



Rakuten Handは片手で持ちやすいサイズと充実した本体性能を持ちながらも、価格を20,000円に抑えた高コスパなスマホです。
この記事では、Rakuten Handの特徴やメリット、デメリットについて解説します。
楽天モバイルで新しいスマホを購入したいと考えている方は、参考にしてくださいね。
目次
Rakuten Handは5.1インチ画面のスリムなスマートフォン

出典:楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/?l-id=gnavi_product_smartphone)
楽天モバイルで発売された「Rakuten Hand」は、充実した機能・性能を備えた高コスパなスマートフォンです。
本体は一見普通の縦長なスマートフォン型に見えますが、サイズも「片手操作がしやすい」という特徴を持っています。

しかしRakuten Handは横幅が63mmと短く、片手でもしっかり握れるようになりました。
以前登場したRakuten Miniも小型でしたが、Rakuten Miniは3.6インチ画面で非常に小さく、性能も低めで万人向けとは言い難い仕様でした。
Rakuten Handは縦長の形状により5.1インチと大きめな画面サイズを維持していて性能も上がり、より万人向けとなっています。


Rakuten Handの特徴は?主な機能を確認!
Rakuten Handは、様々な便利機能を備えているスマートフォンです。
活用方法と合わせて、どんな特徴・機能があるか紹介します。
なんと言っても価格が安い!
Rakuten Handは税込みで12,980円です。
低価格なスマートフォンは色々ありますが、1万円台で買える機種はそう多くありません。
しかも楽天モバイルではキャンペーンが行われていて、SIMカードとのセット購入で最大17,980円相当の楽天ポイントをもらえます。
つまり実質0円で本体を購入できる安さが、Rakuten Handの大きなメリットです。実質0円どころか、5,000円相当余りますね。


おサイフケータイ対応!モバイルSuicaなどで支払いに使える

出典:楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/smartphone/rakuten-hand/)
Rakuten Handは、なんとおサイフケータイに対応しています。
財布をわざわざ取り出さなくても、登録したモバイルSuicaやiDなどで支払いを行うことが可能です。
主な電子マネー
- モバイルSuica
- 楽天Edy
- iD
- QUICPay
- nanaco
- WAON

楽天モバイルで使える他のおサイフケータイ対応端末も紹介中!
指紋認証と顔認証に対応!いつでも快適に画面ロックを解除できる

出典:楽天モバイル公式サイト(https://network.mobile.rakuten.co.jp/product/smartphone/rakuten-hand/)
Rakuten Handは、指紋認証と顔認証に対応しています。
最新のiPhone 12シリーズは指紋認証に非対応で、マスクをしている場合はパスコードを打たないと画面をロック解除できません。
Xperia 1IIなど、反対に顔認証に非対応な機種もあります。
Rakuten Handならマスクをしていない自宅では顔認証、外では指紋認証といったように使い分けられます。
いつでもどこでも快適に画面ロックを解除して使い始められるのも、Rakuten Handのメリットですよ。
またRakuten Handの指紋認証は、画面内にセンサーが内蔵されている「画面内指紋認証」なのも見逃せません。
親指などで画面に表示されたセンサーを触れば、すぐにロックが解除される最先端の仕様です。
カメラは広角レンズと深度測位レンズを搭載
Rakuten Handのカメラは、通常のレンズ(広角レンズ)と深度測位レンズのデュアルレンズ仕様です。
背景をぼかしたポートレート写真を撮影できたり、AIで状況を認識してキレイな仕上がりの写真を作れたりします。
美顔モードで肌をキレイにすることができるのも、自撮りが多い方にとって嬉しい仕様ではないでしょうか。
Rakuten Handは画面が有機ELの鮮やかな仕様なので、撮影した写真をきれいな表示で楽しめるのも嬉しいポイントです。


防滴(簡易的な防水)に対応で多少の降雨なら安心
Rakuten Handは、簡易的な防水機能である「防滴」に対応しているため、多少の降雨であれば問題なく使用できます。
スマホは外で使うことも多いため、少し雨が降ったくらいで壊れてしまうのでは困りますよね。Rakuten Handは、「IPX2等級」の防滴仕様を備えているため、多少の雨には対応できます。
しかしIPX2等級というのは、垂直方向の左右15度以内からの降雨に対しては、防水効果を発揮するというものです。
左右15度以上の降雨を受けた場合は、内部に水滴が入り込んで故障の原因になってしまう恐れがあります。
そのため、ハイエンド機種のようにお風呂の中に落としても壊れない、というわけでは決してないのでご注意ください。

詳しくは後ほど改めてお話ししますが、水濡れには弱いため台所や風呂場では使えないと考えておきましょう。
とはいえ、多少の雨で壊れる心配がないというのは、外でスマホを使うことが多い方には嬉しい要素です!

メインカメラ4,800万画素のデュアルカメラでクセのない写真を撮影できる
Rakuten Handのカメラは比較的スペックが高く、クセが少なくて扱いやすいこともメリットです。
詳細スペックは後述しますが、Rakuten Handのメインカメラは約4,800万画素の広角カメラと、約200万画素の被写界深度センサーのデュアルカメラ仕様です。フロントカメラは約1,600万画素で、メインカメラ同様にハイスペックです。
しかもRakuten Handのカメラは、環境や場面に応じて色調を自動調節する「AIシーン認識機能」や、特殊な光源処理でコントラストを最適化する「HDR機能」を備えています。

Rakuten Handのカメラはさまざまな機能を備えているため、価格からは想像できないほどハイレベルな写真を撮影できるでしょう。
Rakuten Handはカメラのスペックを重視する方にもおすすめです!

通信速度は普段使いなら問題なし
Rakuten Handの通信速度は、次のとおりです。
送受信 | 通信速度 |
LTE受信時 | 400Mbps |
LTE送信時 | 75Mbps |
インターネットに必要な通信速度としては、
- Web検索:10Mbps
- 動画(YouTubeなど):20Mbps
と言われているため、Rakuten Handの通信速度があれば、普段使いには問題ないでしょう。しかし楽天回線エリアとパートナー回線エリアでは、通信速度に多少のちがいがでるようなので、利用する際には注意しましょう。
コンパクトスマホとしては十分なバッテリー容量で使いやすい
Rakuten Handのバッテリー容量は2,750mAhで、コンパクトスマホとしては十分なバッテリー容量です。
連続使用可能時間については、連続待受時間(LTE)は約420時間で、連続通話時間(LTE)は約18.3時間(約1,098分)となっています。
1日2時間ほど使うくらいであれば、3日ほどバッテリーが持続するようです。
ハイエンドのスマホと比べるとバッテリー容量は少ないため、ゲームや動画視聴など電池の消耗が大きな用途で使用する場合は、少しバッテリーの持ちが悪い感じがするかもしれません。
一方で、コンパクトスマホはサイズの都合からバッテリーサイズが制約されるため、その中では十分なバッテリー容量で健闘しているだと言えるでしょう。

Rakuten Handのスペックをチェック|ゲームも遊べる充実性能・ただし注意点も
Rakuten Handは機能だけでなく、性能も価格を考えるとかなり高めです。
以下の表に、Rakuten Handのスペックをまとめました。
価格 | 12,980円、最大17,980円相当のポイント還元で実質0円 |
CPU | Snapdragon 720G |
内蔵メモリ | 4GB(RAM)/64GB(ROM) |
外部メモリ | 非対応 |
ストレージ容量 | 64GB |
画面 | 5.1インチ、1,520×720 |
カメラ | アウトカメラ4,800万画素+200万画素/インカメラ1,600万画素 |
サイズ | 138×63×9.5,mm |
重さ | 129g |
バッテリー容量 | 2,630mAh |
ワイヤレス充電 | 非対応 |
連続待受時間 | ・LTE:約402時間 ・3G:約421時間 ・GSM:非対応 |
連続通話時間 | ・LTE:約18時間 ・3G:約23時間 ・GSM:非対応 |
通信速度 | ・LTE受信時:400Mbps ・LTE送信時:75Mbps ※ベストエフォート方式による理論値であり、実際の通信速度は通信環境やネットワークの混雑状況によって変化する |
SIM | eSIM |
おさいふケータイ | 対応 |
防滴/防塵 | 対応(IPX2/IP5X) |
デザリング | 10台 |
OS | Android 10 |


Snapdragon 720G搭載!ゲームもサクサク動作
Rakuten Handに搭載されているCPUは、Snapdragon 720Gです。


「安いスマホだと動作が重そうで不安…」という方も、Rakuten Handを選んでおけば心配はありません。
最大10台のテザリングに対応!楽天回線エリアなら使い放題で自由に活用できる
Rakuten Handは、最大10台でのテザリングに対応しています。
たくさんのゲーム機やパソコン、タブレットなどを接続して、インターネットに接続できるのも見逃せません。
重要なのは、Rakuten Handが楽天モバイルでセット購入可能なスマートフォンであることです。
楽天モバイルは楽天回線エリアなら使い放題なので、光回線などのように自由な用途で通信できますよ。

4×4 MIMO搭載でダウンロード速度が高速
Rakuten Handは低価格なスマートフォンですが、4×4 MIMOという高速通信技術(4本のアンテナを内蔵)に対応しています。
しっかり高速通信ができる環境を整えられているのも、気配りがなされていて嬉しいですね。
Rakuten Handのデメリット・注意点は?


主なデメリット・注意点をまとめるので、自分にとって問題がないかどうか確認してみてください。
microSDカードに非対応
Rakuten Handはストレージ容量が64GBで、microSDカードによる容量の増設には対応していません。

写真などのデータもたくさん貯まると容量を圧迫するので、こまめにGoogleフォトやパソコンなどへ移すことが重要になります。
一方でスマホは主に連絡やSNS用、あまりアプリなどは入れないといった使い方であれば、64GBでも十分な容量です。


防水に非対応(防滴)
Rakuten Handは、防水に対応していません。
防滴には対応していますが、「15度以内から落下する水滴から保護」という簡易的なものになります。
水濡れには強くない機種なので、台所や風呂場では基本的に使えないと考えておいたほうが良いでしょう。

画面解像度はフルHD未満
Rakuten Handの画面解像度は1,520×720の「HD+」で、フルHDや4Kではありません。
昨今のスマホはフルHDなどの高画質端末も多いので、スペックだけ見ると少々見劣りしていると感じられます。
ただし画面サイズ・本体サイズ自体もそこまで大きくないため、あまり気にならない方もいると考えられます。


バッテリー容量が抑えめ(評判自体は悪くない)
Rakuten Handは2,750mAhのバッテリーを搭載しています。
AQUOS sense4など、4,000mAh以上の大容量バッテリーを備えた機種も多いため、スペック上の数値は少々見劣りしていると感じました。
しかし公式サイトの記述では、「日常生活に十分なバッテリー」と説明されていました。
またSNSで評判を調べてみると、電池持ちが良いという声もいくつか見つかりました。
https://twitter.com/sorasorabean/status/1338677483416158209
https://twitter.com/mikuta0407/status/1338157411740180481
つまり朝から晩までずっとスマホを使うような人でなければ、電池持ちには満足できると考えられます。

eSIM対応、他社では基本的に使えない
Rakuten HandはeSIMという、通信関連のデータを本体にダウンロードするタイプのSIMが使われるスマホです。
ドコモやauなどで広く使われている、物理的なSIMカードは使えません。
つまり楽天モバイルから他社へ乗り換えると、Rakuten Handは使えなくなってしまう可能性が大です。

Rakuten Handはどんな人におすすめ?

- 片手で持ちやすいコンパクトなスマホを使いたい
- 支払額2万円で買える安いスマホが欲しい
- モバイルSuicaなどを使う機会があるので、おサイフケータイ対応端末を安く手に入れたい
- ゲームで遊ぶことがあるので、ゲーム性能がある程度優れたスマホが欲しい(ただし遊ぶ大容量ゲームは1~2本程度)
Rakuten Handは性能が十分高く、価格も安いので、比較的多くの人におすすめできます。
反対にRakuten Handをおすすめしづらいのは、以下のような方です。
- 迫力のある大画面で動画やゲームを楽しみたい
- どんな用途でも最上級の快適さを得たいので、最高のカメラやCPU性能が欲しい
Rakuten Handは画面サイズがそこまで大きくありません。(とはいえ5.1インチなので、小さすぎることもありませんが…)
性能もあくまで「価格を考えると高め」、最上級ではないので、とにかくなんでも便利・快適にこなしたい場合は他の端末を検討しましょう。
楽天モバイルでは、AQUOS R5GやGalaxy Note10+など、大画面で高性能なスマホもたくさん取り扱われています。
まとめ
今回は、楽天モバイルで発売された「Rakuten Hand」のメリットやデメリットを解説しました。
ポイント
- Rakuten Handは5.1インチ画面で、片手でも握りやすいスリムな形状が魅力
- Rakuten Handは12,980円(税込)、キャンペーンのポイント還元で実質0円
- Snapdragon 720G搭載でゲーム性能も高め、ただしストレージの増設ができないことに注意
- カメラはデュアルレンズ、背景ボケのある写真を撮影できる
- おサイフケータイ搭載で支払いにも役立つ、ただし防水には非対応
- 指紋認証と顔認証の両方に対応する
- 楽天モバイルは楽天回線エリアなら使い放題、テザリングを使えばパソコンなどでも自由に通信可能
自分がRakuten Handを使いこなせるかどうか、今回の解説を参考に考えてみてくださいね。
その他最新の端末情報を知りたい方はこちらあわせて読みましょう!
端末補償を検討中の方へ!

月額700円で3台までの通信機器が保証され、キャリア公式の保証だと対象外の非正規店での修理代も保証されます。
画面割れや水没などの故障のリスクもしっかりカバー!
保険を適用する機種はいつでも変更OK。
買い替えや新しい機器の購入などに合わせて、臨機応変に対応できます。
お申し込みはこちらから!
関連記事本当にお得?モバイル保険契約前に絶対確認すべきこと全6つ!