


格安SIMに乗り換える際は、いくつか事前に確認しておきたいことがあることをご存知ですか?
それらを知らずに乗り換えると、思わぬ高額を請求されたり、乗り換え後に使い方が分からなってしまったりする可能性もあるんです。
実は、今ではこうして格安SIMの研究を日々行なっている私も、初めて格安SIMに乗り換えた時は分からないことだらけで…しかも失敗だらけで大変でした…。
事前にしっかり調べてから乗り換えればよかったのですが「安くなるの!?いいじゃん!」的なノリで乗り換えたら、後からあれよあれよと「えっこれどうすんの?」という事態に陥ってしまい…(苦笑)
「こんなんなら乗り換えなければよかった」と思ってしまったほどです。もちろん今であの時乗り換えて大正解だったなと思っているんですけどね!(笑)
ということで、この記事ではそんな私の失敗を元に「格安SIMに乗り換え前に必ず確認しておきたい13のこと」とまとめます!
「私の失敗で学んだこと」と「日々格安SIMの研究をしていて多くの方が陥りやすい注意点だと感じたこと」の2つを考えに考え、13個洗い出してみました。ですからこの13個をしっかり抑えれば、失敗ないはずです。
また記事の最後には、実際に乗り換えて困った人の口コミ・対処法もご紹介しています。
乗り換え前に読んでおいて損はありません。
ぜひ参考にしてみてください!
目次
格安SIMとは?

格安SIMとは安価に利用できる通信サービスの総称です。
正確にはスマートフォンなどの端末で通信するために使うSIMカードのうち、安価に使用できるものを意味します。
電話や4G回線などを利用するにはSIMカードが必要不可欠です。
そんなSIMカードのうち大手キャリアと比べ格安で利用できるものが、格安SIMと呼ばれています。
格安SIMへ乗り換える前に必ず確認しておきたいこと13つ!
大手キャリアから格安SIMに乗り換える際に必ず確認したいことは、以下の13つです。

①格安SIMには速度の波がある。低速時にはサクサク使えないこともあり
格安SIMの通信速度は、一部の例外を除いて波があります。





例としては、道路をイメージすると分かりやすいです。
例えば、3車線の道路があるとして、大手携帯会社はそのうち1車線だけを格安SIMに貸し出し、残り2車線を自社で使っているというようなイメージです。格安SIMでは、1車線分の賃料を大手携帯会社に支払い車線を借りることで、契約者にその車線を提供しています。


この現象が、いわゆる「速度低下」になります。狭い道路(回線帯域)に利用者が詰め込まれるため、回線が混み合って速度が低下しやすいのです。

通信速度が下がっているときは、動画再生やアプリダウンロードは困難
格安SIMにおいて通信速度が下がっているタイミングでは、動画やアプリの読み込みに時間がかかります。
速度が遅い時のスマートフォンの利用は、SNSやネットサーフィンなどあまり通信量が多くないサービスがオススメです。


速度の安定を求めるならサブブランドが無難
通信速度が24時間安定している格安SIMは、いわゆる「サブブランド」系の格安SIMです。

UQモバイルは、KDDIのグループ会社であるUQコミュニケーションズが展開していて規模が大きく、いつでも高速です。
Yモバイルはソフトバンクが自ら展開している格安SIMで、自分が所有する回線を使っているので高速となります。
もちろん、この2社であっても「今後も永遠に高速のまま」とまでは言い切れません(市場の競争において差がありすぎて、名指しで他社などから批判されることもあるんです…)。
しかし、事実上大手キャリア提供の格安SIMとなる上記2社は、速度の速さ・安定を重視するならまず検討したい選択肢ですね。
月額料金は3GBでUQモバイルが1,628円、Yモバイルは3GBで2,178円と、他社(IIJmio:1,078円4GBなど)と比べてやや高めです。
とはいえ大手キャリアより安く、大手キャリア並みの快適さでスマートフォンが使えます。
「リーズナブルさと快適さをバランスよく実現したい」と言う方には確実にサブブランドがオススメですね。
YモバイルとUQモバイル比較はこちら!
ですから始めは「サブブランド?あまりにも普通すぎる」と思うかもしれませんが…後悔することはほとんどない選択肢です。

②スマホが新しくなる場合、データ移行まで自分でやらなければならない
格安SIMへの乗り換え時、あるいは乗り換え後にスマートフォンが変わる場合は、ご自身でのデータ移行が必要です。
ドコモなどの大手キャリアの場合は、お店で担当者が手伝ってくれくこともありますよね?(最近は個人情報保護の観点から、「店員はデータ移行を手伝わない」とする店舗も多いですが…)
格安SIMは料金が安い代わりに、様々な手続きは契約者が行う必要があります。実店舗も構えていない格安SIMが多いため、商品が届いたら自分でSIMカードを設定し、データ移行等を行う必要があるのです。



データ移行の詳細はこちら!
Y!mobile公式サイト
③手持ちのスマホがそのままでは使えないこともある→事前に動作確認済み端末を確認し、必要に応じてSIMロック解除をする
格安SIMでは原則、手持ちのスマホを使い回すことが出来ますが、機種と回線の相性によってはそのままだと使えない場合もあります。
例えば、ドコモで購入したスマホは、そのままだとドコモ回線の格安SIMでしか使えません。
ですから、ドコモ回線以外の格安SIMで利用するには、事前にSIMロック解除と呼ばれる手続きをしておく必要があります。
SIMロック解除は、キャリアの解約前ならWEB上のマイページから、解約後ならショップで手続きが可能です。(ドコモのみ中古でもOK、au・ソフトバンクは自分が購入した機種のみ)


乗り換え前に「動作確認済み端末リスト」で手持ちのスマホの対応状況をチェック!
希望する契約先の公式サイトにある「動作確認済み端末一覧」を見れば、手持ちのスマホにおけるSIMロック解除の必要性や、使えるSIMカードの種類などを判断することができます。
テザリング可否など、機能の細かい対応状況も動作確認済み端末一覧から確認できるので、忘れずにチェックしておいてくださいね。


スマホの周波数帯と、乗り換え先の回線の相性チェックが大事
スマートフォンが対応している周波数帯は、機種ごとに異なります。
周波数帯の対応数が少ないほど電波が繋がりづらくなっていくので、注意が必要です。

対応する周波数帯(LTE・4G) | |
ドコモ回線 | Band1、3、19、28、42 |
au回線 | Band1、11、18、26、28、42 |
ソフトバンク回線 | Band1、3、8、11、28、42 |
使いたいスマートフォンが対応する周波数帯を公式サイトや説明書などで確認して、上の表と照らし合わせてみて、相性をチェックしてみてください。
青太字にした部分は、快適に通信したい場合に対応必須の周波数帯となりますので、対応していない場合は他のスマートフォンを利用することを検討した方が良いでしょう。
手持ちのスマホを使えない時は、セット購入がオススメ
動作確認済み端末リストや周波数帯の相性チェックで、手持ちのスマホを使えないと判断したら、乗り換え時に新機種をセット購入するのがオススメです。
格安SIM各社では、SIMフリーのスマートフォンをセット販売しています。
OCNモバイルONEやIIJmioなど、機種をセールで安く販売する格安SIMもありますので、周波数に対応していないスマホを無理矢理使うより確実にオススメです。

また、セット購入できるスマートフォンを買うなら、相性問題で悩む必要もなくて安心です。


④MNP予約番号は有効期限の他に、申し込み期限がある→取得後そのまま申し込みに進むのがおすすめ
キャリアから格安SIMへ乗り換える際に発行したMNP予約番号は、15日で期限が切れます。
さらに乗り換え先の格安SIMによっては、「有効期限○○日以内」などの指定があることも。


契約者を統一しておくのもお忘れなく
電話番号そのままで乗り換えの際は、転出元の携帯会社と転入先の携帯会社と契約者が同一人物でなければなりません。
例えば、奥さんが利用しているスマホの名義人が旦那さんの場合は、旦那さんの名義のまま乗り換える必要があります。


ですから、転入先の携帯会社を別名義で契約したい場合は、事前にキャリアショップへ足を運んで、契約者名義を変更しておく必要があります。
もしくは、一旦まずはそのままの名義で乗り換えて、乗り換え後名義変更をすることも可能ではありますが、現状、名義変更に対応していな格安SIMがほとんどですので、その点は留意しておく必要があります。

⑤乗り換えには「初期費用」+「解約の手数料」がかかる→キャンペーンを上手く活用する
他社から格安SIMへ乗り換える際は、初期費用と解約手数料がかかります。
電話番号を引き継ぐMNP転出なら、さらにMNP転出手数料もかかりますので、乗り換えの初期費用は意外とかさむものです。
- 乗り換え前の会社の解約手数料(大手キャリアを2019年9月までに契約した場合は契約更新月以外9,500円、10月以降なら1,000円や0円)
- 初期登録事務手数料(乗り換え先の格安SIMで発生、3,000円程度)
- MNP転出手数料(ドコモは2,000円、au・ソフトバンクは3,000円など)
総額15,000円(税抜)前後など高額になる可能性もあるので、事前に明確な金額をチェックしておくのがおすすめです。
なお大手キャリアを2019年9月までに契約していた場合は、2年契約の満了月〜翌々月である「契約更新月」の解約なら、解約手数料を0円に抑えることが可能です。




転出先のキャンペーンを上手く活用することで初期費用はチャラにすることも可能
格安SIM各社では、初期費用割引やキャッシュバックなどのキャンペーンが行われていることもあります。
例えばこの記事の執筆時点では、IIJmioで以下の3つの特典があるキャンペーンを開催しています。(2020年8月31日まで)
- 初期費用3,000円(税抜)が1円に!
- au回線の基本料が3ヶ月間700円(税抜)割引
- 音声SIMで4千円キャッシュバック(限定キャンペーン利用時)
キャンペーン期間に格安SIMへの乗り換えを行えば、乗り換え費用を大幅に下げられますのでキャンペーン活用は必須と言えるでしょう。
人気格安SIMのお得情報!
- IIJmio:初期費用1円。スマホ端末大幅値下げ
- UQモバイル:他社からの乗り換えで最大10,000円キャッシュバック
- Yモバイル:Yahoo!モバイルオンラインストアから、対象の日(5、15、25日、11日、22日)の申し込みでPayPayボーナスライト!
- 楽天モバイル:月額基本料3ヶ月無料
⑥支払い方法はクレジットカードがほとんど、口座振替OKでもスマホの分割には対応していない場合もあり
格安SIMの支払い方法は、基本的にクレジットカード払いのみです。

また、支払いエラーを防ぐために、支払い忘れや残高不足といったトラブルの可能性がある他の支払い方法は避けたいという理由もあるでしょう。

口座振替に対応している格安SIM
誰でもすぐに口座振替で音声通話対応SIMを申し込める大手の格安SIMは、以下の3社です。
ただし、UQモバイルはMNP乗り換えではなく新規契約する場合は、ショップ契約のみ手続き可能、Yモバイルは契約体系に関わらずショップで契約する場合ににみ利用可能となります(Yモバイルは書類郵送も可)。

なお、楽天モバイルはどの契約であっても口座振替にすることは可能ですが、手数料100円(税抜)が毎月発生しますのでご注意くださいね。

⑦キャリアメールが使えなくなる→事前にフリーメールに変更!Apple IDのものも忘れずに!
大手キャリアから格安SIMに乗り換えると、キャリアメールは使えなくなります。
キャリアメールとは、ドコモメールやauメールなどキャリアが発行したメールアドレスです。

Apple IDにキャリアメールを設定している場合も、忘れず変更しておいてくださいね!
フリーメールからガラケーに、メールが届かない場合あり!
ちなみに…
ガラケーユーザーへフリーメールからメッセージを送ると、迷惑メールに自動判定されて相手に届かないこともあります。
解決方法は至って簡単で、受信手に受信許可設定をしてもらえばOKです。
ガラケーユーザーへは事前にアドレスを作成・相手に伝えて、受信許可をしてもらっておきましょう。


YモバイルとUQモバイルは、キャリアメールも使える
「フリーメールだと不便」という方は格安SIMの中でもキャリアメールを発行をしている会社を選ぶのも手です。
2022年7月現時点では、YモバイルとUQモバイルであればキャリアメールを発行してもらえます。
Yモバイルは月額無料・申し込み不要、UQモバイルは申し込みが必要で月額200円(税抜)です。
どうしてもキャリアメールが必要なら、どちらかに乗り換えて対応しましょう。
余談ですが、私も初めて格安SIMに乗り換えた際はYモバイルを選び、両親との連絡にキャリアメールを使っていました。現在は両親がスマートフォンに乗り換えてLINEを使うようになったので、キャリアメールを使わずに暮らせています。

⑧海外ではデータ通信ができなくなる(一部格安SIMを除く)→ポケットWiFiを借りて対策を!
格安SIMでは、海外においてデータ通信ができません。
以下の3つの対処法を用いて、海外での通信環境を確保しましょう。
海外でもデータ通信ができる格安SIM:Yモバイル
ソフトバンクが展開しているYモバイルは、標準で海外でのデータ通信に対応しています。
「国際ローミング」を事前に申し込んでおけば、1日最大3,278円(税込)でデータ通信が可能です。

Y!mobile公式サイト
⑨新しいスマホにしたくなった時、取り扱いがない/機種変更ができない場合もある→別途スマホを用意しSIMカードのみ入れ替える
格安SIMとセット購入・機種変更ができるスマートフォンは、各社で異なります。
必ずしも欲しいスマホをセット購入できないこともあるので、注意が必要です。
例えば2019年10月時点では、Yモバイルでは他社で人気のnova lite 3は購入できません(UQモバイルやOCNモバイルONEなどでは販売中)。
また、iPhoneに関しても取り扱いがある格安SIMは限られており、取り扱いがあっても最新モデルではありません(現時点では主にiPhone7まで)。
欲しいスマホを希望の格安SIMでセット購入できない場合は、家電量販店などでSIMフリーモデルを購入・SIMカードを入れて使う必要があります。加えて、キャリアでしか購入できないGalaxyやXperiaなどは、中古ショップで購入することとなります。


⑩ウェブ申し込みの方がキャンペーンが充実してることがある→店舗の方が安心に思えるかもしれないが、お得度を追求するならウェブキャンペーンも要チェック
格安SIMのキャンペーンは、ウェブ申し込みの方が充実しているケースが多いです。

なお、格安SIMの契約はどこも非常に簡単で、公式サイトより希望のSIMカードや機種を選択し、個人情報を入力していくだけのものです。お店の予約とさほど変わりません(笑)
また、どの格安SIMも公式サイト上で契約のステップを丁寧に紹介しています。ですから、あまり不安に思わず一度公式サイトを覗いてみるのがいいと思いますよ。
人気格安SIMのお得情報!
- LINEモバイル:音声通話SIMの契約で基本料2ヶ月間無料!
- IIJmio:au回線の基本料3ヵ月700円割引、限定タイアップキャンペーンからの申し込みで4千円キャッシュバック
- UQモバイル:UQモバイルキャッシュバック専用ページからの申し込みで、キャッシュバック
- Yモバイル:Yahoo!モバイルオンラインストアから、対象の日(5、15、25日、11日、22日)の申し込みでPayPayボーナスライト!
- 楽天モバイル:1年間無料(先着300名)
⑪選べるプラン(通信量)は、各社バラバラ
格安SIMは、各社で選べるデータ容量が異なります。
例えば、UQモバイルは最大14GBでの契約ができますが、楽天モバイルなら30GBも選べます。
反対に小容量だと、イオンモバイルは500MBから選べますが、IIJmioは3GBからです。
格安SIMを自分の使い方にちょうど良いデータ容量で契約したい場合は、各社でプランをしっかり見比べることが大切です。

⑫選べる回線も各社で異なる
格安SIMは、事業者ごとに選べる回線の種類も異なります。
例えばmineoではドコモ、au、ソフトバンクの回線を選べますが、UQモバイルだとau回線しか選べない仕様です。
回線が異なると、利用可能なエリアに変化があることもあります。ドコモだと繋がりやすい場所がauだと繋がりにくかったり、auなら問題ないん場所がソフトバンクだとダメなこともありますよね?



⑬通話料金は通常30秒20円
格安SIM各社の料金プランは、多くの場合かけ放題が付帯されていません。
通話料金は30秒20円での請求となるので、ご注意ください。この料金はキャリアと同じですね。

Yモバイルはかけ放題付帯
Yモバイルのスマホベーシックプランには10分のかけ放題が付帯されています。
通話をする機会が多い方は、最初からかけ放題付きの格安SIMを選ぶと良いでしょう。
特にYモバイルは標準で10分もの長時間、+1,000円(税抜)で分数制限なしのかけ放題を利用可能です。
楽天モバイルなどのかけ放題は、10分850円程度
楽天モバイルやLINEモバイルなどの人気格安SIMの多くは、オプションとして分数制限付きかけ放題を提供中です。
料金相場は、10分かけ放題で月額850円(税抜)程度といったところでしょう。
なお、かけ放題の適用には、専用アプリからの発信や、電話番号の頭に指定された番号を入れて発進するといった方法があります。


悲報。
これまで格安SIMでオプションとして10分電話かけ放題つけてたけど、これって専用アプリからの電話に限られてるんだってさ。
道理で請求書に通話料金載ってきてたわけだ…。
1年弱×800円は露と消えた。ちなみに天下御免のWindowsPhoneなので、専用アプリは使えない。
— するめくま (@out889) March 5, 2019
上記口コミの方のように、「手順を間違えてかけ放題が適用されなかった!」といったトラブルが起こらないように注意して使いましょう。
格安SIMに乗り換えるメリット

格安SIMへ乗り換える上で確認したい点を紹介してきましたが、具体的なメリットがわからないと積極的に実行する気にはなれません。
そこで格安SIMへの乗り換えで得られるメリットを3つ紹介します。
料金が大手通信会社より安い
格安SIMは通信サービス利用の上で必要な料金が、大手通信会社と比べて非常に安いです。
前述のように格安SIMは大手通信会社から回線帯域を借りて通信サービスを提供しています。
したがって設備投資や維持費など、サービスに必要なコストを抑えられます。
通信速度に波が起こりやすいとはいえ、安く利用できる点は非常に大きなメリットです。


解約手数料がかからないことが多い
格安SIMはタイミングに関係なく、解約手数料がかからないことが多いです。
大手通信会社は決められた更新月以外に解約すると、ほとんどの場合で解約手数料が発生します。
そのため解約したいと考えていても、更新月まで我慢して使い続ける…という事態が珍しくありません。

しかし格安SIMは最低利用期間以降なら、解約手数料がかからない会社がほとんどです。
サービスが合わない、別の会社に乗り換えたいという場合であっても、安心して解約できます。

データプランが豊富にある
格安SIMはデータプランが豊富に用意されています。
人によって必要なデータ量の差は大きいです。しかし大手通信会社はデータプランが限られており、仕方なく必要以上のデータ量が設けられた高額プランを契約してしまうケースが多く発生します。
格安SIMならデータプランがかなり細かく用意されているため、自分にぴったり合うデータ量での契約が可能です。
モバイル回線をほとんど使わない場合は1GBのプラン、大容量が欲しい場合は30GB~50GBのプランなど、自分に合ったデータプランを選びやすいです。

格安SIMに乗り換える方法


格安SIMへの乗り換えはそれほど難しくありませんが、使うスマホ機器によって方法が違います。
既存のスマホを使う場合と新しく購入したスマホを使う場合、それぞれ解説します。
既存のスマホを使う場合
既存のスマホを使って格安SIMへ乗り換える場合の手順は以下の通りです。
- 現在利用している通信会社に連絡し、SIMロックを解除する
- 格安SIMに申し込みをする
- MNP(通信会社を乗り換えても電話番号をそのまま使い続けるサービス)の手続きをする
- スマホにSIMカードを挿入し初期設定を行う
大手通信会社で契約した既存のスマートフォンを使い続ける際は、SIMロックを解除しなければなりません。
SIMロックの解除後に、格安SIMを使うための手続きに入ります。

なお、各社のSIMロック解除方法についてはそれぞれ下記記事でまとめてますので参考にしてください!
新しく購入したスマホを使う場合
新しく購入したスマホを使う場合、SIMロックの解除手続きはもちろん不要です。
格安SIMサービスを提供している会社で、好きなスマホ機器を選びましょう。
- 購入するスマホを選び申し込み手続きをする
- MNPの手続きをする
- スマホにSIMカードを挿入し初期設定を行う
SIMロックの解除以外は既存のスマホを使う場合とほとんど同じです。

口コミから学ぶべき!みんなの失敗談は?
さて、ここまでで既にだいぶ長くなってきたましたが…(私もだいぶ手が疲れてきました(笑))
ここからは口コミを参考に「みんなの失敗談」を見ていきたい思います。
失敗から学べることは多いですからね。他の方の失敗からぜひ学ばせてもらいましょう!
通信速度が遅い
格安SIMへ乗り換えた際の不満としてよく挙がっているのが「通信速度が遅い」というものです。
やっぱりお昼の格安SIMは遅いね(๑¯ω¯๑)
— 神代エイン (@kamisiro_eyn) March 20, 2019
ちょうどお昼時に格安SIMを使って、速度が遅いと感じている人の声がありました。
格安SIMの人が増えたせいか、最近回線速度遅いんだよな
— 仁田坂 淳史 / Nitasaka Atsushi (@nitasaka) March 19, 2019
おそらく元々は不満がなかったものの、徐々に遅くなってきたという口コミもあります。
格安SIMは利用者数が増えれば増えるほど、回線速度も遅くなっていってしまう傾向があるのでご注意ください。
やっぱりUQモバイル速いっすわ。日中なのに普通に100Mbps前後でますね。しかもCAなしにB18単独Σ(・∀・;) pic.twitter.com/z014PHZwea
— Skyblue (@skyblue_1985jp) March 29, 2018
一方、UQモバイルやYモバイルの速度には好評意見が多いです。
上記口コミはUQモバイルのものですが、なんと100Mbps近い速度が出ています。まさに光回線並みの、ハイスピードですね。
お昼時なのに速いっすねY mobile pic.twitter.com/v8ifr6MI4Y
— TK (@tototaku_k) June 20, 2018
上記口コミはYモバイルユーザーのもので、YouTubeでの動画再生などを快適にこなせる速度が出ています。
速度重視の方はUQモバイルやYモバイルを検討した方が良さそうです。
メールが送れない
当記事でも中盤あたりにご紹介した「フリーメールからキャリアメールにメールを送れない」問題は、SNS上の口コミでもいくつか見つかりました。
格安SIMでいいんですけど、両親がLINEとかできないからキャリアメールは残さざるを得ません、涙
— Jasmine_TYO ✈︎ WFH(妄想) (@Kalischt) March 19, 2019
連絡手段としてキャリアメールが必要なので、格安SIMへの乗り換え自体を行えないという声がありました。
なお、YモバイルやUQモバイルならキャリアメールが使えるので、乗り換えても大丈夫です。
ガラケーの母親にgmailでメール送ったら何度も転送拒否されるんだが?
— ピロシキ (@piroshiki_26) March 18, 2019
ガラケー宛に、Gmailからメールを送れなかったという声も。
私も実際に、Gmailからガラケーを使っている両親にメッセージを送れず困った経験があります。一旦、Yモバイルへ乗り換えて連絡手段を確保、帰省時に両親のキャリアメール設定で、Gmailの受信許可設定をして対応しました(笑)
相手に受信許可してもらったり、自分が代行で設定したりするのが難しいなら、Yモバイルなどでキャリアメールを使うのがおすすめですね。
月額料金が高い
格安SIMに乗り換えたのに、月額料金が高いという声もありました。
https://twitter.com/buramajiro/status/1108235842865131521
上記口コミはYモバイルの料金が高いというものです。
細かい情報がないので想像になりますが、以下のような理由が考えられます。
- 不要な有料オプションをつけたままにしている
- 分割代金が高いスマートフォンをセット購入した
- 通話時間が長く、通話料金が膨大になってしまっている
上記のような理由なら、オプション解約やかけ放題(月額1,000円)の契約などで費用を抑えられると考えられます。

2つ目の口コミは、通話料金のせいで月額料金が3,000円以上になってしまったというものです。
- 月額880円(税抜)の10分電話かけ放題を契約する
- LINEの無料通話機能で電話をする
なお、確かに格安SIMは通話料金が30秒20円と高めなので、オプション契約やLINEなどでの無料通話を活用するのがオススメです。
まとめ:格安SIMに乗り換える前にこの13個をチェックしていればOK!申し込み時はキャンペーンの活用をお忘れなく!
いかかでしたか?
今回は、格安SIMに乗り換える際に知っておきたいことを解説しました。
1つ1つ書いていったら大分長くなってしまいましたね(笑)最後までお付き合いいただきありがとうございます!
ポイント
なにせ他の方の失敗までチェックしましたからね(笑)もう満をじして契約に進んで問題ないです!
なお、当サイトではYモバイル、UQモバイル、楽天モバイル、IIJmioを中心にお得情報・お役立ち情報を発信しています。
これらの格安SIMを契約予定の方は、ぜひ覗いて見てくださいね!乗り換え方法から最新キャンペーン情報、料金プランまでしっかりまとめていますので、参考になるはずです!
ということで、当記事はこの辺でおしまいにしたいと思います(やっと終わったーー!)
格安SIMを検討している1人でも多くの方の参考になれば幸いです!
何か不安な点・疑問点がありましたらいつでも質問ください。私でよければいつでも力になります(質問は通常1日以内、遅くても2日以内には返信します)!