



WiMAXで通信をするには専用のルーターが必要ですが、設定方法はとてもかんたんなので心配は無用です。
この記事では、WiMAXの最新ホームルーター・モバイルルーターにおける設定方法について解説します。
目次
WiMAXはモバイル回線で便利に通信できるサービス!

出典:UQ WiMAX公式サイト(https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/gigahodai_plus2/)
WiMAXは、専用のモバイル回線を使ってルーターとパソコン等の機器を接続することで通信ができるサービスです。
WiMAXのルーターにはコンセントに接続して自宅内の広い範囲で通信ができる「ホームルーター」と、外でも自由に使えるバッテリー搭載の「モバイルルーター」がありますよ。

出典:UQ WiMAX公式サイト(https://www.uqwimax.jp/wimax/plan/gigahodai_plus2/)
UQ WiMAXの最新プラン「ギガ放題プラス ホームルータープラン/モバイルルータープラン」は月額4,950円ですが、25ヶ月間の「WiMAX +5G はじめる割」により4,268円で利用可能です。
最新プランは契約期間がなく、いつでも無料で解約できますよ。

最新プランでは速度制限も一律の制限がなくなり、「一定期間内に大量の通信をした場合にのみ回線混雑時の速度制限がかかる場合もある」というシンプルなものになりました。
UQWiMAX公式サイトWiMAXを使い始めるには、かんたんな設定が必要!初期設定の方法をチェック!
WiMAXのルーターにパソコンやスマートフォン、タブレットなどを接続して使い始めるには、かんたんな初期設定が必要です。
2022年5月時点での最新ホームルーターや、モバイルルーターにおける初期設定の手順を紹介します。
ホームルーター・Speed Wi-Fi HOME 5G L12の初期設定方法|底面ラベルの情報を使ってインターネットに接続!

出典:UQ WiMAX公式サイト(https://www.uqwimax.jp/wimax/products/nar02/)
ホームルーターであるSpeed Wi-Fi HOME 5G L12では、一般的な光回線などのルーターのように手軽に初期設定を行えます。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12には電源ボタンがないので、利用する際は電源端子に付属のACアダプターを接続してからコンセントに繋ぐことで自動的に電源が入ります。

スマートフォンやタブレットなどを無線LANでインターネットに接続する際は、ルーター本体の底面を見ましょう。
ラベルにSSIDやパスワードが記載されています。
スマートフォンなどのWi-Fi接続設定画面を開いて、Speed Wi-Fi HOME 5G L12に記載のSSIDを選択・パスワードを入力すれば、あっという間に接続が完了しますよ。
なおAndroidスマホやタブレットなら、底面ラベルに記載されているQRコードをカメラで読み取ることでも簡単に接続設定を行えます。
有線LANでの接続方法
ホームルーターであるSpeed Wi-Fi HOME 5G L12は、パソコンやゲーム機とルーターを直接繋ぐ有線LAN接続にも対応しています。
有線LAN接続だと無線LANと比べて接続が安定し、高速で通信しやすくなりますよ。

有線LAN接続は非常に簡単で、パソコンならLANケーブルをLANポートに繋ぐだけで完了します。
ゲーム機などの場合はケーブルを接続後、設定画面などで有線接続を選択する必要があるケースもあります。
なおSpeed Wi-Fi HOME 5G L12とパソコン等をつなぐLANケーブルは、少なくとも最大1Gbps対応であるCAT5eやCAT6といった規格に対応するモデルを選びましょう。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12は下り最大2.7Gbps対応なので、最大10Gbps対応でしっかり最大速度に対応しているCAT6AやCAT7を選ぶのもおすすめです。
モバイルルーター・Speed Wi-Fi 5G X11の初期設定方法

出典:UQ WiMAX公式サイト(https://shop.uqwimax.jp/shop/lineup/)
モバイルルーターであるSpeed Wi-Fi 5G X11は、バッテリー内蔵ということもありホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L12とは設定内容や使い方が異なります。
Speed Wi-Fi 5G X11の電源を入れるには、電源ボタンを長押しする必要があります。
電源を切る時は電源ボタンを長押した後で、画面の「電源OFF」を選べばOKですよ。
Speed Wi-Fi 5G X11はバッテリー内臓なので、使う際は充電が必要になります。
事前にUSB-Cケーブルを本体に接続・USB充電器に繋いで、しっかり充電しておきましょう。

Speed Wi-Fi 5G X11を無線LANでスマートフォンなどと繋いでインターネットを利用するには、SSID情報を本体の画面から確認しましょう。
ホーム画面の「情報」→「Wi-Fi情報」を選ぶことで、SSIDやパスワードを確認できますよ。
あとはスマートフォン等のWi-Fi接続設定画面で当てはまるものを選び、パスワードを入れればインターネットに繋がります。
「設定ウィザード」→「WPS」を選び、WPS対応製品でWPS接続を選ぶことでパスワード等の情報を入れずに素早くインターネットに接続することも可能ですよ。
USBでの有線接続もできる!
Speed Wi-Fi 5G X11は、USBケーブルでパソコンとの有線接続をすることもできます。
USBポートにUSBケーブルを接続、USB-C端子をSpeed Wi-Fi 5G X11本体に繋げば、インターネットに繋がりますよ。
なおMacでは、ネットワーク環境設定の「IPv4の構成」項目で「DHCPサーバを使用」をオンにする必要があることにご注意ください。

Speed Wi-Fi 5G X11の有線LAN接続には専用クレードルが必要!
Speed Wi-Fi 5G X11は有線LANポートが非搭載なので、標準だと有線LAN接続ができません。
別売りの専用クレードルを購入することで、Speed Wi-Fi 5G X11でも有線LAN接続ができます。
クレードルのLANポートとパソコンのLANポートをLANケーブルで繋ぎ、クレードルにSpeed Wi-Fi 5G X11本体をセットすれば有線接続ができますよ。
【注意】WiMAXルーターのSSIDには、主に2.4GHz帯と5GHz帯の2種類がある!
WiMAXルーターでWi-Fi接続時に利用するSSIDには、「2.4GHz帯」対応のものと「5GHz帯」のものの2種類が主に存在しています。
今回紹介しているルーターの場合、ホームルーターのSpeed Wi-Fi HOME 5G L12はSSID自体が分かれていて、モバイルルーターのSpeed Wi-Fi 5G X11は設定画面の「クイックメニュー」→「Wi-Fi周波数設定」から切替可能です。

2.4GHz帯のSSIDは、通信範囲が広くて障害物にも強いため、遠い場所・別の部屋でも繋がりやすいメリットがありますよ。
ただし2.4GHz帯のSSIDでは、電子レンジなどを使うと電波干渉で接続が乱れやすかったり、5GHz帯と比べて通信速度が遅かったりすることにご注意ください。
5GHz帯のSSIDを選ぶメリットは通信速度が速いことと、電波干渉を受けづらいことです。
5GHz帯のデメリットは通信できる範囲が狭くて障害物に弱いこととなっています。

基本的にはまず一旦通信速度が速くて電波干渉も受けづらい5GHz帯に接続してみて、繋がりづらかったら2.4GHz帯の方に接続し直すのがおすすめですよ。
なお屋外でモバイルルーターを使う際は、「5.2GHz帯域」は屋外利用が電波法で禁じられているため、ルーターの「クイックメニュー」→「Wi-Fi周波数設定」より「5GHz(屋外)」を設定しましょう。
WiMAX利用時に知っておきたい、その他の便利な設定方法
最後に、WiMAXのルーターにおける知っておきたいおすすめの設定などについて解説します。

ECO機能でバッテリーを節約!(Speed Wi-Fi 5G X11)
モバイルルーターを外で使う場合、バッテリーの消費は心配ですよね。

Speed Wi-Fi 5G X11には「ECO機能」があり、省電力状態で利用できます。
パソコンなどのブラウザからクイック設定Webを開き、設定を行いましょう!
クイック設定Webは、WiMAXルーターに繋がっている機器のブラウザで「http://192.168.179.1/」を開くことでチェックできます。
管理者パスワードの入力を求められたら、初回は「ホーム画面の情報→端末情報→端末情報→管理者パスワードの初期値」に記載のものを入力しましょう。

クイック設定Webより、消費電力を抑えるウェイティングや一旦無線接続を停止する休止状態になるまでの待ち時間を調整可能です。
「省電力モード」の項目から、通信速度を制限して電力消費を抑える省電力モード設定もできますよ。

通信量の確認方法
最新のWiMAX +5Gプランでは速度制限が緩和されたのであまり必要ないかもしれませんが、WiMAXルーターでは通信量を確認する方法があります。

Speed Wi-Fi 5G X11では、ホーム画面の「情報」→「データ通信量」→「推移」で直近3日間の通信量を確認可能です。
画面がないSpeed Wi-Fi HOME 5G L12では、専用アプリ「NEC WiMAX +5G Tool」をスマホにインストールして起動すれば通信量をチェックできますよ。
Speed Wi-Fi HOME 5G L12で繋がりやすい設置場所を探す方法
Speed Wi-Fi HOME 5G L12では、本体全面の4つのランプがすべて緑色に点灯している場所が電波がしっかり繋がる場所です。
室内で場所を細かく調整し、ランプが4つ点灯する場所に設置しましょう!
Speed Wi-Fi 5G X11は画面内にアンテナが表示されているので、画面を見ながら設置場所を調整すればOKです。

まとめ
今回は、WiMAXルーターの初期設定や知っておきたい細かい設定などについて解説しました。
WiMAXルーターは、ホームルーターなら本体底面のラベルを見れば接続用のSSIDやパスワードを確認できます。
モバイルルーターの場合は本体の画面を操作して、「情報」→「Wi-Fi情報」といった項目から接続設定用の情報を確認できますよ。
設定は非常に簡単なので、迷わず設定を終えられます。
また公式サイトにも機種ごとの詳細な説明ページがあるので、合わせて参考にしてください。
