用料金 | ||
利用期間 | 料金 | |
DAZN使い放題パック | 7日間 | 760円 |
smash.使い放題パック | 24時間 | 220円 |
DAZNはスポーツ関連の配信サービス、smash.はライブ配信などの動画サービスです。
コンテンツトッピングを追加すれば、利用期間の間は対象サービスを利用した際に通信量が消費されません。
ただしネットワーク混雑時や動画の利用時などには、速度が制限されることもあるのでご注意ください。

povoでトッピングを追加する方法を解説!

出典:povo公式サイト(https://povo.au.com/support/app/)
povoでトッピングを追加する際は、それぞれ申込みが必要です。
基本的にpovoのトッピング追加では、アプリを利用することになります。
高速通信はpovo トッピングアプリで申し込めばすぐ使える
povoのデータトッピングを申し込む際は、povo トッピングアプリを利用しましょう。
アプリから申込みを行えば、選んだデータ容量が追加されて高速通信をできるようになりますよ。
コンテンツトッピングもアプリで追加可能
DAZNなどのコンテンツトッピングをして自由に楽しみたい場合も、povo トッピングアプリを利用しましょう。
追加すればDAZNは7日間、smash.は24時間使い放題になりますよ。
かけ放題の申込み・廃止もアプリからすぐに行える
povoでかけ放題のトッピングを申し込む際も、povo トッピングアプリを利用すればOKです。
もちろん、廃止もアプリから行えますよ。
povo公式サイトpovoのトッピングを活用した使い方の例を紹介!
povoはトッピングで機能を増やせる新料金プランということで、各トッピングの使い方の例を考えてみました。
データ使い放題で、休みの日や旅行中の通信量を補おう!
休日やお盆休みのような長期休暇で、スマホをたくさん使うこともありますよね。
休みの日などに一気に通信をたくさん行いたい場合に出番となるのが、「データ使い放題」です。
330円で丸一日のデータが使い放題になるので、1日中家でスマホを見たり、動画を楽しんだりする際はどんどん活用しましょう。
旅行でナビを見たり、乗り物での移動中に子供に動画を見せたりする時にも「データ使い放題」は役立てられますよ。


1GBのデータトッピングをタブレットで活用!


povoにおける1GBのデータトッピングは390円・7日間利用可能です。
1GBは容量があまり多くなく、期間も短いので使いづらいように見えますが、タブレットやルーターで使うときだけチャージするという活用方法もあります。
例えばタブレットを1ヶ月に1回だけ外に持ち出して、旅行で地図を見る、喫茶店でネットサーフィンをするといったことをするなら、povoのSIMを入れて1GBチャージをするのが便利ですよ。

150GB契約で、コスパ最強の大容量通信をしよう!
povoは20GBだと30日2,700円ですが、150GBのトッピングなら30日×6ヶ月使えて月々2,163円・25GB使えます。
あらかじめ150GBをトッピングしておくだけで、20GBより5GB多くて537円安い料金になるのは大きなメリットですよね。
まとめて大容量をトッピングして、お得に得られたデータ容量で動画やアプリのダウンロード、電子書籍などを自由に活用しましょう!

かけ放題のトッピングは、LINE通話などと併用してうまく使おう!
povoでは、5分かけ放題や通話の分数無制限かけ放題のトッピングもできます。
しかし、前述の通りpovoのかけ放題利用時の月額料金は、他社と比べるとちょっと不利です。

povoでかけ放題のトッピングを使う場合は、「トッピング」という概念を意識して、必要なタイミングでだけ申し込むのがおすすめです。
スマートフォンでは、LINEの無料通話機能を使えば、LINEで繋がっている友達同士であれば、無料でいくらでも通話できます。
LINEの無料通話で消費されるのは、データ通信量のみですよ。
長電話をする友人や家族と連絡を取る際は、povoの20GBという大容量を活かし、LINE通話で連絡しましょう。


povoのかけ放題は、どうしても通常の音声通話で連絡しなければいけない場面が多い月のみ、必要に応じて申し込めばOKです。
例えば引っ越しをするため不動産と連絡を取る機会が多い月は、かけ放題を追加しておけば通話料金がかさむことなく安心ですよ。


povoのトッピングは今後増える予定がある?
povoのトッピングは元々、データ通信関連2種類とかけ放題2種類の合計4種類だけでした。
しかし、2021年9月下旬のpovo2.0ではデータ容量がデータトッピング式に変更・コンテンツトッピングも追加され、一気にバリエーションが増えました。
今後も、さらにたくさんのトッピングが増える可能性がありますよ。
ケータイWatchでは2021年3月に、povoの担当者へのインタビューが行われています。
インタビュー内では、これからもトッピングが増える可能性があることが語られていました。
現在考慮されているのは、「動画サービスなどの、目的を絞ったトッピング」や「オフライン系」のトッピングです。
前者はまさに、povo2.0で追加された「コンテンツトッピング」です。
前者が実現したため、後者も将来的に追加される可能性は大いにあります。
目的を絞ったトッピングが今後も現れる可能性あり
通常のauではNetflixが使えるプランが提供されていて、povoも2.0ではDAZNやsmash.の使い放題トッピングが登場済みです。
povoでも今後何らかの方法で、同じように何らかの目的に合致した使い放題などのトッピングがたくさん提供される可能性があります。
具体的な内容はまだまだ明かされていないので推測になりますが…
例えば「Netflixのベーシックプランを使える」「Netflix使い放題」といったトッピングには、期待できますね。

インタビューでは「毎月トッピングのメニューが変わってもいいんだろう」と語られているので、もしかしたら「1ヶ月、低価格で有料サービスをお試しできるトッピング」などもでてくるかもしれません。

食べ物など、オフライン系のトッピング構想もある
これまでに登場しているのはpovo自体のサービスを拡張するオプション系トッピングですが…
auでは、食べ物のようなオフライン系のトッピング構想もあることがインタビューで語られています。
具体的な発表はありませんが、もしかしたら「○○でハンバーガーが割引に」「契約すれば毎週、どこかのお店で無料プレゼントが」といった特典を得られるトッピングが出てくるかもしれませんね。

まとめ
povoでは、トッピングにより高速データ通信量を追加したり、かけ放題を利用したりできます。
従来のpovoは20GBの基本容量がありましたが、povo2.0の開始により、データ容量はすべてトッピングで追加して使う形になりました。
3GB990円、20GB2,700円などの利用料金ですが、60GBや150GBでまとめて追加するなら30日平均2,163円で20GB・25GBをお得に使えますよ。
24時間のデータ使い放題も、povoでしか利用できない変わったトッピングです。
1日330円で24時間の通信量を自由にできるので、休日などに必要に応じて活用してみてください。
かけ放題もオプション化することによって、povoの月額基本料金そのものを下げているのが魅力ですね。
DAZNやsmash.の使い放題トッピングも登場し、povoのトッピングは大いに盛り上がりを見せています。
将来的には、さらにバリエーションに富んだトッピングが登場する可能性もあります。
povoを使いこなすためには、トッピングの最新情報を追い続けるのがおすすめですよ。
povo公式サイト