



しかし、乗り換えにおいて心配なのが色々な手続きですよね。
この記事では、auから楽天モバイルへ乗り換える方法、メリット・デメリットや料金がどれくらい下がるかを含めて解説します。
目次
auから楽天モバイルに乗り換えるメリット
auから楽天モバイルに乗り換えることで得られるメリットには、以下のようなものがあります。
auから楽天モバイルの乗り換えをするか判断する基準となる、メリットについて解説します。せっかく乗り換えるのであれば、楽天モバイルの強みを最大限活かせるようにしましょう。
メリット①:楽天モバイルは通信にかかる月額費用が抑えられる
auと楽天モバイルの料金の違い(税込価格で表記)
au | 楽天モバイル | ||
プラン名 | 使い放題 MAX 5G | ピタットプラン5 G | Rakuten UN-LIMIT Ⅵ |
データ制限 | 無制限 | 最大7GB | 無制限 |
月額料金 | 7,238円 | 1GB: 3,278円
4GB: 4,928円 7GB: 6,578円 |
1GB:0円
3GB:1,078 20GB:2,178円 無制限:3,278円 |
表のように、auと楽天の無制限プランでは4,000円近くの差が生まれています。
さらに1GB未満の場合、楽天モバイルではなんと通信費0円の利用が可能です。

メリット②:データ利用量が無制限になる
楽天モバイルの20GB以上からのプランは、無制限で3,278円という低価格が特徴です。
ですが、データ量の制限と速度制限無しで使えるのは、楽天の自社回線に対応しているエリアのみという制限があります。
とは言っても、5GBを超えてしまっても最大1Mbpsの速度制限のみなので、実質無制限でSNSやWebの情報を閲覧することが可能です。


メリット③:Rakuten Linkで国内通話し放題
楽天が提供しているアプリのRakuten Linkを活用すると、国内通話が無料で通話し放題になります。また、Rakuten Linkは通話機能だけでなくグループチャット機能やメッセージ機能が揃っています。

メリット④:SIMの入れ替えだけで現在の端末を使える
楽天モバイルはSIMの入れ替えを行うだけで利用できるので、現在使っている端末を変えずに乗り換えられます。

メリット⑤:楽天ポイントを貯められる
楽天モバイルは、契約時はもちろん!契約後も毎月楽天ポイントが加算される仕組みになっています。
また、楽天カードの支払いを利用すれば100円につき1ポイントがもらえます。

メリット⑥:実店舗が多く問い合わせやすい
楽天は全国的に実店舗が多くあるので、問い合わせのしやすさもメリットとなるでしょう。
そのため何かあれば実店舗に行ったり、問題が起きた時にすぐに対応してもらったりできます。
メリット⑦:楽天ポイントで支払える
楽天モバイルではポイントが貯まるだけでなく、月々の支払いや端末購入をする際に楽天ポイントでの支払いに対応しています。
また、毎月の支払いに何ポイント使うのか設定しておくことも可能なので、より計画的な支払いができるようになるでしょう。


メリット⑧:auの契約解除料は無料(2022年4月1日より)
2022年4月1日より、auの契約解除料は発生しません。
これまで、auとの契約が続いているタイミングで乗り換えを行うと、以下の解約手数料がかかっていました。
- 2年契約の場合は10,450円
- 2年契約Nの場合は11,000円

auから楽天モバイルに乗り換えるデメリット


楽天モバイルに限った話ではありませんが、良い点も悪い点も比較してから、auから乗り換えるか判断することをおすすめします。
デメリット①:iPhoneだとAPN設定が別途で必要
使っている端末がiPhoneの場合、どの通信会社を利用してネットワークにアクセスするのか決める、APN設定をしなければなりません。
楽天モバイルを利用するには、楽天モバイルに対応したAPN設定を行わなければならないため、初期設定の手間がかかるデメリットがあります。
デメリット②:通信速度がエリアによって偏りがある
全国各地に広い対応エリアを持つauに比べると、主要都市が中心の楽天モバイルは、通信速度が場所によって左右されてしまいます。
対応エリア外では、月の通信が5GBを超えると通信速度が1Mbpsに制限される、パートナー回線しか使えません。
デメリット③:auのポイントが消滅する可能性がある
auとの契約後にau WALLETポイントを貯めていた人は、ポイントの消滅にご注意ください。au WALLETポイントは有効期限内に使用しないとそのまま消滅してしまいます。

デメリット④:auのメールアドレスが引き継げない
auから楽天モバイルに乗り換えるとメールアドレスの引き継ぎができないため、新しくメールアドレスを登録しなければなりません。
そのためアドレス帳に登録している人々に登録し直してもらったり、様々なサービスで登録しているメールアドレスを変更したりする手間があります。
確かに、メールアドレスを変えたらみんなに報告しなきゃいけないから、ちょっと面倒なのよね・・・
デメリット⑤:auスマホの残債は支払いが継続する
auスマホの残債支払いが残っている場合、楽天モバイルに乗り換えてしまうと一括請求されてしまいます。
残債額によっては乗り換え直後の支払いが高額になってしまうこともあるので、auスマホの残債を全て支払ったタイミングで乗り換えるようにしましょう。
auから楽天モバイルに乗り換えるタイミングはいつ?
先ほど解説したように、auを解約する際は解約金が発生しません。そのため、いつ解約しても損することはないので、基本的にはいつ乗り換えてもOKです。
なお、以下のタイミングだとよりスムーズに乗り換えできるでしょう。
- auで購入した端末代金の残債をすべて支払ったタイミング
- 楽天モバイルでお得なキャンペーンを実施しているタイミング
順にくわしくみてみましょう。
端末代金の残債をすべて支払ったタイミング
auで購入した端末を分割で支払っている場合、楽天モバイルに乗り換えたとしても支払いは継続します。
もし、端末の残債が残っている状態で、乗り換えと同時にスマホを購入すると、スマホ代金を二重で支払うことになります。
そのため、今まで使っていた端末代金の残債をすべて支払った時点で乗り換えることをおすすめします。

楽天モバイルでお得なキャンペーンを実施しているタイミング
楽天モバイルは随時お得なキャンペーンを実施しています。

そこで、乗り換え先である楽天モバイルのキャンペーン時期に合わせて乗り換えるのもひとつです!
端末をお得に購入できたり、月額料金が安くなったりするキャンペーンを利用できるチャンスがあるので、ぜひ活用してみてはいかがでしょうか。
auから楽天モバイルに乗り換える手順3つ
では、auから楽天モバイルに乗り換える手順を紹介します。

ステップ1:乗り換えの事前準備
auから楽天モバイルに乗り換える際は、以下の4点を準備する必要があります。
- 運転免許証等の本人確認書類
- 支払いに使うクレジットカードや銀行口座
- MNP予約番号
- SIMロック解除
それぞれの詳細を解説するので、申し込み手続きを始める前に準備しておいてくださいね。
楽天モバイルの申込みには本人確認書類が必要!
楽天モバイルを申し込む際は、運転免許証などの本人確認書類を提出する必要があります。
使える本人確認書類は、以下にまとめたとおりです。
- 運転免許証
- マイナンバーカード
- 運転経歴証明書
- 療育手帳
- 精神障害者保健福祉手帳
- 在留カード
- 特別永住者証明書
- 健康保険証+補助書類
- 住民基本台帳カード+補助書類
- 日本国パスポート+補助書類
- 身体障害者手帳+補助書類
運転免許証やマイナンバーカードを持っていれば、単体で本人確認書類を行えます。
なお本人確認は申込時に画像をアップロードするか、SIMカードの受取時に配送員の方に提示するかを選べます。

- 電気、ガス、水道の請求書または領収書
- 届出避難場所証明書
- 住民票

支払い方法はカードか口座振替!
楽天モバイルの支払いには、クレジットカードやデビットカード、そして口座振替を選べます。
クレジットカードの場合は貯めた楽天ポイントを支払いに使えるメリットもあるので、基本的にはクレジットカードがおすすめです。
デビットカードは楽天銀行かスルガ銀行が発行したもののみを使えるので、他のカードしかない方はご注意ください。
なお、プリペイドカードは使うことができません。
MNP予約番号を使えば電話番号を引き継げる
auの電話番号は、「MNP予約番号」を発行して申込時に入力することで楽天モバイルへ引き継げます。
言い換えると、MNP予約番号を使わなかった場合は番号を引き継げません。
友だちやWeb上のショップ、銀行などに電話番号の変更を伝えるのが面倒な場合は、MNP予約番号を発行して電話番号を楽天モバイルに移しましょう。
迷惑電話などに悩まされていて番号を変更したい場合は、MNPせず新規契約で楽天モバイルを申し込めばOKです。

ちなみに、MNP予約番号の発行方法は以下にまとめたとおりです。
- My auを開き、「スマートフォン・携帯電話」内の「ご契約内容/手続き」を選択
- 「お問い合わせ/手続き」内にある「MNPご予約」を選び、MNP予約番号を発行する
かつてauではWeb上でのMNP予約番号発行に対応していませんでしたが、2020年現在は対応しています。
発行したMNP予約番号は、乗り換えに使う電話番号へSMSで送られてくるしくみです。

電話でMNPを申し込む際の問い合わせ番号
MNP予約番号を発行したら、すぐに楽天モバイルの申込みを開始しましょう。

今使ってる端末を利用する場合はSIMロック解除も忘れず!
楽天モバイルでauのスマホを引き続き使う場合は、MNP転出の前に手持ちのスマホのSIMロック解除を行ってください。
SIMロックを解除しないと、楽天モバイルのSIMカードを使えないためです。
SIMロック解除は、こちらのURL内の「SIMロック解除のお手続き」からすぐに無料で行えます。
一括購入済みの機種ならすぐに、分割購入の場合購入から101日目以降であれば、SIMロックを解除可能となっています。

ステップ2:楽天モバイルでのMNP申し込み方法
auから楽天モバイルへMNPする手順は、以下にまとめたとおりです。
- 楽天モバイルの公式サイトの「お申し込み」ボタンをクリックする
- プランやオプション、購入する製品を選択して手続きを薦める
- SIMカードの種類(au端末なら基本的にnanoSIM)を選び、「本人確認書類」の画像をアップロードする(受取時に配達員へ提示してもOK)
- 「電話番号の選択」で「他社から乗り換え」を選び、電話番号やMNP予約番号を入力する
- 支払い方法を登録し、申し込み手続きを終える
- SIMカードの開通手続きをして、スマートフォンで初期設定を終えて利用開始
公式サイトを開き、画面の指示に従って必要事項を選択・入力すれば、手続きを終えられます。
手続きにおける注意点は、入力・選択内容を間違えないようにしっかり見直しをすることです。
電話番号を引き継ぐには「他社から乗り換え」を選択しないといけないので、間違えないよう気をつけましょう。
ステップ3 :SIMが届いてからの設定等
楽天モバイルのSIMカードが届いたら、あとは開通手続きをすれば乗り換えは完了です。


開通手続きはmy 楽天モバイルからすぐに行える
楽天モバイルの開通手続きをするには、まずスマートフォン等でmy 楽天モバイルを開きましょう。
ログイン後に「お申し込み履歴」を開き、表示された申込み番号をタップしたら「MNP転入する」を選べば手続きはあっという間に完了です。
21時までの申し込みで当日中、21時を過ぎてしまうと翌日9時以降に開通手続きが完了します。
開通手続きが完了したら新しいSIMカードが使えるようになり、古いSIMカードは使えなくなりますよ。
auのAndroidスマートフォンは「APN設定」が必要!
auのAndroidスマートフォンで楽天モバイルを使う場合は、「APN設定」という設定も必要になります。
iPhoneは設定が基本的に不要、楽天モバイルで買ったスマホもSIMカードを入れれば繋がるので、auスマホを使う場合に設定しましょう。
設定アプリを開いたら、ネットワーク設定の項目で「APN」を選び、APN設定の追加ボタンを押します。
あとは以下の表にまとめた項目にのみ情報を記入・選択して、保存しましょう。
APN名 | 楽天 |
APN | rakuten.jp |
MCC | 440 |
MNC | 11 |
APNタイプ | default,supl |
APNプロトコル | IPv4/IPv6 |
APNローミングプロトコル | IPv4/IPv6 |
PDPタイプ | IPv4/IPv6 |
設定を保存したら適用すれば、楽天モバイルのSIMカードで通信を行えるようになりますよ。
最後にもう一つ!Rakuten Linkを設定しておこう
楽天モバイルで通話をする際は、「Rakuten Link」を使えば料金が発生しないかけ放題になります。
アプリをGoogle Play StoreやApp Storeでダウンロードして起動し、画面の指示に従って初期設定を済ませておきましょう。
Rakuten Linkの詳細はこちらから!
auから楽天モバイルに乗り換える注意点
auから楽天モバイルに乗り換える際の注意点は、次のとおりです。
ポイント
- MNP予約番号の有効期限は切れていないか
- 動作確認済みのスマホであるか

MNP予約番号の有効期限は切れていないか
電話番号をそのまま引き継いで他社へ乗り換える際は、MNP予約番号の発行が求められます。
MNP予約番号は発行してから15日間の有効期限があるので、乗り換えの手続きが遅れてしまうと、再度MNP予約番号を発行しなければなりません。
MNP予約番号を発行したら、速やかに乗り換えの手続きを行いましょう。
動作確認済みのスマホであるか
auで使っていたスマホを楽天モバイルでも利用する場合、楽天モバイルでもそのスマホが使えるかどうかを確認することが不可欠です。

動作確認済みのスマホであるか確認するなら、楽天モバイルの公式サイトをチェックしてみましょう。
auと楽天モバイルの料金プランを比較


しかも楽天モバイルは楽天回線エリアなら使い放題、エリア外でもau回線を使って月5GBの通信ができますよ。
通話料金はRakuten Linkアプリを使うことで、かけ放題を0円で利用可能です。
基本的にこの金額とサービス内容になる時点で、ほとんどのauユーザーならスマホ代は下がると考えられます。
参考までに、楽天モバイルとauの最新5Gプラン内容と料金を表にまとめてみました。
通信量 | 月額料金 | |
楽天モバイル | 使い放題(au回線エリアは5GB) | ~1GB 0円 ~3GB 1,078円 ~20GB 2,178円 20GB以上 3,278円 |
au(データMAX 5G) | 使い放題(テザリング最大30GB) | 8,480円(6ヶ月間6,480円、7~12ヶ月目7,480円) |
au(ピタットプラン 5G) | 最大7GB | 3,278円(税込)(~1GB)~5,980円(4~7GB) |
※auは2年契約N適用時の料金設定です。未適用時は+170円(税抜)になります。
楽天モバイルは、どの通信容量帯でもauより大幅に安くなります。



auから楽天モバイルへの乗り換えはキャンペーンで端末が激安!
2022年5月現在、楽天モバイルでは様々なキャンペーンを実施中。
中でもiPhoneやスマホを購入する場合は非常にお得な価格です!
楽天モバイルで実施中の主なキャンペーン | |
他社から乗り換え限定!iPhone SE(第3世代)発売記念キャンペーン | 新規または乗り換えと同時に、対象のiPhone購入で最大35,000ポイント還元 |
iPhoneポイント還元キャンペーン | 新規+10分通話かけ放題申し込みで、対象のiPhoneが最大35,000円ポイント還元 |
Androidポイント還元キャンペーン | 新規+10分通話かけ放題申し込み+対象のAndroid購入で最大30,000円ポイント分お得 |
最大25,000ポイント還元キャンペーン | 他社から乗り換え+10分通話かけ放題申し込みで、最大25,000ポイント還元 |


auから楽天モバイルへ乗り換え!おすすめの人は?
auから楽天モバイルに乗り換えるのに「おすすめの人」は、次のとおりです!
- スマホ代を抑えたい
- 通話を頻繁に使う
- 月々の利用データ量がバラバラ
- 楽天経済圏を利用する
楽天モバイルは使った分だけ支払うワンプラン。あまりデータを使わない人でも、大容量のデータを使う人でもお得な料金で利用可能です。
また、「Rakuten Link」を使えば通話が無料で利用できるのも注目したいところ。
楽天モバイルを利用すればポイント還元率が上がり、楽天市場での買い物もお得になるので、要チェックですよ!
まとめ
今回は、auと楽天モバイルの料金の違いや、auから楽天モバイルへの乗り換え方法を解説しました。
ポイント
- auの料金プランと楽天モバイルを比較すると、楽天モバイルのほうがシンプルかつ割安
- auも今後低価格帯のプランを出す可能性があるが、ドコモ、ソフトバンクのように3,278円(税込)で20GB前後と考えられる
- 楽天モバイルへ電話番号を引き継ぐ際は、MNP予約番号の発行が必要
- 楽天モバイルは画面の指示に従ってすぐに申し込みを終えられる
- auスマホを楽天モバイルで使う場合はSIMロックの解除が必要
- auのAndroidスマートフォンを楽天モバイルで使う際は「APN設定」も行う必要がある
- Rakuten Linkの利用で、通話料金はかけ放題になる