


Yモバイルで普通にスマホを契約するのとジャパネットたかた経由では、少しプランの仕様などが異なっています。
この記事では、ジャパネットたかたと通常のYモバイルの違いについて解説します。
目次
【結論】ジャパネットのワイモバイルはどのような人におすすめ?
まず先に結論からいうと、ジャパネットのワイモバイルがおすすめな人は以下に当てはまる人になります。
- かけ放題を使いたい方
- 訪問サポートを受けたい人
ワイモバイルは通常1回10分まで無料で通話できますが、ジャパネットは標準で10分以上の通話でも無料でできる仕様です。
ワイモバイルでかけ放題をする場合は追加料金を支払えばかけ放題にできますが(かけ放題オプションは月額1,000円)、ジャパネットのプランよりも高くなってしまいます。
また、ワイモバイルで店頭で契約した場合は初期設定などしてもらえないので、設定などのレッスンを受けたい場合はジャパネットのワイモバイルに契約するのがおすすめです。
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ジャパネットで契約できるYモバイルの特徴

出典:ジャパネットたかた公式サイト(https://www.japanet.co.jp/shopping/)
ジャパネットで契約できるYモバイルは普通のYモバイルと特徴が異なります。
ではジャパネットのYモバイルにはどのような特徴があるのでしょうか。
月額料金に機種代・かけ放題のオプション料が含まれている
ジャパネットのYモバイルは月額3,984円です。
その内訳は以下になります。
ジャパネットたかたの料金内訳
- スマホプランM(9GB):3,684円
- カケホーダイオプション:1,000円
- ジャパネット特別値引き①:-700円(永年)
- ジャパネット特別値引き②:-1,900円×24ヶ月
- 機種代金(arrows J):1,900円×24ヶ月
⇒税込:3,984円
スマホプランMとカケホーダイオプションへの加入と、指定機種(今回はarrows J)の購入で、特別値引き①②が適用となります。
特別値引き①はワイモバイルの店舗でも700円割引がありますが、この割引はワイモバイルだと半年間のみで、ジャパネットだと永年になるため、ジャパネットのほうがお得感があります。
特別値引き②は指定機種を分割購入した場合の金額にあたるため、実質機種代金を0円にすることができるのです。

ちなみにスマホプラン(M)とカケホーダイオプションとジャパネットでは指定していますが、本来ワイモバイルではスマホベーシックプラン3種とカケホーダイオプションになっています。
- Sプラン(3GB):2,680円
- Mプラン(9GB):3,680円
- Rプラン(14GB):4,680円
Yモバイルのスマホベーシックプランではどのプランでも、国内通話は何度でも10分以内は無料です。
Yモバイル本家の場合、カケホーダイは+1,000円で利用することができます。
ジャパネットの独自のキャンペーンを利用するにはカケホーダイとMプランの契約が必須となり、途中でプランを変更したり、カケホーダイの停止を行ったりするとジャパネットの割引が効かなくなってしまうことに注意しましょう。
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無料で訪問サポートを受けられる
ジャパネットたかたのYモバイルなら、スマホを契約するとスタッフが自宅まで来て、スマホの設定や操作方法の説明などといった訪問サポートをしてくれます。
Yモバイルの店舗に行っても初期設定などの作業はしてくれないため、スマホの設定方法などがわからない方には非常に不便です。
また、スマホの操作方法をレッスンしてもらう場合に別で予約をしなければならないケースが多いです。
ジャパネットたかたのYモバイルは訪問サポートの時に一緒に操作方法の説明などが受けられるため、わざわざ予約する必要がありませんので、訪問サポートを受けたい人はジャパネットたかたを選びましょう。

その他のサービス内容は通常のYモバイルと同じ
上記以外のサービス内容は基本的に通常のYモバイルと同じです。
オプションサービスは以下になります。
- データ増量オプション:550円/月
- 故障安心パックプラス:759円/月
- ワイドサポート:550円/月 ※加入月+加入翌月無料
特に故障安心パックプラスとワイドサポートは、スマホのトラブルに備えたサポートや使い方のサポートになるので、おすすめのオプションサービスです。
ジャパネットで契約できるYモバイルのデメリット
ジャパネットは普通のYモバイルよりも料金が安くなりますが、デメリットもあります。
ジャパネットのYモバイルに契約する前にこのデメリットについても確認しましょう。
SIMカードのみの契約ができない
ジャパネットのYモバイルは、SIMカードのみの契約をすることができません。
必ずジャパネットたかたの指定機種とSIMカードのセットで契約しなければなりません。
今持っている機種をそのまま使ってSIMカードのみ契約したい場合でも、新しく端末を使わなければならないのです。

しかも、セットになる端末はひと昔前の端末のため、今Yモバイルで扱っている端末よりもスペックが低い傾向にあります。
そのため、スマホで写真を撮ることが多い方やゲームやアプリの利用が多い方、より高性能なスマホを求める方はYモバイルで性能の高いiPhoneなどを購入したほうが満足できます。
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かけ放題への加入が必須
ジャパネットたかたのプランではカケホーダイへの加入が必須となります。
Mプランとカケホーダイに加入しないと、割引対象外になってしまうためです。
そのため、10分以上通話しない方からしたらジャパネットたかたでのYモバイル契約は損となってしまいます。
そもそも、Yモバイルも1回10分までなら通話料金が無料・Mプランなら3,680円になるため、あまり電話をしない方はYモバイルがおすすめです。
1回10分以上の電話が多い方は公式ストアではなく、ジャパネットたかたで契約したほうがお得です。
取り扱っている端末が少ない
ジャパネットではAQUOS sense3とarrows Jの2種類しか契約することができません。
上記の2種は少し前の端末のため、あまりスペック的には良くありません。

とりあえず電話とLINEができて、アプリを少しやりたいというだけなら問題ありませんが、より性能の高さを求める場合は、ジャパネットたかたで取り扱っている端末では役不足です。
そのため、高性能な端末にしたい方にはジャパネットたかたのYモバイルは合いません。
ソフトバンクから乗り換える場合は月額料金が少し高い
Yモバイルは元々ソフトバンクの同系列の格安スマホです。
そのためなのか、auやdocomoから乗り換える場合は100円で乗り換えられるのに、ソフトバンクから乗り換える場合、初回端末支払金と訪問料金を合わせて10,780円かかります。

また、月額料金もdocomo、auから乗り換えた場合、1ヶ月3,984円ですが、ソフトバンクから乗り換えた場合、1ヶ月~36ヶ月は月額4,383円と少し高いです。
そのため、ソフトバンクからYモバイルに乗り換えを検討している方はジャパネットたかたで契約しない方がいいでしょう。
Yモバイル公式とどっちがお得?
では実際、Yモバイル公式とジャパネットたかたならどちらのほうがお得なのでしょうか。
SIMのみ契約するならYモバイル一択
端末は自分が持っているのを使って、SIMカードのみ契約したいという場合は、Yモバイル一択です。
先ほども言いましたが、ジャパネットたかたではSIMカードのみの契約ができないため、SIMカードのみ契約したい方にはおすすめできません。
中には「端末セットで購入・SIMカードは自分が元々持っている端末に入れ、ジャパネットたかたで買った端末はフリマサイトで売る」といった人もいますが、普通にYモバイルでSIMカードを契約したほうがわかりやすくて良いです。

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データ増量キャンペーンを狙いたいならYモバイル
Yモバイルでは定期的にデータ増量キャンペーンを行っていますが、ジャパネットたかたから契約するとキャンペーンの対象外となり、1年間無料でデータ増量をすることが難しくなってしまいます。
そのため、データ容量が気になる方はYモバイルからの契約がおすすめです。
端末セット&かけ放題ありならジャパネットがお得
最新機種じゃなくてもOKで、かけ放題ありのスマホを安く使いたいという方はジャパネットがお得でおすすめです。
Yモバイルの場合、端末代金+月額料金+かけ放題の金額になるため、どうしても高くなってしまいます。
しかしジャパネットたかただと、最初に端末を一括で支払ったあと、月額料金にその端末の分割代金が24回の間割引になるため実質端末代が0円になり、端末セットでかけ放題ありにしたい場合はジャパネットたかたの方がお得です。
実際にワイモバイルとジャパネットたかたで比較した場合の金額を、以下にまとめました。(※YモバイルではAQUOS sense3の取り扱いがないため、スペックが近いAndroid One S7と比較)
【比較】Mプラン+かけ放題+端末24回払いにした場合 | ||
端末 |
AQUOS sense3 |
Android One S7 |
初回料金 |
100円 (初回端末支払金+訪問サービス料金) |
0円 |
初月料金 |
7,284円 |
4888円 |
月額料金 |
月々3,984円 |
月々4,888円 |
※Yモバイルでは現在契約手数料無料キャンペーン実施中(2021年2月15日現在)
Yモバイルでは現在契約事務手数料が無料になるキャンペーンを行っているため、初月料金はジャパネットたかたのほうが高いです。
しかし、翌月からはジャパネットたかたのほうが月額料金が1,000円近く安いため、長く使うと結果的にジャパネットたかたのほうが安くなります。
そのため、機種にこだわりがなくて、かけ放題にしたい場合はジャパネットたかたにするのがおすすめです。
新プランが始まればYモバイルのほうがお得の可能性大
Yモバイルでは2月18日から全プラン5Gに対応した新プラン「シンプルS/M/L」が始まります。
新料金プランは3つのプランからなり、高速データ通信容量によって料金が変わります。
シンプルプランの内容 | |||
シンプルS |
シンプルM |
シンプルL |
|
月額利用料金 |
基本使用料 2,178円(税込) Softbank光・Air加入or家族割適用 900円(税抜) |
基本使用料 3,278円(税込) Softbank光・Air加入or家族割適用 1,900円(税抜) |
基本使用料 4,158円(税込) Softbank光・Air加入or家族割適用 2.700円(税抜) |
高速データ通信 |
3GB |
15GB |
25GB |
高速データ通信容量超過時の通信速度 |
最大300Kbps |
最大1Mbps |
最大1Mbps |
対応通信方式 |
4G/5G |
||
通話料 |
20円/30秒 だれとでも定額(10分以内の通話無料):月額700円 スーパーだれとでも定額(S)(24時間通話無料) 月額1,700円 |
このようにシンプルMが15GBで3,278円(税込)、家族割やSoftbank光・Air加入だと、1,900円(税抜)になるため、家族割などを適用にすれば、税込み3,790円とジャパネットたかたよりもお得になります。
ただし、上記の金額は端末代が入っていないため、端末を購入した場合は、上記の料金+端末代になります。
また、ジャパネットたかたの場合、自分に合ったプランの変更ができないため、プランを変更する予定がある場合はYモバイルにするほうが良いでしょう。
今使っている端末をそのまま使う場合や、別で端末を用意してYモバイルでSIMカードのみ契約したい場合は、ジャパネットたかたよりも料金がお得です。
まとめ
ジャパネットたかたの端末+SIMのセットは元々プランの中にかけ放題が組み込まれており、さらに訪問サポートもついているため、かなりお得感があります。
ただし、ジャパネットたかたは選べる端末が少ないほか、プランの変更ができないため、普段あまり電話をしない方には向きません。
また、ジャパネットたかたではSIMカードのみでの販売を行っていないため、SIMカードのみを購入したい場合は本家Yモバイル一択になります。
また、ワイモバイルでは2月18日から新プランが始まるため、新プランだと組み合わせ次第ではジャパネットたかたよりも安くなることにご注意ください。
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