


1人で使っても高いのに、夫婦で使っていると余計に高く感じるかと思います。それに毎月必ず発生するものですから、できるだけ安くできたら嬉しいですよね。

格安SIMの中には家族割やシェアプランなど、家族向けのサービスが充実しているものがあります。
そういった格安SIMを夫婦で利用すれば、スマホ代を年間10万円節約することもできるんです。
ということで本記事では、
- 夫婦で乗り換えるのにおすすめの格安SIM
- 夫婦で格安SIMを使う際の注意点
- スマホ本体の選び方
について詳しく解説します。
「夫婦のスマホ代をどうにかしたい」とお考えの方。ぜひ参考にしてみてくださいね。
目次
実は、夫婦で大手携帯会社から格安SIMに乗り換えると年間約9万円節約可能!



先にお伝えすると、UQモバイルの現在のプラン「くりこしプラン」に家族割がありません。それでも、圧倒的に大手キャリアと比べるとお得です。
例として、夫婦で大手キャリアであるauから格安SIMのUQモバイルに乗り換えるケースを見てみましょう。
夫・妻ともにデータ通信量は3GBで、5分以内の通話が無料になる5分かけ放題も利用するとします。
契約プランは以下の通りです。
- au:ピタットプラン(スーパーカケホ)でデータ通信量はそれぞれ3GB以下
- UQモバイル:くりこしプランS
au | UQモバイル | |
月額料金(夫) | 6,028円 | 1,628円 |
月額料金(妻) | 6,028円 | 1,628円 |
月額料金(合計) | 12,056円 | 3,256円 |
1年間のスマホ代 | 144,672円 | 39,072円 |
なんと、夫婦でauからUQモバイルに乗り換えることで1年あたり100,000円以上も安くなることが分かりましたね。
もちろん、実際にどれくらい安くなるかは格安SIMやプランによりますが、場合によっては年間10万円以上安くなるケースもあるんです。


夫婦で乗り換えるのにおすすめな格安SIM5選!
さて、ここまでのご説明で夫婦で格安SIMに乗り換えることで、スマホ代が大幅に安くなることがお分かりいただけたかと思います。
ただ、格安SIMであればどの格安SIMに乗り換えても良いというわけではないんです。
夫婦で乗り換えるなら、家族向けのサービスが充実している格安SIMを選ぶ必要があるんです。

- 家族割の提供がある格安SIM
- シェアプランや通話料割引がある格安SIM
最後には私の独断と偏見で決めた「夫婦で利用するのに最もおすすめ格安SIM」もご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
グループ①家族割の提供がある格安SIM
こちらで解説のUQモバイルの家族割は旧プランに関する内容です。現在の「くりこしプラン」は家族割適用外です。
格安SIMはそのままでも料金が安いですが、家族割が適用されればさらに安くなります。
家族割が用意されている格安SIMは以下の3つです。
①UQモバイル:毎月500円の家族割あり!データシェアはなし
UQモバイルは家族で契約すると「UQ家族割」が適用され、2回線目以降は毎月500円の割引を受けることができます。
ただし、UQ家族割を受けるには以下の条件を満たす必要があります。
- 同一性・同一住所の家族であること
- スマホプランS/M/L/Rを契約していること
- 親回線1回線につき適用される子回線は最大9回線まで
例えば、夫婦でスマホプランSを契約し、夫を主回線・妻を子回線として契約すれば、妻は月額1480円で利用することができるんです。
こちらで解説のUQモバイルの家族割は旧プランに関する内容です。現在の「くりこしプラン」は家族割適用外です。

ただし、UQモバイルにはデータ通信量をシェアする機能はありません。夫婦間でデータ通信量をシェアしたい場合は後述するマイネオ、BIGLOBEモバイル、IIJmioのいずれかがおすすめです。
家族割の詳細はこちら!
②Yモバイル:毎月1,080円の家族割あり!契約回線が多ければ多いほどお得
Yモバイルも家族で契約すると「家族割引」により2回線目以降は月額料金が1,080円割引されます。
主要プランであるシンプルプランS/M/Lを契約することが条件で、割引に期限がない点や、主回線を除いて9回線まで適用できる点もUQモバイルと同じです。


これは現在の格安SIMの料金の中でも最安水準です。
さらに、Yモバイルはソフトバンクの光回線とセットにすると「おうち割 光セット(A)」という割引が適用されます。
家族割引と金額は変わりませんが、おうち割光セットは主回線(1回線目)から適用となるため、お得です。
家族割引 | おうち割 光セット(A) | |
シンプルプランS | -1,080円/月 (2回線目以降) |
-1,080円/月 |
シンプルプランM | ||
シンプルプランL |

UQモバイル | Yモバイル(家族割) | Yモバイル(おうち割) | |
1回線目 | 1,628円 | 2,178円 | 990円 |
2回線目 | 990円 | ||
3回線目 | |||
4回線目 | |||
5回線目 | |||
合計 | 8,140円 | 6,138円 | 4,950円 |
このように契約する回線が多ければ多いほど、Yモバイルの方がお得という事がわかります。
Y!mobile公式サイト
③マイネオ:毎月50円の家族割あり!割引額は少ないが、基本料金がそもそも安い。
マイネオでは家族割引または複数回線割引によって1回線につき55円の割引を受けることが可能です。
UQモバイル/Yモバイルの家族割の対象は2回線目以降でしたが、マイネオの割引は主回線を含むすべての回線が対象となっています。
つまり、夫婦で契約した場合はそれぞれ55円引きなので、合計で110円の割引が受けられます。
また、家族割引と複数回線割引のどちらが適用されるかは、マイネオの契約の仕方により異なります。
- 1人の名義(同一ID)で複数回線を契約する:複数回線割引
- 家族それぞれが自分の名義で個別に契約する:家族割引
たとえば夫名義で2回線契約し、そのうちの1つを妻が利用する場合は「複数回線割引」が適用されます。一方、夫と妻がそれぞれの名義でマイネオを契約した場合は「家族割引」が適用されます。
割引額はどちらを選んでも同じなので、
- 支払いを1つ(のクレジットカード)にまとめたい:同一IDで複数契約して複数回線割引
- 名義や支払いを別々にしたい:家族が個別に契約して家族割引
といったように選ぶと良いでしょう。


しかしその代わり、月額料金に関しては3社の中で最も安いです。
UQモバイル/YモバイルのプランSと一番近い5GBのプランであれば1,518円(家族割適用前)となります。
ただし、3回線以上の契約をする場合はYモバイルの方が安くなります。表にして見てみましょう。
UQモバイル | Yモバイル(家族割) | mineo(家族割)※5GB | |
1回線目 | 1,628円 | 2,178円 | 1,463円 |
2回線目 | 990円 | ||
3回線目 | |||
合計 | 4,884円 | 4,158円 | 4,389円 |


mineoの料金の詳細記事でも解説してるのでもっと詳しく知りたい方は是非ご確認ください!
グループ②家族割はないが、家族でデータシェアができたり通話料割引がある格安SIM
続いて、家族割はないがシェアプランや通話料割引がある格安SIMです。
データシェアをできる格安SIMはいくつかありますが、その中でもおすすめなのが以下の2つです。
BIGLOBEモバイルは名義を統一せずMNPできる、IIJmioは家族間の通話料が安くなるという特徴があります。
①BIGLOBEモバイル:シェアSIMが利用できる
BIGLOBEモバイルは「シェアSIM」オプションを利用することで最大5枚のSIMカードで容量をシェアできます。
シェアSIMの利用料は以下の通りです。
音声通話SIM | SMS付きデータSIM | データSIM※ |
900円/月 | 320円/月 | 200円/月 |
※au回線のタイプAにはデータSIMがない
例えば、6GBのプランを契約し、それを夫婦で分け合う場合の月額料金は2,150円+900円=3,050円となります。一般的な格安SIMは3GBで1,600円なので、1人当たり3GBで1,525円と考えると安いですよね。

通常、格安SIMのシェアプランでは同一名義で複数のSIMカードを契約することになります。つまり、MNPを利用して他社から乗り換える場合は事前に名義を統一しておかないと乗り換えができません。



名義を統一せずにシェアプランが利用できる格安SIMはほとんどないので貴重ですね。
②IIJmio:シェアSIMも家族間通話料割引もあり
IIJmioでは12GBのファミリーシェアプランなら最大10枚、その他のプランでも2枚のSIMカードでシェア可能です。
追加SIMの利用料は以下の通りです。
音声通話SIM | SMS付きデータSIM※ | データSIM |
1,100円/月 | 540円/月 | 400円/月 |
※au回線のタイプAにはデータSIMがなく、SMS付きデータSIMをデータSIMと同じ料金で利用可能
ファミリーシェアプランの2~3枚目については、追加SIM利用料400円がかからないので、上記の表より400円安く使えます。例えば、ファミリーシェアプランを夫婦2人で分け合う場合は3,260円+900円=4,160円となる計算です。

さらに、通話料が半額になる「みおふぉんダイアル」アプリを併用すると8円/30秒という安さで通話が可能です。

誰とでも3分&家族と10分 | 誰とでも10分&家族と30分 | |
月額料金 | 600円 | 830円 |
通話料(通常) | 1回3分までなら何度でも無料 | 1回10分までなら何度でも無料 |
通話料(同一mioID間) | 1回10分までなら何度でも無料 | 1回30分までなら何度でも無料 |
10分かけ放題の場合、同一mioID間ならオプション料は据え置きで1回30分までの通話が何度でも無料です。これなら、家族とだけたくさん電話をする方でも通話料の心配をする必要がないですよね。

結論:夫婦で使うのに、一番のおすすめはここ!


数がたくさんあったので、結局どれがいいのかわからなくなってしまったという方もいらっしゃるかと思います。
そこで、私の独断と偏見でオススメを選べせていただくと…
とくにおすすめなのは「UQモバイル」と「Yモバイル」の2つです。
Yモバイルは毎月1,080円の割引をずっと受けられるのはやはりお得と言えます。
そしてUQモバイルは価格面だけなら一番安くないものの、かけ放題オプションが使えるので、長電話をする方でなければ家族間通話無料がなくても問題ないのも大きいです。
ただし、UQモバイルもYモバイルもシェアプランやデータ通信量をプレゼントする機能はありません。
そのような機能を使いたい方はmineo、BIGLOBEモバイル、IIJmioを検討するといいかもしれませんね。
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一番お得な契約の流れ:キャンペーンの活用もお忘れなく!
さて、格安SIMが決まったら、あとは申し込むだけです。
ここで申し込みの際に活用できるお得情報をみなさんと共有したいと思います!
格安SIMは普通に申し込んでももちろんお得ですが、申し込む際はキャンペーンを活用するとよりお得となります。
契約の流れを簡単にまとめました。
- 現在のキャリアからMNP予約番号を取得する
- 格安SIMをウェブから申し込む(キャンペーンを活用!)
- 初期設定(回線切り替え、APN設定)
MNPを利用して電話番号を引き継ぐ場合は、現在のキャリアからMNP予約番号を取得します。MNP予約番号は各キャリアのサポートに電話をすれば取得可能です。
- ドコモ:151(ドコモ携帯から)または0120-800-000(一般電話から)
- au:0077-75470
- ソフトバンク:5533(ソフトバンク携帯から)または0800-100-5533(一般電話から)
ドコモについてはパソコンからドコモオンラインにアクセスしても取得できます。
MNP予約番号を取得したら、あとは格安SIMを申し込むだけです。
ここで、注意点が1つ。
格安SIMはできればウェブから申し込むようにしましょう。


例えば、UQモバイルはUQモバイルキャッシュバック専用ページからスマホプランを申し込むことで最大10,000円のキャッシュバックがもらえます(特典金額は時時期によって変わりますでの、最新情報は上記のページでお確かめください)。
また、YモバイルではPayPayボーナスがもらえる複数のキャンペーンを実施しています。
- 端末セット契約で最大3,000円分のPayPayボーナスライトがもらえる※1
- SIMカード単体契約で、最大6,000円分のPayPayボーナスライトがもらえる※1
※1 Yahoo!モバイル公式オンラインストアのみ
これらのキャンペーンはいずれもウェブから申し込まないと適用されません。
ウェブ限定のキャンペーンが活用できるのとできないのでは、お得度にかなり差が出ますので、格安SIMを申し込む場合は必ずウェブから、キャンペーンを活用して申し込みましょう!
キャンペーン詳細はこちら!
Y!mobile公式サイト
夫婦で格安SIMを利用する際に注意したいこと
さて、ここまでオススメの格安SIMとお得な契約方法をご紹介してきましたので、続いて夫婦で格安SIMを契約する際の注意点をご紹介したいと思います。
夫婦で格安SIMを利用する際は以下の点に注意が必要です。
ココに注意
- 家族間無料通話はない
- MNPでシェアプランに乗り換える場合は事前に名義を統一しておく

例えば、IIJmioに夫名義で乗り換えてシェアSIMを使う場合は、乗り換える前に大手携帯会社の夫婦の契約を夫名義でまとめておきましょう。BIGLOBEモバイルだけは名義を統一せずにMNPで容量シェアができるので、名義をまとめたくない時は検討してみてくださいね。
格安SIM乗り換えと同時にスマホも新しくしたい!どんな機種がいい?どんな基準で選ぶのが良い?


もちろん、格安SIMでもスマホの取り扱いはあります。むしろ大手キャリアと違い、格安SIMの場合はスマホの選択肢が多いくらいです。

ただ選択肢が多いと多いで…どれを選べばいいのか分からないという方も多いのではないでしょか?

スマホを選ぶ際は「自分の用途に合った機能・性能のスマホを選ぶ」とだけ覚えておけばOKです。
具体的には、
- ゲームを頻繁にプレイする:スペックが高いスマホを選ぶ
- ゲームをほとんどせず安く済ませたい:コスパの良いスマホにする
- おサイフケータイを使いたい:おサイフケータイ対応スマホを選ぶ
といったように、ご自身のスマホの使い方を把握し、それに見合ったスマホを買うようにしましょう。
例えば、ゲームを頻繁にプレイする方が安いからと言って低スペックのスマホを買うと思う様にゲームがプレイできなくなってしまいます。逆に、電話とメールくらいしか使わないのに10万円以上するようなハイスペックスマホを買うのは無駄ですよね。


また、一般的なSIMフリースマホのおすすめスマホは「【最新】おすすめSIMフリーAndroid全12機種決定版!あなたにぴったりなのはこれ!」でご紹介していますので、UQモバイルとYモバイル以外で検討中の方はこちらを参考にしてみてくださいね。
まとめ:格安SIMは夫婦でも快適に利用可能!中でも家族割の金額が大きいUQモバイルやYモバイルがお得!
いかかでしたか。
今回は夫婦で乗り換えるのにおすすめの格安SIMや注意点をまとめました。
ポイント
- 夫婦で格安SIMに乗り換えれば、年間10万円節約することも可能!
- Yモバイルは家族割がお得。契約回線が多ければ多いほどお得。
- マイネオの家族割は安いが月額料金が一番安い。ただ回線数が多い場合はYモバイルより高くなる
- BIGLOBEモバイルは名義を統一せずシェアプランにMNPできる
- IIJmioは格安SIMでは珍しく家族間の通話料がお得になる
- 格安SIMでは家族間無料通話はない
- MNPでシェアプランに乗り換える場合、乗り換え前に名義を1つに統一しておく
- 端末を選ぶ際は、まず自分のスマホの使い方を整理する
格安SIMはたくさんありますが、夫婦で乗り換えるなら以下の5つが特におすすめですね。
割引を優先するならUQモバイルやYモバイル、夫婦間の通話が多いならIIJmioなど、それぞれにメリットや特徴がありますので、夫婦のスマホの使い方に合わせて選びましょう。
また、契約する際は、キャンペーンを利用することも忘れないでくださいね。