



2021年秋、ついにGoogleからPixel 6シリーズが発売されました。
2020年のPixel 5から大幅に性能がアップ、カメラもより充実した仕様になっています。
今回は、Pixel 6シリーズの特徴や楽天モバイルにおける対応状況、注意点などについて解説します。
目次
Pixel 6シリーズは2021年登場のPixel最新モデル

参照:Google公式サイト(https://store.google.com/jp/product/pixel_6?hl=ja)
Pixel 6は、2021年10月に発売されたAndroidスマートフォンです。
無印モデルとProモデルの2種類が存在し、ストレージ容量もそれぞれ128GBモデルと256GBモデルの2種類が用意されていますよ。

まずはPixel 6シリーズの特徴について、詳しく解説します。
Pixel 6シリーズは、独自CPUのGoogle Tensorを搭載!翻訳性能やセキュリティなどの強化に役立っている

参照:Google公式サイト(https://store.google.com/jp/product/pixel_6?hl=ja)
Pixel 6シリーズの特徴としてまず説明が欠かせないのが、「Google Tensor」というチップを搭載していることです。
Androidスマートフォンは機種によって搭載するチップ(いわゆるCPU)が異なっていて、国内で主流なのはSnapdragonと呼ばれる種類です。

Pixel 6シリーズでは、Googleがついに独自のチップを開発しました。

Google Tensorの採用により、オフラインでも高度な言語の翻訳を即座に行えるようになっています。
Pixel 6シリーズでは、翻訳機能をオンにすることで流れている音声などを自動的に翻訳可能となりますよ。
私も実はPixel 6 Proを持っていますが、YouTubeなどの音声を素早く日本語に直して文字で表示してくれる様子は驚異的でした。
音声を聞き取って、文字起こしして表示する機能もありますよ。


他にもセキュリティ対策がより万全になっていたり、さらに性能そのものもPixel 5までに比べて大幅にアップしたりしました。

バッテリー持ちが優れている!急速充電にも対応
Pixel 6シリーズは、バッテリー性能も強化されています。
自動調整機能で場面に応じて電力の供給を調整できたり、「スーパーバッテリーセーバー」機能で電池持ちを最大48時間まで伸ばせたりしますよ。
急速充電にも対応していて、Googleの30W充電器を使えば30分で50%の急速充電も行えます。
私もPixel 6 Proを実際に使っていますが、確かに電池持ちは良いです。
私はスマホを朝5時頃から寝る前までかなり長い時間触っていますが、それでも朝から晩までしっかり使用でき、夜9時~10時頃にようやく残量が20%になっています。

撮影した写真から余計なものを消去できる消しゴムマジック機能
Pixel 6シリーズでは、Googleフォトを使って写真に写り込んでいる不要な物を識別・消すことができます。
例えば関係ない人が写り込んでしまった時は、編集画面から消しゴムマジック機能を使うことでその部分を消すことが可能です。
精度は私が試してみた限りだとそこそこで、完全にうまく周りに馴染むこともあれば若干不自然になってしまうこともある印象でした。


プロの写真家の人が使うのはちょっと厳しいですが、一般の人がちょっとした撮影トラブルを手直しするのにはある程度役立つ機能です。
Pixel 6は低価格!メインレンズと超広角レンズを搭載した高性能カメラが魅力
Pixel 6の無印モデルは、74,800円から購入できる低価格が大きな魅力です。
以下の表に、主なスペックや端末価格をまとめました。
Pixel 6の主なスペック | |
価格 | 128GB:74,800円/256GB:85,800円(Stormy BlackとSorta Seafoamのみ) |
OS | Android 12 |
CPU | Google Tensor |
メモリ | 8GB |
ストレージ容量 | 128GB、256GB |
画面 | 6.4インチ、2,340×1,080 |
重さ | 207g |
カメラ | アウトカメラ:5,000万画素+1,200万画素/インカメラ:800万画素 |
バッテリー容量 | 4,614mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応/対応 |
Pixel 6はダブルレンズ搭載で、通常の写真撮影ができるメインレンズと上下左右・手前により広い範囲を写せる超広角レンズを使えます。

Pixel 5よりも明るいレンズで、キレイな通常の写真撮影や人物撮影を行えます。
低価格ながらチップ性能はProモデルと同じなので、私としては迷ったら無印がおすすめ、Proは次項での解説を読んで興味を持った場合に検討してみることをおすすめします。

参照:Googleストア(https://store.google.com/jp/config/pixel_6?hl=ja)
なお、オレンジ色のKinda Coralでは128GBモデルしか選べないことにご注意ください。
Pixel 6 Proは望遠レンズも搭載、より大画面の最上級モデル
Pixel 6 Proは、通常レンズや超広角レンズに加えて望遠レンズを搭載する上位モデルです。
Pixel 6 Proの主なスペック | |
価格 | 128GB:116,600円/256GB:127,600円(Stormy Blackのみ) |
OS | Android 12 |
CPU | Google Tensor |
メモリ | 12GB |
ストレージ容量 | 128GB、256GB |
画面 | 6.7インチ、3,120×1,440 |
重さ | 210g |
カメラ | アウトカメラ:5,000万画素+1,200万画素+4,800万画素/インカメラ:1,110万画素 |
バッテリー容量 | 5,003mAh |
おサイフケータイ・防水 | 対応/対応 |
Proモデルはメモリ容量が無印モデルの8GBから12GBに増えているため、たくさんのアプリを起動したときなどの動作はより快適と考えられます。
望遠レンズの搭載は重要なポイントで、光学4倍ズームやデジタルズームでの最大20倍ズームを行えますよ。

無印モデルは最大7倍のデジタルズームのみ対応なので、遠くにいる動物や建物などを大きく撮影したい場合はProモデルを選ぶことをおすすめします。

参照:Googleストア(https://store.google.com/jp/config/pixel_6_pro?hl=ja)
なおProでは、256GBモデルを選択できるのはStormy Blackのみであることにご注意ください。
私は「Sorta Sunny」カラーが欲しかったのですが、256GBモデルをどうしても選びたかったため泣く泣くStormy Blackを選びました…。
Pixel 6の対応バンドの詳細
ここからはPixel 6の対応バンドについて説明していきます。
Pixel 6対応バンド | |
3G | 1 / 2 / 4 / 5 / 6 / 8 / 19 |
4G LTE | B1 / 2 / 3 / 4 / 5 / 7 / 8 / 12 / 13 / 14 / 17 / 18 / 19 / 20 / 25 / 26 / 28 / 29 / 30 / 32 / 38 / 39 / 40 / 41 / 42 / 46 / 48 / 66 / 71 |
5G | n1 / 2 / 3 / 5 / 7 / 8 / 12 / 14 / 20 / 25 / 28 / 30 / 38 / 40 / 41 / 48 / 66 / 71 / 77 / 78 |
Pixel 6の対応バンドは上記のとおりです。
4G回線は楽天回線のバンド3だけでなく、au回線のバンド18/26にも対応しており、パートナー回線エリアでも問題なく動作します。
また楽天モバイルの5G回線のバンド77にも対応しているため、5G回線でもPixel 6は使えます。

注意!楽天モバイルではPixel 6シリーズの取り扱いがなし、動作確認も完了済み!
楽天モバイルでは、実はPixel 6シリーズが販売されていません。
Pixel 6 Proは携帯会社の場合Softbankのみ、無印モデルはauとSoftbankが取り扱っています。


動作確認は完了済み、楽天の5Gに対応済み!
楽天モバイルではPixel 4から5aまでのモデルで動作確認済み・楽天回線対応と公式に謳われており、Pixel 6シリーズも動作確認が完了しています!

参照:楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/certified-products/)
楽天モバイルの公式が動作確認を行っているため、安心してPixel 6を購入できます。


楽天モバイルは5G回線にも対応しているため、5G回線エリア内に住んでいる場合は高速通信も可能です。
楽天モバイルで利用するPixel 6シリーズを購入する方法は?
楽天モバイルでは、Pixel 6シリーズは販売されていません。
楽天モバイルでPixel 6シリーズを使いたい場合は、自分で端末を用意する必要があります。
Pixel 6シリーズの購入方法を解説するので、ご覧ください。
Googleストアならすぐに端末を購入可能
一番手っ取り早いのは、Googleストアから本体のみを購入する方法です。
Googleストアなら、送料無料でPixel 6シリーズを購入できますよ。
ただしタイミングによっては、在庫がないこともあります。
私が確認してみたところ、2021年11月16日時点では無印モデルのSorta Seaformは在庫がありませんでした。

Softbankやauでも、端末のみ購入できる
大手キャリアでも、Pixel 6シリーズを購入可能です。
キャリア取扱店に行き「本体だけを購入したい」と説明すれば、回線契約をしなくても端末のみを購入できますよ。

ただしPixel 6 Proのソフトバンクモデルが128GBで127,440円など、キャリアモデルはGoogleストア版と比べて値段が高めであることにご注意ください。

中古ショップなどで入手してもOK、ただし注意点も!
Pixel 6シリーズが中古ショップやフリマアプリなどで販売されていた場合は、購入して楽天モバイルで使うこともできますよ。
ただし中古品は、画面などに傷があったりバッテリーが劣化していたりする場合もあることに注意が必要です。
またキャリアモデルの中古品は、前所有者が分割払い中だと今後支払いが滞るなどして利用制限がかかってしまう可能性があります。
キャリアモデルはゲオやじゃんぱらなど、トラブル時に返金などの対応を行っているお店で購入するのがおすすめですよ。
楽天モバイルでPixel 6を使うための設定方法は?SIMロック解除は必要?
楽天モバイルでPixel 6シリーズを使うために、とくにAPN設定などの細かい設定は必要ありません。
SIMカードを入れれば、自動的に楽天回線に接続されますよ。

私の用意したスクリーンショットです。
実際にPixel 6 Proに楽天モバイルのSIMを入れてみましたが、このとおり楽天モバイルの設定は最初から本体に入っていて、自動的に通信が可能になりました。

あとは通話アプリのRakuten Linkや、会員情報を確認・変更できるmy 楽天モバイルをGoogle PlayストアからインストールすればOKです。
キャリアモデルのSIMロック解除は必要なし
Pixel 6シリーズのGoogleストアモデルは最初からSIMフリーなので、SIMロック解除手続きは不要です。
auやソフトバンクのPixel 6シリーズも、2021年10月以降発売のスマホはもれなくSIMロックがかかっていないので解除手続きの必要はありません。

まとめ
今回は、Pixel 6シリーズを楽天モバイルで使えるかどうかについて解説しました。
ポイント
- Pixel 6シリーズは独自のチップを搭載、カメラ性能やバッテリー持ちなど様々な部分が優れた端末!
- Proは望遠レンズ搭載、120Hzリフレッシュレートで滑らか画面表示
- Pixel 6シリーズは楽天モバイルで販売されていないが、4Gは問題なく利用可能(5Gはアップデートで対応)
- 楽天モバイルで使うPixel 6シリーズは、Googleストアなどで購入する必要がある
- SIMカードを入れればすぐに利用できる!SIMロック解除も不要
端末を自分で用意しなければいけないことや、2021年11月時点だとまだ公式な動作確認前であることには要注意ですが、Pixel 6シリーズは楽天モバイルでも問題なく利用できますよ。
今回の解説を参考に、Pixel 6シリーズを楽天モバイルで活用してみてください。