
UQモバイルでエクスペリア8は既に終売となっています。なお、記事内でご紹介のYモバイルであれば現在も販売中です。


これまでのエクスペリアは高性能で高価格な、いわゆるハイスペックモデルばかり。しかも、取り扱うのは大手キャリアだけで、格安SIMユーザーにとっては手を出しにくい機種でした。

それがエクスペリア8ですね。
エクスペリア8は、スペックがミドルクラスに下げられています。その代わりに、エクスペリアとしては比較的手ごろな価格に抑えられていて、より幅広いユーザーの方向けの一台となっています。
価格はリーズナブルですが、21:9の縦長ディスプレイ搭載やハイレゾ音源への対応など、エクスペリアらしさはしっかり健在です。
格安SIMでセット契約ができ、全体的な通信料が抑えられるのもうれしいですね。
ということで本記事では、
- エクスペリア8のスペック詳細
- エクスペリア8のメリット・デメリット
- エクスペリア8の購入方法
について詳しく解説しています。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
エクスペリア8(Xperia8)総合評価:こんな人におすすめ!

出典:SONY公式サイト(https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia8/)
ズバリ結論から言うと、エクスペリア8は次のような方におすすめです。
こんな方におすすめ
- 縦横比21:9の縦長スマホを使いたい方
- 防水・防塵とおサイフケータイに対応したスマホを使いたい方
- 音楽にこだわりがある方
エクスペリア8は縦横比が21:9、つまり、本体がとても縦長なのが最大の特徴です。
広いディスプレイを搭載しつつ、幅を狭めることで持ちやすさを向上しています。
これまで縦長ディスプレイのスマホを使うには10万円以上する高額なエクスペリアを買う必要がありました。エクスペリア8は手ごろな価格で21:9の縦長ディスプレイを搭載しており、貴重なモデルと言えますね。

また、エクスペリア8はイヤホンジャックを搭載し、さらにハイレゾ音源にも対応しています。手持ちの有線イヤホンで高音質な音楽を聞きたい、音楽にこだわりがある方におすすめです。


エクスペリア8:スペック詳細
続いてはエクスペリア8のスペック詳細を見てみましょう。
エクスペリア8のスペック | |
サイズ | 約幅69mm×高さ158mm×厚さ8.1mm |
重量 | 約170g |
ディスプレイ | 約6.0インチ、FHD+(2,520×1,080)、IPS-TFT |
OS | Android 9 |
CPU | Snapdragon 630 |
メモリ | 4GB |
ストレージ | 64GB |
カメラ | アウトカメラ:1,200万画素+800万画素 インカメラ:800万画素 |
バッテリー容量 | 2,760mAh |
防水・防塵 | 防水:IPX5・IPX8 / 防塵:IP6X |
おサイフケータイ | 〇 |
ワンセグ | × |
エクスペリア8のスペックを一言で言うと「普段使いには困らないミドルレンジ」といったところでしょう。CPUにはミドルレンジスマホでの採用が多い「Snapdragon 630」を搭載しています。
重たいゲームは難しいですが、SNSやブラウジング、動画視聴といったに日常的な用途なら問題ありません。
アウトカメラはデュアルレンズ構成になっており、背景ぼかしや光学2倍のズーム撮影が可能です。

カメラ性能はこんな感じ!
エクペリア8で実際にいくつか写真を撮ってみました!
アウトカメラ1,200万画素+800万画素とインカメ800万画素の実力はこんな感じです。
日中の一枚。特に問題なし!色鮮やかって感じでは無いかも。

夜景はこんな感じ!それなりに明るくてGOOD!

お花屋さん。色味はいい感じだけど、全体的に暗めな印象。

食べ物はこんな感じ。黄色すぎずGOOD。



やはり暗め。暗いところはあまり得意ではなさそう。

実際に撮影していて、私は少し暗めな印象を受けました。最近の格安スマホは少ない明かりの場所でもかなり明るく撮れる機種が多いため(OPPOなんかはとくにそう!)そういった機種と比べてしまうと、少し物足りない印象はありました。
とはいえ、普通に撮影する分には十分綺麗な写真が撮れます。「デジカメ代わりに使いたい」とお考えの方以外は満足できると思いますよ。
インカメに関してもアウトカメラ同様、少し暗めな印象を受けました。言い換えると、色味に対して忠実ではあるのですが、もうすこし明るい方が綺麗な自撮りができると思います(そっちの方が盛れる)。
ただ、本体サイズが小さいため自撮り中に手が痛くなることがなくて、その点はとても魅力的でした。
スマホを横に持ってシャッターを押すのって、スマホ本体が大きいと結構大変ですからね…。それが簡単にできたのは嬉しかったですね。特に複数人で写真を撮るときは、このサイズ感がとても役にたつと思いますよ。
ちなみに…エクスペリア8はエクスペリア5と比べて何が違う?


エクスペリア8とエクスペリア5のスペックを比較してみました。
エクスペリア8 | エクスペリア5 | |
サイズ | 約幅69mm×高さ158mm×厚さ8.1mm | 約幅68mm×高さ158mm×厚さ8.2mm |
重量 | 約170g | 約164g |
ディスプレイ | 約6.0インチ、FHD+(2,520×1,080) IPS-TFT |
約6.1インチ、FHD+(2,520×1,080) 有機EL |
OS | Android 9 | Android 9 |
CPU | Snapdragon 630 | Snapdragon 855 |
メモリ | 4GB | 6GB |
ストレージ | 64GB | 64GB |
カメラ | アウトカメラ: 1,200万画素+800万画素 インカメラ: 800万画素 |
アウトカメラ: 1,220万画素+1,220万画素+1,220万画素 インカメラ: 800万画素 |
バッテリー容量 | 2,760mAh | 3,000mAh |
防水・防塵 | 防水:IPX5・IPX8 / 防塵:IP6X |
防水:IPX5・IPX8 / 防塵:IP6X |
おサイフケータイ | 〇 | 〇 |
ワンセグ | × | 〇 |
エクスペリア8とエクスペリア5は、見た目やサイズに関してはほぼ同じです。
しかし、スペックは大きく異なります。
エクスペリア5は高性能なCPU「Snapdragon 855」と6GBメモリで3Dゲームもサクサクです。カメラはトリプルレンズカメラで、非常に高品質な写真が撮れる仕様となっています

とくにCPUの処理性能にはかなりの差があります。見た目は似ていますが、スペックは天と地の差があると思っておいたほうがいいでしょう。
とはいえ、エクスペリア 5は大手キャリアでしか買えず、価格も10万円オーバーと高額です。
エクスペリア 8はスペックを抑えた代わりに、エクスペリア5のほぼ半額で購入することが可能です。


エクスペリア8:一押し機能
ここからはエクスペリア8の一押し機能3つをチェックしていきましょう。
ココが一押し!
- 縦横比21:9の縦長ディスプレイで2つのアプリの同時利用も可能!
- 防水・防塵とおサイフケータイに対応
- イヤホンジャック搭載&ハイレゾ音源対応
①縦横比21:9の縦長ディスプレイで2つのアプリの同時利用も可能!

出典:SONY公式サイト(https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia8/)
エクスペリア8最大の特徴は縦横比21:9の縦長ディスプレイを搭載していることです。
ディスプレイサイズは6.0インチと大型ですが、横幅が非常に狭くなっており片手でも楽に持つことが出来ます。
実際に持った感じ。わかなり小さめの手(身長150cmの女性)でも楽に片手で持てる!

縦長にすることで、大画面と持ちやすさの両立を実現しています。


さらに、1画面の情報量が多いので、SNSやレシピ、地図アプリなども少ないスクロールで閲覧できますね。

出典:SONY公式サイト(https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia8/)

文字入力も片手でOK!ちゃんと「さ」まで指が届く!

また、ディスプレイが縦長なことで2つのアプリを同時に利用しやすいのもメリットです。例えば、Twitterと動画アプリを同時に起動し、動画を見ながらその感想をツイートする、といったことが可能です。

出典:SONY公式サイト(https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia8/)

②防水・防塵とおサイフケータイに対応

出典:SONY公式サイト(https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia8/)
エクスペリア8は防水・防塵とおサイフケータイに対応しています。
とくにおサイフケータイはSIMフリースマホでは対応機種が少ないので貴重です。これからキャッシュレス決済を始めたい方にもピッタリです。
おサイフケータイマーク付き!


USBポートはキャップレスタイプなので、充電のたびにキャップを開け閉めする手間もかかりません。
③イヤホンジャック搭載&ハイレゾ音源対応

出典:SONY公式サイト(https://www.sonymobile.co.jp/xperia/xperia8/)
エクスペリア8は3.5mmのイヤホンジャックを搭載しています。
ここ最近のエクスペリアはイヤホンジャックを搭載していないことが多いです。さきほど比較したエクスペリア5もイヤホンジャックが非搭載なので、有線イヤホンを使うには変換ケーブルが必要です。
その点、エクスペリア8はイヤホンジャックがあるので、手持ちの有線イヤホンをそのまま使うことができます。

手持ちのハイレゾ対応ヘッドホン/イヤホンを使うことで、スマホでも高品質な音楽を楽しむことが可能です。ハイレゾに対応し、有線イヤホンが使えるエクスペリア8は音楽ファンにピッタリのモデルと言えるでしょう。
エクスペリア8のデメリット注意点
たくさんのメリットがあったエクスペリア8ですが、以下のようなデメリット・注意点もあります。
ココに注意
- 3Dゲームのプレイには不向き
- スペックの割には価格が高い
- カメラが出っ張ってる+充電ケーブル等が付いていない
①3Dゲームのプレイには不向き
エクスペリア8が搭載しているCPU「Snapdragon 630」は普段使いなら問題ありません。
しかし、3DゲームやVRコンテンツなど負荷の大きいアプリには不向きです。
とくに、3Dゲームを頻繁にプレイする方はもっと性能が高いスマホを購入したほうが良いでしょう。


②スペックの割には価格が高い
詳しくは後述しますが、エクスペリア8の販売価格は50,000円ほどです。
従来のエクスペリアシリーズが10万円ほどしたのと比べると安く感じますね。
しかし、Snapdragon 630と4GBメモリでこの価格はハッキリ言って割高です。

ほぼ同じスペックと特徴を持ちながら、価格はエクスペリア8より2万円ほど安い約3万円です。
縦長ディスプレイやハイレゾ対応を考慮しても、エクスペリア8はやや割高と言えるでしょう。



③カメラが出っ張ってる+充電ケーブル等が付いてこない
最後のデメリットは前述した2つほど大きくないかもしれませんが、実際に私が使っていて気になった点です。
まずは、カメラ。
エクスペリア8のカメラは出っ張っていて周りにレンズを保護するものがなにもないデザインとなっています。
こんな感じ。

ケースに入れる予定のない方にとってはこの点は気になるかもしれません。私は机に置くたびに「カメラ傷付くないかな…」と心配になりました(笑)
さらに、エクスペリア8には充電ケーブル等の付属品は付いていません。アンドロイドスマホはケースまで付属している機種も多いため、この点は少し残念ですね。
箱には本体と説明書しか入っていない!


エクスペリア8がセット契約できる格安SIM・お得な契約方法
エクスペリア8をセット契約できる格安SIMは以下の通りです。
エクスペリア8を購入できるのは大手キャリアのサブブランドであるUQモバイルとYモバイルの2つです。
販売価格はどちらも約50,000円と、スペックを考えると割高なのは前述の通りです。
しかし、どちらで購入する場合もオンラインストアで条件を満たすと2万円近い割引きを受けられます。

①UQモバイル
UQモバイルでは現在終売しております
新規契約 | 乗り換え(MNP) | |
一括払い | 50,400円 | 32,400円 |
分割払い(24回) | 2,100円×24回 | 1,350円×24回 |
分割払い(36回) | 1,400円×36回 | 900円×36回 |
新規契約の場合は50,400円ですが、MNPなら18,000円も割引されて約3万円で購入できます。
デメリットの段落で性能の割に価格が高いと言いましたが、3万円で買えるならかなり手ごろですね。

最新キャンペーン情報はこちら!
②Yモバイル
続いてYモバイルにおけるエクスペリア8の販売価格を見ていきましょう。
新規契約・ソフトバンク以外から乗り換え(MNP) | ソフトバンクから乗り換え | |
一括払い | 18,000円 | 36,000円 |
分割払い(24回) | 750円×24回 | 1,500円×24回 |
分割払い(36回) | 500円×36回 | 1,000円×36回 |
Yモバイルはオンラインストアで購入すると機種代金の割引が適用され、定価から18,000円も割引されます。
しかも、オンラインストアから購入する場合は3,000円の事務手数料も無料となります。



UQモバイルとYモバイルどっちで契約すべき…?


それぞれの格安SIMがおすすめの人をまとめました。
UQモバイルがおすすめの人
- ソフトバンクから乗り換える人
- ドコモ/au/その他の格安SIMからの乗り換えでデータ通信がメインの人
Yモバイルがおすすめの人
- MNPを利用せず新規契約する人
- ドコモ/au/その他の格安SIMからの乗り換えで電話をたくさん使う人
- ブルーまたはオレンジのカラーを選びたい人
ソフトバンクからYモバイルに乗り換える場合は端末代割引が適用されません。したがって、ソフトバンクから乗り換える人はMNPで割引が受けられるUQモバイルがおすすめです。
一方、MNPを利用せず新規で契約する場合はYモバイルのほうがエクスペリア8を安く購入することができます。
完全新規で契約するならYモバイルを選びましょう。


エクスペリア8の価格は置いておいて、「電話」と「データ通信」のどちらをたくさん利用するかで決めると良いと思いますよ。
- 電話をたくさん使う:Yモバイル
- データ通信をたくさん使う:UQモバイル
Yモバイルは時間・回数ともに無制限に電話をかけられる「完全かけ放題」があります。
完全かけ放題があるのはYモバイルくらいなので、大手キャリアと同じように思う存分に電話をしたいならYモバイルを選びましょう。
※現在はUQモバイルでも同様に完全かけ放題のオプションがあります
一方、UQモバイルはデータ速度切り替えに対応しかしこくデータ利用が可能です。
データ通信の使い勝手はUQモバイルのほうが圧倒的に良いので、データ通信をメインに使うならUQモバイルがおすすめです。

- UQモバイル:ブラック、ホワイト
- Yモバイル:ブラック、ホワイト、ブルー、オレンジ
UQモバイルはブラックとホワイトの2色だけですが、Yモバイルではその2つに加えてブルーとオレンジも選べます。

スマホは毎日使うものなので、見た目も大事ですよね。カラーにこだわりがある方は、それだけでYモバイルを選んでもいいと思いますよ。
Y!mobile公式サイト
まとめ
以上、本記事ではエクスペリア8のスペックとお得な購入方法について解説しました。
ポイント
- 縦横比21:9の縦長ディスプレイを搭載している
- 防水とおサイフケータイに対応
- 3.5mmイヤホンジャックを搭載し、ハイレゾ音源にも対応
- 3Dゲームのプレイには不向き
- 定価で買うと割高なので、割引を活用する
- UQモバイルとYモバイルで購入できる
- 新規契約ならYモバイル、ソフトバンクからの乗り換えはUQモバイルが安い
- 他社から乗り換える場合で電話を多用するならYモバイル、データ通信メインならUQモバイル
- Yモバイルはカラーリングが4種類と多い
価格を下げながらも21:9の縦長ディスプレイやハイレゾ音源対応など、最近のエクスペリアの特徴をしっかり継承しています。
エクスペリア8はUQモバイルとYモバイルでセット購入可能です。
UQモバイル・Yモバイルともにオンラインストアで条件を満たせば2万円近い割引を受けられます。エクスペリア8は定価で購入すると割高なので、どちらで購入するにしても割引をしっかり活用してくださいね。